日本縦断ロードトリップ2020秋【6日目】八幡浜から西土佐

滑床渓谷 木々の間からのぞく滝

こんにちは。10月中に札幌に着くことを目標に、福岡からホンダライフで一人旅をしている「しぜんfan」のPollyです。

旅が好きな方って多いと思うのですが、人によって「旅の楽しみ」は違いますよね。

グルメが一番!という方もいれば、お土産の物色、神社仏閣めぐり、有名な建築物、などなど…。

私の場合は断然「景勝地」と「自然散策」、そして「写真撮影」。これがなければ旅とは言えない!というくらいです。

屋外の石の上に置かれた一眼レフカメラ(キャノンのEOS)
私のカメラと愛車

おかげで毎日へとへとですが、せっかく遠くに来たならば、疲れも気になりません。温泉にでも入ってぐっすり眠れば大丈夫。

もうアラフォー、まだアラフォーですから☺!

軽自動車と言えど、後部座席をフラットにしたりして荷物をうまく配置すれば、車中泊も意外と快適です。なにせ座椅子を積んでますから、寝心地はそう悪くないですよ(笑)

そんな感じのロードトリップ記でございますが、よろしければお付き合いくださいませ。

それでは6日目、10月11日!

ロードトリップ6日目の概要

6日目は、愛媛の八幡浜港にある「道の駅 八幡浜みなっと」からスタート。

ゴールは、高知西部にある「道の駅 よって西土佐」という、愛媛との県境近くにある道の駅です。

途中、メインルートを外れて峠の上の展望台に行ったり、山奥の渓谷や棚田に行ったりしましたので、この日の走行距離は、単純距離よりは多めの「125km」という結果に。

四国と言えば「離合の難しい川や渓谷沿いの細い国道」というイメージですが、この日はまだその洗礼は受けず、快適な山景色ドライブでした。

途中の「宇和島城」では歴史や人の気配を感じることもできましたし、観光のバラエティ的にもバランスの良い一日になったと思います。

そして、一番嬉しかったのは、西予市宇和町のガソリンが激安だったこと!

普通のクレカ支払いで、リッター118円で入れることができました☺ 迷わず満タンにしましたよ。

実はこの前日、大分の臼杵では139円だったんですよね。福岡より高かったので、満タンにはせず10Lだけにしておいたところだったんです。

待ってみておいて本当に良かった!

「何をちまちましたことを」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、塵も積もればですし、入れた後でもっと安いところを見つけると地味に屈辱だったりしませんか(笑)?

それにしても、ガソリンの安い地域、高い地域がありますが、あれってどういう仕組みなんでしょう。大きな港があるとか物資輸送の中継地点であるとか、立地的なことが大きく関与しているのでしょうか。

私の地元の福岡近辺でいうと、佐賀の鳥栖がガソリンの安いエリアとして有名です。

鳥栖には高速道路の大きなジャンクションがあり、九州最大の物流拠点となっているような場所ですので、安いのはそのせいなのかなぁと勝手に推測しています。

ドライバー業の方や物流関係にお勤めの方なら、真相をご存じなのかも?

さて、それではこの日の景勝地紹介に入っていきましょう!

6日目の主な観光スポット

道の駅 八幡浜みなっと

いきなりですが、車中泊をさせていただいた「みなっと」から、既に景勝地観光はスタートしました。

八幡浜港にあるこの道の駅のトイレの素晴らしさについては前回の記事で書き綴らせていただきましたが、景観的な立地もなかなかのものです。

道の駅 八幡浜みなっとの駐車場

この港、ただの港なわけではなく、入り組んだ地形にある小ぶりな港なんですね。海を挟んですぐ対岸に丘が見えたりして、独特の風景美を醸し出しています。

また、道の駅と海の間には広々とした芝生広場やボードウォークがあり、ちょっとした散策にも最適。少し足を延ばせば、フェリーの姿も見られます。

それだけではありません。

道の駅には「どーや市場」という魚市場も隣接しており、その直営の「どーや食堂」が朝7時から開店。そのせいもあってか、周辺は早朝から賑やかでした。

道の駅八幡浜みなっと「どーや市場」外観

かつ駐車場も広大なため、私のように車で夜間滞在する人も少なくないようです。

しかし、駐車場の利用はあくまでも「施設利用者ならびに道路利用者が一時的に休憩するため」に限られますので、やはり堂々と長いこと居座るのはNGですよね。

道の駅 八幡浜みなっとの「目的外駐車禁止」の看板

道の駅に着くやいなや、こういった(↑)駐車場の注意書きをすぐさまに探すクセが付いた今日この頃です。

※「道の駅 八幡浜みなっと」の公式サイトはこちら

マンモス・アート

西予市宇和町 土器ドキ街道のマンモスアート

こちら、ガソリンを安価で入れてホクホクした後にいきなり出現したマンモスです。場所は西予市宇和町。「土器ドキ街道」と呼ばれる県道25号を走っていると出てきました。

一瞬通り過ぎ、やっぱり思い直してUターンし、車道脇に停車して激写。

後になって調べてみると、毎年春に行われる「れんげまつり」を盛り上げようということで2011年に東京の武蔵野美術大学と地元有志が協力して制作した“藁アート”だそうです。

以来、地元住民の協力で維持・管理されており、JRの車窓からの撮影スポットとしても人気なんだとか。(情報:西予市観光物産協会公式サイト「わらマンモス」)

何も知らずに通りかかると、100%の確率でびっくりすると思います(笑)

法華津峠展望台

「法華津峠」は、西予市宇和町から宇和島市田町に入るあたりにある峠です。

普通ならば国道56号でシューンと通り過ぎるところを、離脱して山道を登り詰めます。標高は、436m。

法華津峠展望台

あの海は「宇和海」といって、「足摺宇和海国立公園の一部なんだそう。リアス式海岸で、小島もたくさん浮かんでいて、とっても美しい景色でした。

石碑のある岩の上ギリギリに立って写真を撮っていると、どこからともなく電車の走る音が聞こえてきたので下を覗いてみると、はるか下方をちょうど電車が走っていくところでした。

法華津峠から見下ろすJR予讃線のアンパンマン列車

しかも、よく見るとアンパンマン柄。ラッキー、得した気分。

ここまで登るのはけっこう大変ですが、天気のいい日は行ってみて正解!な展望台だと思いました。

静けさが最高です。

※西予市観光物産協会「せいよじかん」の法華津峠紹介ページはこちら

宇和島城

さて、やって来ました宇和島市の「宇和島城」。

宇和島城天守正面

ちんまりと上品な、しかし味のある、素敵なお城。

正直、市街地に入るの面倒くさいなぁと思いもしつつ、せっかくの機会なのでと立ち寄ってみたのです。が、来てみて良かったです。

このお城は小高い丘の上に建っていますので、石段なり坂道なりをせっせと登っていくわけですが、ゆえに展望台にもなるんですよね。すなわち眺めよし!

宇和島城天守2階より北側の眺望
天守2階より、北側の景色

登る道中も素晴らしいものでした。

宇和島城の石段
宇和島城 天守への石段

苔むした石段やら、草がぼーぼー飛び出した石垣やら。一歩一歩に歴史を感じます。

しかも宇和島城は、天守が現存する12城のうちのひとつでもあるという事実。四国には、12城のうちの4つもあるんですね。(宇和島城、高知城、丸亀城、松山城)

駐車場は、探すのにちょっと手間取りましたが、お城の東側の登城口(上り立ち門じゃないほう)の入口そばにありましたよ。1時間100円という良心価格です。

ちなみに、天守への入場料は200円でした。

宇和島市による宇和島城情報ページこちら

滑床渓谷

次に向かった「滑床渓谷」は、宇和島市内からぐるりと東側に回り込んで行かねばならず、四万十市方面へ向かいたい私にとっては結構な寄り道でした。

しかし、こちらも心底、行ってみて良かった場所です。

何より、とにかく美しい。

滑床渓谷 勢いよく流れ来る渓流

川沿いに遊歩道が整備されているのですが、それがもう、どこまでいっても次から次に絵になる風景の連続。

ちょっと立ち寄るだけではとてもじゃないけど味わいつくせない、最高の渓谷でした。

予定外に歩き続ける私の足(笑)

後で調べてみると、愛媛県観光物産協会のサイトに「渓谷に沿って約12kmの遊歩道が整備されており」と書いてありましたよ。長!

なんでも、「雪輪の滝」という一枚岩の滝が「日本の滝100選」にも選ばれているんだそうですが、私はそれは見逃しました。

しかし、どこをとっても美しいと私は感じましたので、無理して必要以上に歩きまくらなくてもいいのではないでしょうか。自分の気に入ったスポットで、岩の上にぼーっと座って清流の流れを見るだけもアリですよね。

↑ こんな景色を眺めながら座れそうな岩はいくらでもありましたよ☺

渓谷以外の部分はどうかというと、駐車場のある付近には売店を兼ねた「アウトドアセンター」や「水際のロッジ」という宿泊施設、人気ピザ屋さんなどもあり、そして、猿もいました

滑床渓谷の駐車場に座るニホンザル

けっこう頻繁に出て来るようで、アウトドアセンター前には「エサをあげないでください」との看板も。

駐車場に出没したこの猿(↑)は、私を見ても寄って来ることはありませんでしたが、食べ物を貰い慣れてしまうとやっかいでしょうからね。

猿も出るほど自然豊かな滑床渓谷、新緑や紅葉の時期にまたいつか行ってみたいです。

滑床渓谷の後は、実は「奥内棚田の里」というところに寄ってみたのですが、行った時間帯がちょうど山の影になってしまう時間帯で、あまりいい写真が撮れませんでした。

奥内棚田の里(愛媛)
「奥内棚田の里」の一部

なので、詳細はここでは割愛。

この後は、営業終了間近に「道の駅 よって西土佐」にたどり着き、同駅をクイックリー見学し(すごく素敵な道の駅でした!)、満点の星空を眺め、しばし車内でブログ作業をし、疲れて就寝。

おつかれさまでした!

~補足~

「よって西土佐」の近隣には民家があるため、建物前の駐車場は夜間駐車禁止となっています(騒音防止のため)。

道の駅よって西土佐の駐車場に貼りだされた夜間駐車禁止の張り紙

道を挟んだところに第2駐車場のようなところがあるので、私は日没前からそこに停め、朝までエンジンをかけないようにして過ごさせていただきました。

夜間にエンジンやジェネレーターをかけたいという場合は、道の駅から400mほどのところ(橋のたもと付近)に公衆トイレのある広い駐車場がありましたので、そちらに停めさせてもらってもいいかもしれません。

ご情報まで。

以上、旅の6日目の内容でした!

明日(7日目)の予定

さて、明日の予定ですが、メインは四万十川」です。

四万十市まで川沿いを一気に下り、道すがら適当に観光し、後は一路高知市を目指して行けるところまで行こうかと思っております。

しばらく雨は降らないようですが、明日も晴れるかな?

そろそろ疲れが溜まって来る頃なので、四国ロード、安全運転でいきたいと思います! 旅の景色は、インスタ(k_polly_n)に随時アップしていますので、よろしければチェックしてみてください☺

最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。

それでは、よい一日を!

Polly

※当記事内の写真および現地情報は、全て2020年10月11日時点のものです。

高瀬沈下橋の上から橋の出口方向を真っ直ぐ向いた画