③南関東編―2020新ご当地ナンバー含む全31地域を地図でみてみよう!

千葉県のナンバープレート区分2020

※当記事は、2020年2月7日に初回作成したものです。

こんにちは! 観光旅行好きの福岡市民、「しぜんfan」のPollyです。

昨年末から、「2020年春に新登場予定のご当地ナンバー(新たな地域名表示ナンバー)も含め、日本全国のナンバープレートの地域分けを地図で見てみよう!」というシリーズを地道にやっております。

北からスタートし、第一弾では北海道と東北6県を、第二弾では甲信越(新潟・長野・山梨)と北関東(群馬・栃木・茨城)の6県を調査いたしました。

今回はその第三弾! 埼玉・千葉・東京・神奈川の【南関東編】です。


関東圏に住んだことがない私には、この「南関東」という呼び方が普通に使われているものなのかどうなのか、実はよく分かりません。

首都圏4都県と呼んだほうが耳馴染みがいいのでしょうか。

当初は「関東7県」で括るつもりだったのですが…なにしろこの南の4都県は2020年度からの新ナンバーが多い

そして、元々のナンバー数も多い

スクロール地獄な記事になってしまうのを防ぐため、北関東と南関東を切り離すことにしたのでした。

ご当地ナンバーそのものについての説明は【北海道・東北編】に、これまでの全国の導入地域リストは【甲信越・北関東編】内にまとめてありますので、よろしければそちらをご覧くださいませ。

それでは、いってみましょう!

2020.3.10追記

国土交通省の公式発表によると、新ご当地ナンバーの交付開始日は令和2年5月11日(月)に決定したようです。

当記事はナンバーの「地域名」にフォーカスしたものです。「図柄」に興味のある方は、以下の国土交通省による公式ページをチェックしてみてください☺

地方版図柄入りナンバープレート



埼玉県のナンバー

トップバッターは埼玉県です。

埼玉県には現時点で7種類のナンバーがあり、2020年度から加わる新ナンバーはありません

元は『大宮所沢熊谷(くまがや)・春日部』の4種類でしたが、2006年に所沢から『川越』がご当地ナンバーとして独立し、続いて2014年には『川口』と『越谷(こしがや)』が、それぞれ大宮と春日部から独立しています。

埼玉県のナンバープレート区分図 2020年度
埼玉県のナンバープレート地域区分
熊谷ナンバー

熊谷市行田市秩父市加須市本庄市東松山市羽生市鴻巣市深谷市、比企郡滑川町嵐山町小川町川島町吉見町鳩山町ときがわ町、秩父郡横瀬町皆野町長瀞町小鹿野町東秩父村、児玉郡美里町神川町上里町、大里郡寄居町

大宮ナンバー

さいたま市上尾市桶川市蕨市蓮田市戸田市北本市白岡市、北足立郡伊奈町

川口ナンバー(2014.11~)

川口市

所沢ナンバー

所沢市飯能市狭山市入間市日高市朝霞市志木市和光市新座市富士見市ふじみ野市、入間郡三芳町

川越ナンバー(2006.10~)

川越市坂戸市鶴ヶ島市、入間郡毛呂山町越生町

春日部ナンバー

春日部市草加市三郷市八潮市久喜市幸手市吉川市、南埼玉郡宮代町、北葛飾郡杉戸町松伏町

越谷ナンバー(2014.11~)

越谷市

まず私のような関東に縁遠い者にとって小さな驚きだったのは、“埼玉ナンバー”がないことです。

確かに、埼玉県の県庁所在地は以前は浦和市で、元々“埼玉市”なるものは存在しませんでした。(現在の「さいたま市」は、2001年に浦和市・大宮市・与野市の3市が合併して誕生。)

でも、だったらなぜ「浦和ナンバー」はなくて、「大宮ナンバー」だったんでしょうか。運輸支局の設置場所を決めた当時は、浦和市より大宮市の方が人口が多かったというような理由でもあるのでしょうか。

ちょっとした疑問です。

それから、川口ナンバーと越谷ナンバーがそれぞれ一市単独で構成されていることにも注目です。

次にご紹介する千葉県でも一市単独ナンバーが続出しているようですし、人口・車両登録台数の多い首都圏域では、エリアの細分化を望む声が多いということなのかもしれませんね。

とにかく、私にはよく分からない埼玉県内各市の力関係。少しでも把握するために、人口ランキングを調べてみました。(情報元:埼玉県公式サイト)

埼玉県の都市人口ランキング(令和元年12月1日現在)

1位さいたま(130.9万)、2位川口(59.3万)、3位川越(35.4万)、4位越谷(34.6万)、5位所沢(34.1万)、6位草加(25.1万)、7位春日部(23万)、8位上尾(22.6万)、9位熊谷(19.5万)、10位新座(16.4万)

2位の川口市の2倍以上という圧倒的な差で、やはりさいたま市が堂々1位です。

こうなると気になってくる、さいたま市内各区の人口ランキングも徹底調査。

さいたま市各区の人口ランキング(令和元年12月1日現在)

1位南区(19.1万)、2位見沼区(16.4万)、3位浦和区(16.3万)、4位北区(14.6万)、5位緑区(12.5万)、6位大宮区(11.7万)、7位中央区(10.2万)、8位桜区(9.8万)、9位西区(9.2万)

1位は、浦和でも大宮でもなく「南区」でした。このランキングを見ると、ますます「大宮ナンバー」のことを皆さんがどう思っているのか、気になるところです。



千葉県のナンバー

続いての千葉県からは今回、新ご当地ナンバーが4つも登場します。

まず、元々あったナンバーをみてみると、ご当地ナンバー制度が始まるまでは『千葉習志野袖ヶ浦野田』の4種類でした。

そこに2006年10月から『成田』が加わり、さらに2020年度からは船橋市川市原松戸が加わり合計10種類となります

しかもこれらの新ナンバーは、いずれも一市のみで構成された“単独ナンバー”。地図で見ると、東京・埼玉寄りのエリアがかなりごちゃっとなってしまいました。(言い方が悪くてすみません汗)

千葉県のナンバープレート地域区分図 2020年度
千葉県のナンバープレート地域区分図
千葉ナンバー

千葉市銚子市佐倉市東金市旭市四街道市八街市匝瑳市香取市大網白里市、山武郡九十九里町、香取郡東庄町、印旛郡酒々井町

成田ナンバー(2006.10~)

成田市山武市富里市、山武郡横芝光町芝山町、香取郡神崎町多古町

習志野ナンバー

習志野市八千代市鎌ヶ谷市浦安市印西市白井市、印旛郡栄町

市川ナンバー2020.5~

市川市

船橋ナンバー2020.5~

船橋市

野田ナンバー

流山市野田市

柏ナンバー(2006.10~)

柏市我孫子市

松戸ナンバー2020.5~

松戸市

袖ヶ浦ナンバー

館山市木更津市茂原市勝浦市鴨川市君津市富津市袖ヶ浦市いすみ市南房総市、長生郡一宮町睦沢町長生村白子町長柄町長南町、夷隅郡大多喜町御宿町、安房郡鋸南町

市原ナンバー2020.5~

市原市

千葉県のナンバープレート区分2020

千葉県へは成田空港を利用するために何度も“行った”他、船橋周辺や房総半島をちょこっと観光したことはありますが、どの街がそれぞれどのくらいの規模なのか、私にはチンプンカンプン。

記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。

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そこで、こちらも各市の人口ランキングを調べてみました。(情報元:千葉県公式サイト)

埼玉県の都市人口ランキング(令和2年1月1日現在)

1位千葉市(98万)、2位船橋市(64万)、3位市川市(49.6万)、4位松戸市(49.3万)、5位柏市(43万)、6位市原市(27万)、7位八千代市(19.8万)、8位流山市(19.5万)、9位習志野市(17.4万)、10位佐倉市(17.1万)

東京都や埼玉県に隣接しているエリアから、東京湾に沿って帯状に人口が集中しているようです。ナンバーの数も、そのあたりで多くなっているんですね。

人口1位はやはり県庁所在地の千葉市ですが、意外にも100万人に達していないということに少し驚きました。

さいたま市(約131万人)と同じくらいの人口だと想像していたのですが、やはり東京方面へのアクセスの良し悪しが影響しているのかな、と勝手に思ってみたり。

ちなみに、ディズニーリゾートのある浦安市は「11位」、ナンバーの一つにもなっている野田市は「12位」でした。

あらためてナンバー区分を地図で見てみると、流山市(松戸市のすぐ上)がそのうち「うちも独立する!」と言い出すのではないかと冷や冷やしますね。

いや、別に“冷や冷や”しなくてもいいのですが(笑)、エリア内での引っ越し&住所変更が面倒くさくなりそう…。



東京都のナンバー

さてさて、次はいよいよ日本国の中心・東京都です。

東京に2020年度から登場する新ご当地ナンバーは、板橋葛飾江東の3種類です。

元々は『品川練馬足立多摩八王子』の5つだったところ、2014年に『世田谷杉並』が誕生し、さらに今回新たに3つ独立しますので、2020年度からは合わせて10地域になるということです。先ほどの千葉県と同じ数です。

2019年度までは愛知県の「8つ」が都道府県別の最多ナンバーでしたが、今回、千葉と東京がそれを追い越してトップに躍り出ることとなりました。

東京都のナンバープレート地域表示名区分図 2020年度
東京都のナンバープレート地域区分図
品川ナンバー

中央区港区品川区大田区千代田区渋谷区目黒区大島町新島村神津島村利島村三宅村御蔵島村八丈町青ヶ島村小笠原村

世田谷ナンバー(2014.11~)

世田谷区

練馬ナンバー

練馬区北区新宿区豊島区文京区中野区

杉並ナンバー(2014.11~)

杉並区

板橋ナンバー2020.5~

板橋区

足立ナンバー

足立区荒川区台東区墨田区江戸川区

葛飾ナンバー2020.5~

葛飾区

江東ナンバー2020.5~

江東区

多摩ナンバー

三鷹市調布市小金井市立川市昭島市町田市武蔵野市東村山市国分寺市小平市西東京市東大和市東久留米市武蔵村山市狛江市清瀬市多摩市稲城市府中市国立市

八王子ナンバー

八王子市青梅市日野市福生市あきる野市羽村市、西多摩郡瑞穂町日の出町檜原村奥多摩町

東京都ナンバープレート地域区分2020

私のような田舎者でも、さすがに「東京23区」それぞれの名称くらいは一通り聞いたことがありますが、その23区のナンバー地域区分が当初は足立」「品川」「練馬の3つだったということは知りませんでした。

でもなぜこの3区なのかは皆目見当がつきません。品川ナンバーエリアなんて、区の面積の広さからいくと「大田ナンバー」になっていてもよさそうなものですけどね。

ところで品川ナンバーといえば、2014年に『品川』から『世田谷』が独立しようかというとき、一部の住民が反対して揉めたと聞いたことがあります。

結果的には導入されたわけですが、今ではみなさん、世田谷ナンバーを楽しんでいらっしゃるでしょうか。(余計なお世話ですけど…)

世田谷に限らず、一地方居住者としては、こういった首都圏の一区・一市が単独ナンバーにするのって何だかピンときません。

そもそも、ご当地ナンバーの主旨は「地域振興と観光振興のために地域名をブランド化しよう」というもの。『知床』『会津』『富士山』など、その土地の自然環境や文化的特色が詰まったような地域名ならば大賛成なのですが、全国的に見ると東京23区はひとまとまりで「東京」です。

だからこそ分離して地域性を高めたいということだとは思いますが…いくら人口が多くても面積は小さいわけですし、必要以上に分裂しなくてもいいのではないかと個人的には思います。

このシリーズの回を重ねるごとに、導入基準のあいまいさのようなものを感じずにはいられない「ご当地ナンバー制度」なのでした。

東京都を締めくくる前に、都内の人口ランキングを載せてみましょう。(情報元:国土地理協会「2019年4月調査 市町村別 人口・世帯数」)

東京都内の人口ランキング(2019年4月)

1位世田谷区(91.2万)、2位練馬区(73.5万)、3位大田区(73.3万)、4位江戸川区(69.8万)、5位足立区(68.9万)、6位杉並区(57.2万)、7位板橋区(56.9万)、8位八王子市(56.1万)、9位江東区(51.9万)、10位葛飾区(46.3万)、11位:町田市(42.9万)、12位:品川区(39.7万)、13位:北区(35.2万)、14位:新宿区(34.6万)、15位:中野区(33.3万)

さすがにすごい人口ですね!

この順位は「常住人口」(ざっくり言うと“夜の人口”)ですので、さすがに港区・渋谷区・千代田区・目黒区あたりはトップ15にはランクインしていないようです。

では、オフィスの数や勤務者数(“昼の人口”)ではどの区が1位になるのでしょうか。

気になって調べてみたところ、東京都による2018年3月のデータ(「東京都の昼間人口」(従業地・通学地による人口)の概要)によると、昼間人口では港区の940,785人が一番多いそうです。

その他、昼間人口の多い区は新宿区、千代田区、世田谷区など。

昼と夜を総合して考えると、車のナンバーという観点では品川ナンバー東京の中心の中心”で、次に『世田谷』や『練馬』が続くというイメージなのかもしれません。

個人的には『多摩』のほうがカッコイイですけどね、本気で。

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神奈川県のナンバー

南関東4県の最後を飾るのは神奈川県です。

神奈川県には2020年度からの新ご当地ナンバーはなく、というか、これまでにご当地ナンバー自体が導入されたことはなく引き続き『横浜・川崎・湘南・相模』の4種類となります。

神奈川県のナンバープレート地域名区分2020
神奈川県のナンバープレート地域区分
横浜ナンバー

横浜市横須賀市鎌倉市三浦市逗子市、三浦郡葉山町

川崎ナンバー

川崎市

湘南ナンバー

平塚市藤沢市茅ヶ崎市小田原市秦野市伊勢原市南足柄市寒川町大磯町二宮町大井町開成町中井町松田町山北町箱根町真鶴町湯河原町

相模ナンバー

厚木市海老名市綾瀬市大和市相模原市座間市、愛甲郡愛川町清川村

東京都に次ぐ人口を有する神奈川県なだけに、埼玉や千葉県ばりに大変なナンバー区分になるのかと思いきや、予想に反してシンプルな状況でした。

県民の方々は「湘南」と「相模」の区分にもやもやしたりもするようですが…土地鑑のない私にはそのあたりのことはよく分からず。

逆によそ者だからこその感覚で言わせていただくと、“湘南”ってもっと海沿いに限った地域のことなんだと思っていました。そんなことはないんですね。

そして、「鎌倉」や「箱根といった有名な地域名がご当地ナンバーになっていないのもまた意外。これまで北海道から南下してきて、もっとガツガツ(?)アピールしている地域もありましたから(笑)

周辺のどの市町村までを含めるのか、といった問題がクリアされないのか、現存のナンバー区分だけで十分という方針なのか。

今後の動向に注目したい神奈川県のナンバー地域分けでした。

最後に、ナンバーとは直接関係のないところで個人的に興味をそそられた、横浜市・川崎市・相模原市の区の数や人口について、寄り道して調べてみたいと思います。

まずは、神奈川県内各市の人口ランキングから。(情報元:神奈川県公式サイト内「神奈川県人口統計調査 公表資料」)

神奈川県の都市人口ランキング(令和2年1月1日)

1位横浜(375万)、2位川崎(153.2万)、3位相模原(72.3万)、4位藤沢(43.5万)、5位横須賀(39.3万)、6位平塚(25.8万)、7位茅ヶ崎(24.2万)、8位大和(23.8万)、9位厚木(22.5万)、10位小田原(19万)

先ほどの千葉・埼玉戦の勝者であるさいたま市(130.9万人)もはるかに凌いで、横浜市がダントツの1位です。東京23区の900万人超えには遠く及ばないにしても、さすが横浜です。

次に、県内上位3市の区の数も見てみましょう。

神奈川県3大都市の区数(区の並びは人口の多い順)

  1. 横浜市18区(港北区、青葉区、鶴見区、戸塚区、旭区、神奈川区、港南区、都筑区、保土ヶ谷区、金沢区、南区、緑区、磯子区、泉区、中区、瀬谷区、栄区、西区)
  2. 川崎市7区(中原区、高津区、川崎区、宮前区、多摩区、麻生区、幸区)
  3. 相模原市3区(南区、中央区、緑区)

横浜には18区もあるのに関わらず、近隣市町も含めて1つのナンバーなのに対して、川崎市は一市のみで独立ナンバー。

一市単独なのは、ご当地ナンバーならともかく、元々あった“スタメンナンバー”としては全国でも珍しいのではないかと思います。

つくづくナンバープレートの地域分けって、都道府県によって方針が違うものなんですね。

まとめ

以上、南関東4県のナンバープレート調査をお送りいたしました!

まとめとして埼玉県から順に列記してみると、以下のようになります。黄緑色がご当地ナンバーで、赤色が2020年5月からの「新」ご当地ナンバーです。

南関東のナンバープレートまとめ

  • 埼玉県(7)…大宮、所沢、熊谷、春日部、川越川口越谷
  • 千葉県(10)…千葉、習志野、袖ヶ浦、野田、成田船橋市川市原松戸
  • 東京都(10)…品川、練馬、足立、多摩、八王子、世田谷杉並板橋葛飾江東
  • 神奈川県(4)…横浜、川崎、湘南、相模

4県の中で一番人口の少ない千葉県が、一番人口の多い東京都と同じナンバー数で、

全国で2番目に人口の多い神奈川県が意外にも4つしかナンバーを持っていない、という発見がありました。 

さあ、これにて無事に関東圏を越えまして、次なる山場は愛知県

というわけで次回は中部【北陸&東海編】をお送りしたいと思いますので、機会があればぜひまたお付き合いくださいませ。

関連記事 その他地域はこちら

北海道・東北甲信越・北関東関西中国・四国九州・沖縄

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!

それではまた☺ Polly

※記事内の所属市町村リストは軽自動車検査協会「全国の事務所・支所一覧」を参考に作成しました。また、地図素材は白地図専門店のものを使用させていただきました。