こんにちは!本当は旅と自然がテーマの雑記ブログサイト、「しぜんfan」のPollyです。アラフォー福岡市民です。
そしてこの記事は、初心者に毛が生えたくらいの私が、初心者の視点で、これからプロ野球観戦を始めるという方々を応援するというシリーズの第2弾。
今回は主に「カウントボードの見方」についてご紹介してみたいと思います!
お読みいただく方にとって、気軽になんとなく基本ルールを知る機会となれば嬉しい限りです。
それでは、いってみましょう!
第三弾の用語集もどうぞ!
目次
ボールカウントとは
いきなりですが、野球の試合って長いですよね。
以前、そんなに野球に興味がなかった頃は、夜のゴールデンタイムに長々と野球中継があると「チッ」と思ったりしたものでした(笑)
ナイターの場合、テレビでは早ければ18時から放送が始まり、時間枠は21時まで。ひどいときは延長になります。
NPB(日本野球機構)による統計データでは、2019年セ・パ公式戦の平均試合時間は「3時間16分」だそうです。(※延長試合除く)
途中、ご飯の準備をしたり、CM中に違うチャンネルに変えたり、球場にいてもトイレに行ったり……試合中は何かしらで観戦離脱するものですよね。
そんなとき、いつ試合観戦を再開しても攻防状況をパッと把握する手助けをしてくれるのが、「カウントボード」というものです。
画面の隅に、点数や出塁状況とともにいつも表示されているのを目にしたことがあると思います。
これは、ピッチャー・バッター間での戦況を示す「ボールカウント」なるものを、一目で分かるように掲示したものです。
普通に観戦していても秒単位で確認してしまうくらいの、とても重要なもの。
逆に言うと、この表をどう見るかがチンプンカンプンであれば、それは観戦の楽しさの半分を知ることができていないということになります。
それはもったいない!
ということで今回は、この見方をマスターすることを第一目標として進めていきたいと思います。
カウントボードの見方
B、S、Oの意味
まずは手始めに、ボードに書いてあるアルファベットの意味から確認してみましょう。
- B …… Balls(ボール)
- S …… Strikes(ストライク)
- O …… Outs(アウト)
上からボール、ストライク、アウト、の順で並んでいます。
アウト
それぞれの意味を考えたときに、一番分かりやすいのがアウトなのではないでしょうか。
ご存じの通り野球は、バッターが3人アウトになるごとに「表と裏」「攻撃と守備」が切り替わりながら進行していくスポーツです。
なので、下の図のようにアウトのランプが2つ点(とも)っていると、「あ、あと1人アウトになれば攻守チェンジだな」と分かるというわけですよね。
ボールとストライク
初心者にとってちょっと分かりづらいのがボールとストライク。
その違いは追って詳しくご説明したいと思いますが、ボールかストライクかは、基本的にはピッチャーがどんな球を投げたかによって決まります。
ボールのランプが3つ点けば、これはバッターにとっては有利な状況です。
あと1つでフォアボール(四球)となり、歩いて一塁に出塁することができます。
ストライクのランプが2つ点けば、今度はピッチャーにとって有利な状況。
あと1つストライクをとればスリーストライク(三振)となり、そのバッターをアウトにすることができます。
ざっくり言うと、ボールのランプが点くことは「バッター」に有利で、ストライクが点くことは「ピッチャー」に有利ということ。
さらに言うと、ここでのバッターは「攻撃中のチーム」の代名詞で、ピッチャーは「守備中のチーム」の代名詞となります。
ボードの点き方には本当にいろいろなパターンがあり、初めのうちはパッとみてもピンとこなかったりもしますが、
「自分の応援しているチームが攻撃をしている場合、黄色と赤は増えない方がいいが、青が増えるのはいいこと」、というような基本を押さえるだけでもずいぶん違うと思いますよ!
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ここまでで、「どの色が何個点くか」が試合の進捗を示すということ、なんとなくイメージとして掴んでいただけたでしょうか。
カウントボードの見方の仕上げとして、まさに手に汗握るような状況であることを表す、キング・オブ・カウントをご紹介しましょう。
それがこちら、「フルカウント」です!
スリーボール、ツーストライク、ツーアウト。
(※ワンアウトでもフルカウントと言うこともあるようですが、ツーアウトのときが圧倒的に多いです。)
緑(青)が一つ増えてフォアボールになるか、黄色が一つ増えてスリーストライク&スリーアウトチェンジになるか、バッターが打って何かが起こるか…。
次にどう転ぶか分からない、絶好の盛り上がりポイントです!
ボールとストライクの違い
基本的なカウントボードの見方を押さえましたので、ここからは補足として、「ボールとストライクはどう違うのか」について、簡単にまとめてみたいと思います。
先ほど、「ボールかストライクかは、基本的にはピッチャーがどんな球を投げたかによる」ということをお話しいたしました。
これに大きく関わるのが、「ストライクゾーン」なるものです。
ピッチャーがこのゾーン内に投げたとき、バッターがバットを振らずに見送れば「ストライク!」、空振り or ファウルになればそれも同じく「ストライク!」。
ピッチャーがこのゾーン外に投げたとき、バッターがバットを振らずに見送れば「ボール!」、空振り or ファウルになればそれは「ストライク!」になってしまいます。
(※ファウルとは、バッターの打った球が定められたラインの外に飛ぶことです。)
要するに、打てるはずの球を打てなければバッターの負け、変なところに球を投げてしまえばピッチャーの負け。しかし、変なところに飛んできた球に手を出した結果打てなければバッターの負け。
・・・
どちらにしても、ちゃんと打てれば同じことなんですけどね!
というわけで、投げ込まれた球がストライクゾーンの内にやってくるのか外にやって来るのかをバットを振る前に見極めるということが、バッターにとっては一大事となるのです。
言葉で説明するとややっこしいですね。
ちなみに、ストライクゾーンから外れた球のことを「ボール球(だま)」と呼び、バッターがこれに手を出してストライクになろうものなら、ファンは「あー!ボール球に手ぇ出すなよー!」と怒ったりガッカリしたりします(笑)
おまけ:野球中継でのボールカウント
ボールカウントに関する基本ルール解説は以上ですが、最後に、野球中継を聞くときに役に立つ(かもしれない)情報を。
テレビでもそうですが、特にラジオでは映像のない中で試合の模様を解説していくため、専門用語や独特の言い回しが飛び交います。
今回のテーマであるボールカウントでいうと、例えばこのようなカウントのとき、
「ツーボール、ワンストライク」と言う場合ももちろんありますが、「ボールカウント、ツーエンドワン」と言う場合もあります。
「ワンボール、ワンストライク」なら「ワンエンドワン」ですね。
この言い回しが私はなぜかとても好きで、聞くとワクワクします。頭の中でボードを映像化するのが楽しいからでしょうか。
みなさんがラジオで野球を聞くほどまでに野球好きになるかどうかにもよりますが、いつかそんなときが来れば、ぜひご活用ください☺
おわりに
以上で、「ベーシックなプロ野球観戦入門の手引きシリーズ」の第2回目を終わりたいと思います。
初心者に毛が生えた程度の私によるルール解説ということで、内容には詰めの甘い部分もあるかもしれませんが、だからこそ逆に、より初心者の視点に立ったものにできるはず!
という気持ちで、次回以降もテーマを考えて行こうと思っております。(→次回は「プロ野球用語集」に決定!)
テレビで家族や恋人が野球を見ているときに「つまんないな~」と思ったり、ゴールデンタイムの野球中継に思わず舌打ちしたり…
そんな人々が野球を見始めるとき、少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました! Polly