こんにちは! およそ3年半を過ごしたニュージーランドから2015年に帰国し、2020年1月現在は福岡市民のPollyです。
NZ在住当時使っていた銀行口座は、ANZの「Go account」でした。家賃の支払いも給料の振り込み先も普段の買い物も、現地でのお金の管理はすべてANZ。
New Worldや地元のバーで「EFTPOS, please.」と何回言ったことか。
NZを離れる際、いつかまた戻るかもしれないという思いから口座は解約せず、確か50ドルほど残してそのまま帰国しました。そして帰国後に、Mailing Addressを日本の実家に変更。
そのおかげで、旧カードの期限が切れたときも、新しいカードがわざわざ国際郵便で届いたりもしました。
しかし年月が経つにつれ、口座状況を把握するのも怠ってしまうようになり…。
日本に帰ってからもデビットで小さなネットショッピングを1度しましたし、その後も口座維持費や年会費なんかは継続して落ちているはず。
向こうの銀行は“残高マイナスになれる”と聞いたこともありましたし、「果たしてあの口座は今どうなっているのだろう…」とたまに思い出したりしつつも、あっと言う間に5年が経過しました。
そこを先日(2020年1月21日)、ANZから送られてきたtax residencyに関する書類をきっかけに、ついに口座解約を決意したのでした。
同じような状況にある方の参考になればと思い、解約を決意してからの体験談を記事にしてみたいと思います。
オーストラリアのANZの場合は状況も変わるかもしれませんが、「ふーん、こんなケースもあったんだぁ」という程度でお読みいただければ幸いです。
目次
久々にログイン
今どき解約もネットで出来るだろうということで、まずは久しぶりにインターネットバンキングのマイページに入ってみることに。
何年振りかのこのページ、懐かしい。
「Customer Number」はカードの裏面に記載されている、私の場合は8桁の番号です。パスワードはすっかり忘れましたが、たぶんコレというものを入力したら当たりました。
マイページに入ることができましたので、とりあえず、変わらずアカウントは生きているようです。
上にずらりと並んだメニューの「Your accounts」あたりから口座のBalance(残高)をチェックできたはずですが、このページを扱うのが久しぶりすぎて気が回らない私はなぜか「Pay & Transfer」に入り、当時automatic paymentを設定していた大家さんの名前を見たりしてしばしノスタルジーに浸りました。
その後、一番右の「Bank Mail ✉」へ。
メールで解約を依頼
2015年に日本に帰国後、同年9月に住所変更をしたのもこのBank mailからでしたので、Inboxにはその際の変更受付メールがまだ残っていました。
それでは早速、解約依頼のメッセージを書きましょう。
右上の「Create new message」をクリックし、まずはSubjectのプルダウンから、該当の項目を選びます。私は「About my account」を選んでみました。
(ここで解約ではなく住所変更をしたい方は、「Change Contact Details Request」というような項目があったと思います。)
そして、「このアカウントはもう使わないので解約したいのですが、こうしてメッセージングでの手続きは可能ですか?ご対応いただけると大変ありがたいです。」という旨のメッセージを書き込みます。
かなり丁寧な感じで書いてみました。(英文的に100%正しいかは不明です。)
そして、送信。
無事に送れたようです。
メッセージを送信したのは土曜日の昼間でしたので、すぐに返事は来ないだろうと思いつつ30分くらいはログインしたまま待ってみましたが、やはり来ませんでした。
明日か明後日にまたログインしてチェックすることとして、今日のところはこれで終了。
ちなみに、私の場合はこの時点で「Pay & Transfer」や「Your accounts」などどのメニューに入ってみても“お取り扱い口座はありません”的なメッセージが出てきましたので、解約前に控えておきたい内容のある方は、メール送信前に済ませておいたほうが良さそうです。
返事の内容は…
さて、翌日・日曜日。
まさか週末に返事は来ていないだろうと思いながらも再びインボックスを確認してみると、来ていました!
受信日時はまさに日曜の真っ昼間。意外と土日も対応してくれるんですね。
気になる返事はというと…
I have looked into this for you and your Go account was written off on the 18/11/2019 as a bad dept since it was overdrawn for a long period of time. The balance owning at the time was $4.94.
As you no longer have any accounts on the customer number ○○, please note your Internet Banking access will also be deactivated in 2 business days.
「長いこと残高がマイナス$4.94だったため、2019年11月18日に口座は取り消しになりましたよ。2営業日後にはインターネットバンキングのページにもアクセスできなくなりますよ。」
なんと!
長いことマイナス状態だったんですね…。負債回収不能、ということで閉鎖されたようです。ごめんなさいANZさん。
今更ながらに維持費について確認してみると、
「Go account」は月々の口座維持費はかからないけれど、デビットカードの年会費が$10ドルかかるのでした…。
5年も経てば50ドル…。そりゃぁ残ってないはずです。
というわけで、今回は私が連絡しなくても口座は取り消しになっていたという結末でしたが、本人からの連絡がない限りは、(少なくとも一定期間は)完全に閉じることができないのかな?というのが私の推察です。
だって、口座が取り消しになった後なのに「tax residencyを教えて~」という手紙が届きましたし、インターネットバンキングのマイページにもアクセスはできたわけですからね。
なにはともあれ、連絡してみてよかった! ANZには迷惑をかけてしまいましたが、無事に(?)終止符を打つことができました。
長い間、お世話になりました。
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というわけで、50ドルほど残して約5年間放置していた私のANZの「Go Account」(放置初期に数ドルのネットショッピング利用あり)について、
「口座を解約せずに何年も放置したらこうなった」の答えは、
「マイナス4.94ドルの状態で、放置4年目に取り消されていた」でした。
まとめ
最後に、今回分かったことをまとめてみましょう。(※あくまでも、私の口座に起こったケースを元にした内容です。)
- ANZの口座はやっぱりマイナスになることができる
- マイナスになって一定期間が経つと、口座は取り消しになる
- 口座が取り消しになったからといって、何か知らせが来るわけではない
- 口座が取り消しになった後もしばらくは、もしくは本人が正式に解約を申し出るまでは、インターネットバンキングにログインは可能
- 口座の解約はマイページのメッセージでできるようだ
具体的にいくらマイナスになったら取り消しなのか、マイナスに突入してから実際に取り消されるまでの執行猶予期間はどのくらいなのか、いずれもはっきりとは分かりませんが、勝手に推測をすると、金額はマイナス10ドル以内、期間は一年くらいでしょうか。
(私の負債額が14.94ドルではなく、4.94ドルだったことから。)
とにかく、よく分からないまま放置するのは大人として宜しくなかった…と反省。
もし5年前の自分にアドバイスすることができるなら、「確実に戻ることが分かっていないなら、とりあえず解約して帰った方がいいんじゃない?」と言いたいです。
それでも諸事情により解約しないまま帰国する場合は、念のため、大きな額は残しておかない方がいいように思います。
お金が残っている限り延々と維持費は引き落とされますし、いざ解約するとなったときにきちんと戻って来るかも心配ですしね。
何より、人の忘却力というのはあなどれませんから(笑)
以上で、「ANZ(ニュージーランド)の口座を解約せずに何年も放置したらこうなった」という話をしめくくりたいと思います。
みなさんも、解決してすっきりできますように!
ではまた☺ Polly
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