軽自動車で4週間の日本縦断一人旅!走行距離や費用など結果まとめ

黄色の紅葉に包まれた道と黒い軽自動車

車で日本縦断の旅をするなら、いくらくらいかかるんだろう――などと考えてみたことはありませんか?

当記事では、私自身が2020年10月に行った日本縦断ロードトリップの結果を基に、上記のような疑問への一つの解答例をご紹介したいと思います!

車種や人数、季節、道中の立ち寄り先、外食の頻度など、旅のスタイルによって結果は様々に変わってくるものですが、あくまでも一例としてでもご参考になれば幸いです☺

今回の旅のスタイル

まずは、題材となる今回の旅がどのようなものだったか、その条件をお伝えいたしますね。

  • 車種:ホンダライフ JB5 (軽自動車)
  • 人数:女性1名
  • 期間:4週間(27泊28日)
  • 時期:2020年10月5日~11月1日
  • 出発地・目的地:福岡市→札幌市
  • 高速・有料道路:不使用 ※四国から本州への高速道路やいくつかの観光道路除く
  • フェリー利用:2回(大分臼杵→愛媛八幡浜、青森→函館)
  • 宿泊方法:96.3%車中泊
  • 外食:ほぼなし
  • お風呂:平均2日に1回、日帰り温泉や銭湯にて
  • 洗濯:ある程度溜まったらコインランドリー利用
  • 道中の立ち寄りスポット:景勝地を中心に、たまに史跡など

すみません、かなり地味な節約旅です(笑)

私の趣味は「風景写真撮影」でして、グルメは二の次。とにかく「絶景を見つけること」を目的に、景色の良さそうな田舎ばかりを突き進みました。

コンビニもないような地域にハマることもありますので、飲み物やおにぎり、パンなどを車内に常備するようにしておいたり、タイミングが合えばスーパーの割引弁当・惣菜で全然OK。

お風呂も、ちょうどルート上にあればいいですが、そうでもなければ無理して探さずにボディシート利用です。第一、毎日入ると費用がかさみますので…。

「そんな旅イヤだ!」という方もいらっしゃるでしょうか(笑)

しかし、車で日本縦断しようなんて考える人は、結構そんな感じで平気なのではないでしょうか。(勝手に仲間意識!)

ちなみに車中泊先は、26泊中22泊は道の駅でした。

走行ルート

お次は、どんなルートを通って日本縦断をしたかについて。

28日分の移動の軌跡を、ざっくりと日本地図に書き写してみました。

© OpenStreetMap contributors

今回のルート取りのキーポイントは、「中部の山々」と「都会エリア」の2つ。

時間とガソリン、車への負担のことを考え、これらの2つは避けつつ、なるべく最短距離に沿うように進もう、というのが基本姿勢です。

そうすると、一番早いのは「ひたすら日本海側を突き進むこと」!

…ですが、せっかく日本縦断するのですから、どうしても行きたい地域、通りたい場所もあるもので。

今回の私の場合、「九重」「四国」「尾瀬」「猪苗代湖」という4ヶ所が大きなチェックポイントとなりました。加えて「大きな湖は外したくない」という好みも加わり、上の図のようなルートとなった次第です。

走行距離

※この章は、旅の最終日のレポート記事「道南から札幌へ―旅の終わり」に書いた内容とかぶりますので、もしも既にお読み下さった方がいらっしゃれば読み飛ばしてくださいね。

今回の旅でライフが走った総距離は、「3,426km」です。

予想より多いですか? 少ないですか?

実は、Googleマップによる福岡から札幌までの最短距離は、高速道路不使用で「1,829km」なんです。(※あくまでも私が調べた時点での距離数です)

あれ、意外と少ない…!

それを倍近くも走ったわけですから、3,400kmという距離は、移動という意味では「多かった」と言えるのではないかと思います。むしろ「だいぶ多かった」ですね(笑)

とはいえ、全体を見るとそこまで大回りの寄り道などはしていないので、いかに山道が距離を食うものかが分かるというものです。

魚沼からの奥只見湖沿いの道なんて、“距離を食う”なんてものではないくらいに入り組んでいましたし、四国の極細くねくね国道も、福島県西部の峠越え満載の山道も、今思えば「か弱い軽自動車いじめ」以外の何ものでもなかったかも。

六甲山もやばかったなぁ。

六甲山への明石神戸宝塚線の曲がりくねった道
六甲山への「明石神戸宝塚線」

そんなこんなで、ライフに重労働を強いつつ1日平均122.4km」を走った今回の旅、ガソリン代の総額がいくらだったかをみてみましょう!

かかったガソリン代

私は以前、2016年と2019年にも同じく福岡↔札幌間でロードトリップをしたことがあり、全体の必要金額のイメージは持っていたんです。

しかし、「ガソリン代」という括りで個別に算出したことは今までになく、個人的にとても気になっていたところでもありました。

そこで今回は、まるでレンタカーのように満タンで出発し、到着直前に満タンで終えるという手法で総額を算出してみました。(って、それ以外の方法もありませんが。)

結果、かかったガソリン代の総額は26,756円」。

1ℓあたりの金額は、一番安かったオカモト鹿角の「109.1円」から、一番高かった会津若松のENEOSの「142円」までの間。

オカモト鹿角では、「値引き券適用」と「LINE会員割引」で8円/ℓも引いて貰えたので、もちろん満タンにしましたよ✨!

他の場所でも、なるべく安いエリアまで待つようにしながら進んで行きましたので、可能な限り安く抑えることはできたとは思います。

それにしても「26,756円」とは!

1日955.6円」!

思ったよりも安かった、というのが私の感想です。あなたはどう思われましたか?

私のホンダライフ JB5 の燃費

さらに、その「26,756円」分のガソリンが全部で何ℓだったかも調べてみると、給油量の合計は約211.8ℓ」でした。

よって、私の「平成18年式ホンダライフ JB5 4WD」の「スタットレスタイヤ着用」「冷暖房不使用走行」「人1人分ほどの荷物積載」の場合、単純計算では以下のようなことが分かりました。

  • 燃費1ℓあたりおよそ16.18km
  • 1kmあたり約7.81円(平均126.3円/ℓで給油した場合)

しれっと付け加えましたが、そうです、「スタットレスタイヤ着用」です(笑)

昨年春まで札幌に住んでいたため、そのまま履きっぱなしにしていたんですよ。なので、そのあたりは多少燃費に影響しているかもしれません。

それから、田舎では信号が少なく、ずっと一定の速度をキープしながら走行できることも多いですので、そのあたりもまた燃費に影響していることでしょう。(その分、山道もずいぶん走りましたけれど。)

しかし「16km/ℓは悪くないですね! ちょっと嬉しくなりました☺

ちなみに私の愛車の走行距離は現時点で15万kmを超えておりますが、まだまだ頑張ってくれるでしょうか。

塩害で錆だらけですが、オイル交換はマメにしているつもりですし、なにせ日本縦断を3度もやってのけたスーパー頑張り屋さんです。

来春の車検も無事に大事なく通過してくれることを願うばかりです。

琵琶湖湖畔にて

かかった総額

さて次は、ガソリン代も含めての「旅の総額」を算出してみましょう。

日々のレシートを捨てずに保管し、我ながら几帳面に作成した“家計簿”を捲りながら電卓アプリを叩いてみたところ、4週間の一人旅で使ったお金の総額は100,060円」でした。

おお、すごい!!

これは、目標達成と言っていい金額です!(※10万以内に収められれば上出来、と思っていました)

やはり、27泊中26泊を車中泊にしたのが効きましたね☺

詳細な内訳は面倒なので出しませんが、ガソリン代、食費、観光施設の入場料、登山リフト代、お風呂代、駐車場代、有料道路通行料、フェリー代、コインランドリー代、そして1泊分のビジネスホテル宿泊費、といったところ。

しかし、あらためて帳簿を見直してみると、かなり節約しています(笑)

私は食にはこだわりませんし、そんなにたくさんも食べませんので、もし「美味しいものたくさん食べるのが楽しみ!」という人であれば、この「4週間で10万円」は達成できない金額なのではないかと思います。

それから、私はお金のかかる観光地ではなく、基本的には入場無料の景勝地にばかり行きますので、そこも大きいですよね。

なにはともあれ、10万円なら一人暮らしの1ヶ月の生活費と変わらないなと思うと、なんかちょっと面白いです。

まとめ

以上、私が2020年10月に行った「軽自動車で日本縦断車中泊ロードトリップ」で走った距離、かかった金額についての結果報告でございました。

  • 人数は「1人」
  • 期間は「4週間」
  • 総走行距離は「3,426km」
  • 総費用は「100,060円」
  • うちガソリン総額は「26,756円」

これが9月や11月なら冷暖房によるガソリン消費もあったでしょうし、10月は車中泊ロードトリップに適した時期だった、ということも幸いしました。

暑すぎればお風呂に入る回数も増えてしまいますしね(笑)

そういった意味では、5月も車中泊ベストシーズンです☺

個人的な感覚では、「車中泊に最適な気温は15℃くらい」で、「0℃を下回るとちょっとキツい」ですので、これからやってみようかなという方に、少しでも参考になれば幸いです。

それでは、最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

よい一日 or 夜を!

Polly