九州出身の私が学んだ、北海道での「冬のタイヤ交換」基礎知識




当記事は、「雪の降る地域へ引っ越して、これから初めての冬を迎える」という方にお役立ていただけるかもしれない読み物です。

私自身、雪道とは無縁の九州の平地で育ち、5年前にマイカーとともに北海道に移り住んだときは大いにカルチャーショックを受けました。

  • スタットレスタイヤって何?
  • いつ替えるの?
  • どこで替えるの?
  • ホイールはどうなるの?

 

とにかく分からないことだらけで、道産子の知人・友人に聞いたりネットで情報収集をしたりしながら、なんとか手探りで対処したものです。

それでも、年に2回のタイヤ交換の時期が近づく度に、なんとなく憂鬱になったり…

そんな雪国育ちでない私だからこそ、移住後に学んだ「冬タイヤへの交換にまつわる基本事項」をここで簡単にまとめてみようと思い立ちました。

基本を知れば怖くない! 憂鬱なのはみんな一緒、みんな仲間(笑)!

北海道(主に札幌)で5回目の冬を迎えようとしている九州出身者の「~らしいよ」「私はこうしてるよ」という世間話を聞くような感じで、気軽にお読みいただければ幸いです☺

スタットレスタイヤとは

まず、そもそもスタットレスタイヤがどんなものなのかについて。夏タイヤとは何が違うのでしょうか。

一言で言うと、「ゴムの素材と溝の深さ」です。

ゴムの素材はぱっと見ではよく分かりませんが、見分ける際の決定的な違いが「溝」。夏タイヤよりも“山”が高い造りになっています。

スタットレスタイヤの溝の例
ほぼ新品のスタットレスタイヤ
いずれも冬タイヤです

ボコボコしているということ、なんとなくお分かりいただけますか?

溝の深さ以外にも、細かい溝などもいろいろ複雑に入り組んでおり、これらが雪の上でのグリップ力を生むんだそうです。

こうして夏タイヤとの違いが見分けられるようになると、信号待ちのときなどに「あ、あの車はもう換えたんだな」「あ、あれはまだか」と見回し、世間の交換具合を読み取ることもできて便利(?)です。

ちなみに、冬タイヤの溝は新品で10mm、夏タイヤの溝は新品で8mmくらいなんだそうですよ。

冬タイヤへの交換時期

次は交換時期について。

一般的には初雪が降るまでにと言われるように思いますが、その人の性格やスケジュール、運転への自信度などによって様々であるのが実情です。

初雪が降っても、「どうせ一旦は解けるからもう少しは大丈夫」と考える人もいれば、初雪予報が出た時点で大急ぎで交換の手配をする人もいます。

そうなる前に、余裕を持って早めに換えておく人もいます。

おそらく、何年も何年もこうして雪と付き合ってきた人々には、それぞれ「こうなってきたら換えよう」という時期があり、なんとなくの“自分ルール”に従って動いているのだと思われます。

けっこうアバウトですね(笑)

だからこそ移住したての人々は悩んでしまうわけなのですが、私が指標としているのが「最低気温が5℃を下回り始める前に」というものです。(※7℃という説もあり)

どうやら、夏タイヤは気温が低いとゴムが硬化してしまい、性能がガグッと落ちてしまうそうなのです。

路面に雪がないからといって安心できるわけではない、ということですね。

実際、極端に冷え込んだ朝などは恐怖の「ブラックアイスバーン」が発生する可能性だってありますし、個人的には、「最低気温が5℃以下になる日が2日以上続き始めたらもうヤバい」と思うようにしています。

ここで、2020年の札幌の例を練習問題としてみると…

goo天気」より

焦るべき第1ポイントは「11月3日」で、第2ポイントは「11月8日」だった、という感じです。私は4日に交換しましたが、実際、この週が人々の交換のピークだったように見受けられましたよ。

初雪も11月4日でしたから、「初雪が降るまでには」というのも指標としては良さそうです。

2020年11月4日の札幌市南区藤野の国道230号の様子
2020年11月4日の札幌市南区

いずれにしても、雪のないうちから走るとタイヤが悪くなる、極端に減るということはありませんので、仕事等のスケジュールと相談して早めに交換しておくに越したことはないのではないかと思います!

ホイールについて

次に悩むのが、「どこで買ってどこで交換するか」ですよね。

しかし、タイヤの購入・交換についてお話しする前に、「ホイール」についても触れておかねばなりません。初めての冬タイヤ購入の場合はホイールについても考える必要があるのです。

タイヤというのは、それだけではただのゴムの輪っかですので、使うときは必ずホイールをはめ込む必要がありますよね。

もし「冬タイヤ」だけを購入すると、今履いている「夏タイヤ」からホイールを分離させ、そのホイールに今度は「冬タイヤ」をはめ込む、ということになります。

そして、春が来るとまたホイールを外し、再び「夏タイヤ」にはめ直し…ということに。

そうすると効率が悪い上、お金も余分にかかってしまうことになるのです。なぜなら、その都度「ホイールバランス調整」をしなければならなくなるから。

この話は実は私の体験談なんです。

初めての冬、私は冬タイヤだけを買い、ホイールは夏タイヤにはまっていたものを使いました。

すると、春になってまた夏タイヤに戻すとき、ガソリンスタンドのお兄さんに「長い目で見ると、ホイールをあと1セット買っちゃったほうがいいですよ」と言われたのです。そうすると、次からはタイヤ脱着分だけの工賃で済む、とのこと。

目からウロコ、でしたよ、ほんと。

というわけで、これから何年も雪国に住む予定であれば、初めての冬タイヤを買うタイミングでホイールもセットで買ったほうが良いのではないかと思います。

また、厳密にはホイールにも夏用・冬用があるようですので(塩害対策など)、そのあたりも合わせて購入先で聞いてみるといいかもしれません。

あくまでも素人の聞きかじりの意見ですが、ご参考までに☺

購入場所・交換場所

さあ、ここでようやく冬タイヤの購入・交換についてです。

知識のある慣れた方であれば、「ネットで買って自分で交換する」というのが一番安くつく方法であるようですが、そんなことは初心者にはハードル高すぎ。

右も左も分からなかった当時の私が駆けこんだのは、近所のガソリンスタンドでした。

タイヤの購入から脱着までお任せできたので、本当に有難かったです。最安ではなかったとしても、とにかく換えてホッとしたかったので…

ガソリンスタンドを含め、タイヤの購入・交換は以下のような場所で行うことができます。

  • ガソリンスタンド
  • オートバックスなどのカー用品店
  • タイヤ・ホイール販売店
  • タイヤ交換専門店
  • ディーラー
  • 車屋・整備工場など
  • 自分でやる

私が利用したことがあるのは上の3つで、特にここ数年は、「石上車輌」という中古車・タイヤ・ホイール販売店にお願いしています。

一度行き始めると勝手も分かって安心ですし、中古タイヤやホイールについても相談に乗ってもらえるところが頼りになるお店です。

このあたりについては身の回りの人、同じエリアに住んでいる友人知人などに聞いてみると、何かおすすめ情報を教えてもらえるかもしれませんね!

そうでなければ、「家から近い」というような理由で決めてしまってもいい気がしますよ。

交換のピーク時期にはいきなり行ってもすぐに対応してはもらえないこともありますので、やはり時間には余裕を持って行くことをおすすめします。

冬タイヤの価格

さて、次は気になる価格についてですが、私は全く詳しくはありませんので、ここでは私の体験談をお話しします。

初めての冬タイヤをガソリンスタンドで買ったとき、「一番安いのでお願いします!」との要望をお伝えした結果、前年モデルのダンロップの新品タイヤ4本で「2,4000円」でした。

(工賃が混みだったがどうかは覚えていません、すみません…)

そして今年、2度目の冬タイヤを石上車輌さんで買ったときは、溝が8割残った中古のダンロップ4本ホイールセットで「2,5000円」でした。(こちらは工賃込みです。)

なので、私の中の相場ではこだわらなければ2,5000円前後」といったところ。

聞くところによると、オートバックスでは新品でももっと安くで販売しているそうですが、品質的なところはよく分かりません。

慣れない冬道で自分を守ってくれる大事な冬タイヤですので、お金に余裕があるのなら、ダンロップとかヨコハマとかブリヂストンとか、名の知れたメーカーにしておいた方が安心なのかな、と個人的には思います。

青空と雪道(北海道恵庭市)
恵庭近郊にて(2017年2月)

タイヤの保管サービス

最後の項目は、外した夏タイヤの保管についてです。

タイヤ交換は無事に済んだが、家に置き場がない…ということもあるかと思います。そんなときに便利なのが、冬の間にタイヤを預かってくれる「タイヤ保管サービス」。

私も今年初めて使ってみたばかりですので、詳しいことをご説明できるほどではないながら、北国ならではの画期的サービスだなぁと感心しているところです。本当に大助かり。

スペース問題に直面しているようであれば、お住いのエリアで探してみてはいかがでしょう。

価格はタイヤのサイズによって変わりますが、一番小さいサイズの場合オートバックスでは7,150円」でしたよ。(※2020年11月時点)

※クリックすると公式サイトへ飛びます

保管期限は6月31日までで、引き取りの1週間前に電話で依頼しておくシステム。保管倉庫が店舗からは離れたところにあるため、用意するのに時間がかかるんだそうです。

きっとその倉庫の中にはおびただしい数のタイヤが保管されているでしょうし、みんな同じようなタイミングで引き取りたがるでしょうし、探して運び出す人大変だろうなぁ…

タイヤ交換の時期、雪国の車関係のお店の忙しさといったらもう、年始のデパートの福袋売り場のようなんですよね。

みなさん、いつもありがとうございます✨

おわりに

以上、「雪国で初めてのスタットレスタイヤへの交換」について、非雪国出身者だからこその視点で書き綴ってみました。

冬タイヤの寿命は新品の場合で4年4シーズンほどと聞きます。

とりあえず今冬の購入・交換を無事に終えたならば、買い替えについてはまた数年後に悩むことといたしましょう☺

タイヤ交換以外で気にすることといえば、車の下部やタイヤ周りの「錆止め対応」、「ワイパーを冬用に換える」、駐車状況によっては「除雪用具を揃える」といったことでしょうか。

融雪剤による塩害は想像以上に強力ですので、こまめに洗車&下部洗浄するといいのではないかと思います。

それから、「バッテリーが弱っていないかどうかチェックする」ことも大事なようです。

調べること・やることが多くて大変ですし、出費もかさんで地味にショックですが、ひと踏ん張り、がんばってください!

そして、雪道の運転気を付けて、冬を存分に楽しんでくださいね😊

それでは、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

Polly

青空と新雪の風景