当記事は、私個人が2020年10月5日から27日間で行った「福岡→札幌、軽自動車で日本縦断&景勝地めぐりの旅」の23日目の模様をお伝えするものです。旅に出た気分でお楽しみいただけると幸いです☺
こんにちは! 2020年11月9日現在、北海道へ再移住活動中のアラフォーブロガー、Pollyです☺
先月10月、ホンダライフに必要最小限の荷物を詰め込んで日本縦断の大移動を行い、福岡から無事に目的地・札幌に着いて1週間が経ちました。
いざ着いてみると自分でもびっくりするくらいに急に旅人モードが抜け、現実世界の中であれやこれやと忙しくなり、日本縦断旅レポートの23日目と24日目がず~っと未完成のまま。※11月12日に完成済
気になってしょうがないのに、落ち着いて書けない! という日々が続いています。
本日は、無事に当面の見通しが立ってとりあえず一段落したので、久々にレポートを仕上げることに全力投球しようと思います!(この冬、スキー場でお仕事をもらえそうです☺)
というわけで早速、【23日目】in 福島西部!
目次
ロードトリップ23日目の概要
さて、前日・22日目は夕方に会津若松市内に到着し、鶴ヶ城の立派な姿を眺めた後、夜のうちに一気に「道の駅 猪苗代」までライフをぶっ飛ばしたところで終わっていました。
続く23日目(10月28日)は、ずっと見たかった「猪苗代湖」をメインに磐梯山周辺の景色を堪能し、「裏磐梯(磐梯高原)」まで移動するという一日となりました。
ゴール地点は「道の駅 裏磐梯」です。
猪苗代湖をぐるりと回り、「磐梯山ゴールドライン」で磐梯山の反対側(裏磐梯)に抜け、そこから渓谷を通って秋元湖の東端まで続く「磐梯吾妻レークライン」を往復し、桧原湖西岸にある「道の駅 裏磐梯」でフィニッシュ。
詳しくは、福島県の公式サイト内「ゴールドライン・レークライン・スカイライン ドライブルートのご案内」をご覧ください。
雪深いエリアですので、11月中旬~4月中旬は終日通行止めになるようですよ。
裏磐梯エリアは、那須高原のようにコンビニやガソリンスタンドの看板もシックな茶色に統一されており、さすがは高原リゾート地という雰囲気でした。
この日、結局はエリア内をうろうろしただけなので、あまり走らずに済んだかというとそうでもなく、走行距離は「163km」。
一日の終わりにオドメーターを見たときは「ええっ、そんなに走った!?」とビックリしたのですが、確かに猪苗代湖は日本で4番目に大きな湖ですので、一周すれば結構な距離になりもするはず。
そう、湖という視点でいくと、裏磐梯にある桧原湖、小野川湖、秋元湖は日本の標高の高い湖トップ11に入っている湖たちですし、今日のエリアは日本屈指の湖パラダイスなんですね!
湖が好きな人にはヤバいです。1日ではとても足りません。
足りないなりにも一生懸命走り回ってみましたので、次章で現地の様子をご紹介しますね!
23日目の主な観光地
朝イチの磐梯山の姿
「道の駅 猪苗代」を出たのは朝7時半。
日の出の時点では雲が降り、立ち込める靄でその姿が見えなかった磐梯山ですが、出発の身支度をしているうちに気付けばこの通り。
おおーっ、すごい。
これはいい一日になりそうです☺
喜び勇んでまずは湖に近づこうと、道の駅から5分ほど走ったところにある「天神浜」というところに行ってみたのですが、一般駐車場からの湖畔への通路が…
…閉鎖されていました。
コロナ対策で、キャンプ場利用者しか入れないようにしているということなのか、よく分からないので潔く撤退。
後ろに青々とした湖が見えているのに残念ですが、時間がもったいないので次の目的地に向かいましょう。
その途中、車を停めて磐梯山を撮っていたら、白鳥たちが左から右へ飛んで行きましたよ。
ホワッホワッホワッホワッ、というような鳴き声とともに、首をシャーンと伸ばして飛び去っていきました。
彼らはこの時期、越冬のためにシベリアあたりから日本にやって来るんですね。北海道を経由し、そのまま北海道に残るもの、東北各地や新潟まで下って来てから冬を越すもの、いろいろいるようです。
北国では、「白鳥がやって来たら冬の便り」という感じなのかもしれません。
名も無き沼(天鏡閣付近)
次に目指したのは、湖畔の北西部にある「名倉山」という小高い山です。
歩いて登れるようなのですが、ネットで調べた限りでは登山口が分からなかったので、ちょっと見つけてみようかな、と周辺に行ってみました。
しかし、湖の東部と西部で霧のかかり具合が微妙に違っていたのか、西側に移動してきた途端に天気が一変。急にどんよりししてしまったので、登山口探しもほどほどに登山プランは断念。
しかし、霧の中で紅葉が浮かび上がるという素敵な沼を見つけたので、これはこれで良しとします。
何でもかんでも青空がいいってわけでもありませんね、つくづく。
畑の白鳥たち
この頃、肝心の猪苗代湖はというと、こんな様子。
霧の中というか、雲の中というか、とにかく真っ白です。天気予報では晴れのはずでしたが、標高500m以上にもなればお天気も変わりやすいのでしょうか。
回復を待つ間、少し東の方に戻ってみると、思わぬところで白鳥の群れを見ることができました。
畑で落ち穂を食べているようです。これもまた、北国の冬にはよく見られる光景。
くちばしの色から判別するに、どうやらコハクチョウのようです。一生懸命に畑をつついていたり、畑の上を旋回したり、ぼんやり立ち尽くしたり、寝たり。
思い思いに久々の日本での朝を楽しんでいるようでした。
河京ラーメン館
やることもないので、朝昼兼用で「喜多方ラーメン」を食べることに。朝から食べる風習があることでも知られるラーメンですから、ここはノっておかねば!
というわけで、有名な喜多方ラーメンのお店「河京(かわきょう)」の猪苗代店へ。
ここ「河京ラーメン館 猪苗代店」は、普通にラーメンをいただくことのできる食堂があるだけでなく、ラーメンと約30種類のサイドメニューが楽しめる「ラーメン&ビュッフェ」や、広々としたお土産フロア、記念写真撮影コーナーなどもあり、ちょっとした“ラーメンテーマパーク”のような感じ。
喜多方ラーメンのルーツについて知ることができたりして、なかなか面白いです。
こちらが河京のスタンダードな「喜多方ラーメン」720円。
醤油ベースに魚介、豚骨、鶏ガラ、いろいろ絶妙に組み合わせてあるようです。太いちぢれ麺が特徴的で、よく言う「スープがよく絡む」という表現がぴったり。
あっさりかと思いきや結構こってりしており、コクがありまくりです。
私は福岡出身でも「ラーメンなら豚骨ストレート細麺やろうもん!」とばかり言っているわけではありませんので、大変美味しくいただきました。
2階の「ラーメン&ビュッフェ」は11時からしか開きませんが、1階のお土産フロアの片隅にある「河京食堂」であれば10時半にオープンしますので(お土産フロアは10時開店)、腹ごなしにぜひ☺
※「河京ラーメン館 猪苗代店」の公式サイトはこちら。営業時間は「河京猪苗代店について」のページに記載されていますよ。
長浜公園
お次は、湖に面した憩いの公園「長浜公園」。
広い駐車場と公衆トイレ、そして遊覧船やボート乗り場があり、夏は湖水浴を楽しむ人で賑わう場所なんだそう。
11時半にして、ようやく晴れました☺
私にとっては(あなたにとっても?)事実上初の猪苗代湖。
澄んだ水が空を映し出すことから「天鏡湖」との別名があるそうで、その名にふさわしい、印象派の絵画のような姿でした。(よく知りませんけど。)
水辺にはカモがたくさんいて、一羽一羽を目で追って観察するのも面白かったです。
カモの世界にも序列があって、上の写真のカモのように、石の上を陣取れるのは割と強い個体に限られているようでしたよ。(弱いヤツは追いやられていました。)
バーンと磐梯山が望める角度ではありませんが、湖を眺めるには非常によい場所だと思いました!
※「長浜」について、猪苗代観光協会の公式サイト「猪苗代・磐梯」はこちら
舟津公園
次は、バーンと磐梯山が望める角度へ移動してみましょう。
先ほどの長浜公園とは真逆の位置にある、湖南端の「舟津公園」です。長浜公園からは25km前後の距離。
こちらからの景色がまた素晴らしく、何が嬉しかったかって、磐梯山の左奥に、雪を纏った「飯豊(いいで)連峰」が見えたこと!
飯豊連峰は、福島県、山形県、新潟県の3県にまたがる山々の連なりで、主峰である「飯豊山(いいでさん)の高さは2,105m。
正直言ってどれがその飯豊山か、ここから見えているのかもよく分かりませんが(笑)、あの雪は降りたてのフレッシュ・スノウなわけで、秋真っ盛りの中にも冬の始まりを感じてワクワクします。
もちろん、磐梯山もしっかり見えましたよ。
ここ「船津浜」には無料キャンプ場があり、湖水浴とキャンプの楽しめる人気のレジャースポットとなっているんだそうです。(※2020年は、新型コロナウィルスの影響で使用中止)
確かに、こんな景色の中で無料でキャンプができるなんて最高ですね!
※「舟津浜キャンプ場」についての詳細は、郡山市観光協会の公式サイト「郡山へ行こう!」内「猪苗代湖畔・湖南七浜」のページをご覧ください
磐梯山眺望箇所
この日は本当によく動き回った日でして、観光はまだまだ続きます。続きましては、裏磐梯へ向かう途中にある磐梯山眺望スポット。
道路脇にポッとあります。
とにかくいろんな場所から見える磐梯山ですが、いざ写真を撮ろうと思うとなかなか車を停める場所が見当たらず、気付いたら一枚もまともな写真を撮れていない、ということもあろうかと思います。
こうして「ビューポイント」として駐車場を用意してくれると、本当にありがたいですよね。心安らかに、その全景を収められるってもんです。
どれも同じような写真になってしまう感は否めませんが、ともかくこちらが「会津富士」、 このエリアの主です。どうぞよろしく!
磐梯山ゴールドライン
さて、ここで会津エリアとはお別れし、磐梯高原(裏磐梯)エリアへと入っていこうと思います。
この2つのエリアを繋ぐ「磐梯山ゴールドライン」は、磐梯山の西側を走る全長17.6kmの観光道路です。道中、いくつかの展望所&駐車場が設置されており、先ほどまでいた猪苗代湖を見渡すこともできます。
が、角度的・高度的に、きれいに見渡すにはちょっと厳しく、手すりによじ登ってもこれくらいが限度でした。
それこそ磐梯山に登ってしまえば最高の景色が広がるのでしょうけれど…。まあ、車でちょっと走ったくらいで簡単に見えてしまうのも面白くありませんしね。
この写真の場所は、標高920m地点にある展望台なのですが、磐梯山や「滑滝(なめりたき)」という滝も小さく望むことができ、駐車場も広々。道中の展望所の中では、個人的にはここが一番良かったです。
※福島県による「磐梯山ゴールドライン」紹介ページはこちら
磐梯吾妻レークラインと秋元湖
「磐梯山ゴールドライン」を走り切って無事に裏磐梯エリアへたどり着いたら、次は「磐梯吾妻レークライン」!
こちらは全長13.1km。序盤は「小野川湖」の南側を走り、途中で「中津川渓谷」を抜け、最後は「秋元湖」の北側を走ります。
※福島県による「磐梯吾妻レークライン」紹介ページはこちら
残念ながら「小野川湖」は、レークライン上からはいいフォトスポットが見当たりませんでしたので、主に「秋元湖」のいい写真を撮るべく、目を皿のようにしてドライブ。
結果、こちらが精一杯でございました。
「三湖パラダイス」という展望所からすこし東に行ったところからの画です。
山深いエリアですので、ヘリコプターにでも乗らないと全貌は見えませんね、きっと。これだけ見られただけでも大成功といたしましょう。
地元の方のお話によると、猪苗代湖側からならもっと近くに行くことのできる道があったそうです。
紅葉の名所と名高い「中津川渓谷」へも時間が足りずに行けませんでしたし、これは増々、尾瀬とセットでまた福島へは帰って来ねば!
小野川湖
さあ、これでようやくこの日最後の観光です。「レークライン」の復路を途中で離脱し、まだまともに見られていない「小野川湖」の湖畔へ。
とりあえず、Googleマップ上で「小野川湖展望台」とあるところへ向かってみます。
すると、そのちょっと手前に見通しのよい駐車エリアがありましたので、そちらでストップ。
ちょうど夕日の沈むところでした☺
時刻は16:40です。
10月下旬のこの時期、日一日と日が短くなってくる上、やはり北日本の日没は早いです。14時を過ぎればもう夕方の光になり、17時にはもう暗くなるんですね。
いかに早い時間から始められるかが肝心! というのは、ひとつの“秋冬の北日本観光のコツ”なのであります!
以上、23日目の旅の内容でございました。
最後に「道の駅 裏磐梯」へ向かう途中、『月明りと桧原湖』というボーナスポイントをもらい(誰に?)、無事に長い一日の終了。おつかれさまでした!
明日・24日目の予定
旅の期限が迫ってきた今、明日の予定を考えるには、まずは現在地と今後の道のりをしっかり把握せねばなりません。
引きの日本地図でみた現在地はこちら。
あれ、まだ全然、青森遠いですけど!
10月28日でこれはヤバいです。10月中に札幌に着きたいなら、10月30日の夜までには函館に渡っておきたいところ。
そうすると、あと1泊しか東北にいられない計算になってしまいます。
最短ルートを逸れずにひたすら走れば意外とすぐ進めるはずではありますが、大好きな東北を、ただ走って移動するだけなんて…。
せっかくここまで来たんだし、この際あと数日伸ばして、11月の上旬に札幌に着くようにしてもいいかなぁ。
でもそれはなんか良くない気がするなぁ。ケジメ(?)として。
なら、切りよく11月1日に札幌に着くようにして、東北にはあと2泊しよう!
ということで、明日は午前中のうちに福島を離れ、山形の米沢で「越後の龍」の顔を見てから、後は行けるところまで秋田方面に突き進んでいこうと思います。
よろしければまた次回☺ Polly
※当記事内の写真および現地情報は、2020年10月28日時点のものです。