買って正解でした! 初心者にもおすすめ、イオン交換樹脂栄養剤の役割とは? 使用体験記【1】

かごに入ったハイドロカルチャー用イオン交換樹脂栄養剤のパック




当記事は2019年8月に初回作成し、その後、情報更新や追記を加えたものです。

こんにちは、自然派雑記ブログサイト「しぜんfan」のPollyです。

今回の話題は、我が家のハイドロカルチャー植物の管理方法について。

ハイドロカルチャー歴1年半、そのうちの大半は何が何やらよく分からないまま適当に育ててきたというひよっこの私ですが、近頃初めて「イオン交換樹脂栄養剤」というものを使ってみました。

この「イオン交換樹脂栄養剤」、実際に使ってみるまでは、

  • 一体どんなものなんだろう
  • 実際に使ってみるとどうなんだろう
  • どこで買える?

などといろいろ謎だったのですが、いざ試してみると手軽で便利でとても良かった!です。

そこで当記事では、初心者だからこその視点で「イオン交換樹脂栄養剤」について調べてみたこと、使い方、使用体験記などをご紹介してみたいと思います。

  • ハイドロカルチャーの植物を買ってみたけど管理方法に迷っている
  • 新たにイオン交換樹脂栄養剤を使い始めてみるかどうか考え中

という方々に、少しでも参考にしていただける記事になれば幸いです。



我が家の植物紹介

まずは、実験台(?)となる我が家のハイドロカルチャー植物たちの簡単な自己紹介から。

出窓にあるハイドロカルチャーの植物(ガジュマル、アイビー)、斜め上からのアングル
2019.8月の様子

私が現在育てているのは、「ガジュマル」の鉢がひとつ(写真左側)と、「アイビーヘデラ)」の鉢がふたつ(写真右側)。どちらも今年(2019年)5月にハイドロカルチャー環境へ植え替えをしたものです。(現在は8月)

アイビーたちは、元は姉が出産祝いでもらったものの一部で、スポンジに刺さったまま半年間生きながらえていたところを救出。根っこにまとわりついたスポンジを丁寧にはがし、しばらく瓶の中で水栽培して根をしっかり育てたあと、ハイドロボールの中に埋めました。

ガジュマルの方(写真左)は、ダイソーで300円で購入したものの土を落として即ハイドロ環境へ植え替え。どちらも、ダイソー調達のハイドロボールを使用しています。

そして、“インナーポットを使った二層式”です。

二層式にすると水や根の状態が見やすくなり、個人的には管理のしやすい方法だと思っています。おすすめです。

しかし、ハイドロカルチャー用の正式なインナーポットは私の近所では手に入らず、ネットで買っても送料がかかりすぎてしまいますので、私は園芸用の安い「育苗ポリポットを改造して代用(※『使用体験記』の章にて後述)したりしています。

ハイドロカルチャー用インナーポットと園芸用ポリポット
インナーポット(左)と育苗ポリポット(右)

そして、外側の陶器ポットも、うち2つはキッチン用のキャニスター」。代用しまくりです(笑)

ハイドロカルチャーを続けていくと、増やしたり植え替えたりという機会もどんどん出てきますし、なるべくお金をかけずに手元にあるもので済ませたいですよね!

身の回りに使えそうなものがないかどうか、探してみるのも楽しいものです♪

ハイドロカルチャーの管理に必要なもの

※この章は、初心者でない方は既にご存じの内容となりますので、読み飛ばしていただいて構いません。

ハイドロカルチャーはインテリア性の高い栽培方法なだけに、一目惚れして買ってしまうこともあると思います。何を入れたらいいのか、何がどの役割をするのか、いまいちよく分からないこともありますよね。

私も始めたてのころは、何かを入れる必要があることすら知らず、半年以上何も入れませんでした…。ごめんなさい。どうりで育ちが悪かったはずです。

しかし、おかげで彼らが健康に育つのには何が必要なのかを学びました。それは、

  • 根っこを正常に保つ「根腐れ防止剤
  • 成長に必要な養分を補う「肥料・栄養剤

の2つです。

それぞれを、私の理解の範囲でご説明してみると、

根腐れ防止剤
ハイドロカルチャーの栽培法では根っこはほとんど水に浸かりっぱなしとなるため、息がうまくできなかったり、また、老廃物が溜まって水質が悪くなると、水もろとも腐ってしまうことがある。それを防ぐのが根腐れ防止剤。

肥料・栄養剤
ハイドロボールは土ではないため、菌が繁殖しづらい、虫が付きにくい、などのメリットがある反面、植物にとっての栄養は水だけになってしまう。そこで、健康を保つために栄養補給をしてあげる必要がある。

というような感じです。

植物たちがハイドロカルチャーで健康に成長するには、「水質と根っこの管理」と「栄養の管理」が欠かせないということですね。

私が以前育てていたハイドロカルチャー植物が半年以上も根腐れ防止剤なしで無事だったのは、初めて購入したときに読んだ「水はなくなってから足す」という注意書きを実践していたからかもしれません。

当時住んでいたのは、夏でも水がお湯にならない北海道でしたし。

腐らなくて良かった…。

イオン交換樹脂栄養剤とは

根腐れ防止剤と肥料。どちらも、ハイドロカルチャーで植物を育てる際の必需品だということが分かりました。

でも、どれがいいのかよく分からない、または、いろいろ入れるのは面倒…。

そんな方におすすめしたいのが、根腐れ防止剤と肥料のどちらの役目もを果たしてくれるイオン交換樹脂栄養剤です!

難しそうな名前で、はじめは「なんのこっちゃ」と思いましたが、落ち着いて考えると読んだまま、

イオン交換樹脂栄養剤

です。

それぞれの意味を、パッケージの言葉を借りてご説明すると、

イオン交換樹脂
有害な植物の老廃物を吸収し、根腐れも防止します

栄養剤
植物に必要な養分を供給します

というわけで、一人二役の優れものなんですね。

持続期間は“鉢へ供給後、約3か月ですから、私たちはその間、基本的には水の量と日光の当たり具合に気を付けていれば良いというわけです。

とても手軽&便利ですよね。

イオン交換樹脂栄養剤の入手方法

そんな便利なイオン交換樹脂栄養剤は、お近くのホームセンターや園芸店で入手するか、ネット通販でも購入することができます。

私の場合は近隣で購入できるお店がありませんので、Amazonで購入しています。

お値段は、3個パックで660円(2019年11月2日現在)。プライム会員は送料無料ですので、会員の方は、これがネットで一番安く購入できる方法だと思います。

楽天など他のショッピングサイトでも販売していますが、単体では送料がかかってしまうことがほとんどです。「○○会員」などご自身のステータスに応じて、あちこち見てみるといいかもしれません。

どうしても送料がかかってしまう場合は、植物とのあわせ買いを検討するのも手かもしれませんね!

イオン交換樹脂栄養剤の使い方

では次に、イオン交換樹脂栄養剤の実際の使い方をみてみましょう。

プランテリアのハイドロカルチャー用イオン交換樹脂栄養剤3個パックの中身

プランテリアさんの3個パックを購入した場合、上の写真のように、シルバーの袋に3個まとめて入ってきます。

1個1個の袋はとても小さく、横幅5.5cmほどです。

使用量の目安

パッケージの説明書きによると、「500mlの大きさのポットに1袋くらい」がちょうどいいようです。

鉢の大きさによる目安としては、

  • Sサイズの鉢(直径7cm)に対し、1/2袋程度
  • Mサイズの鉢(直径9cm)に対し、1袋程度
  • Lサイズの鉢(直径12cm)に対し、2.5袋程度

と書いてあります。持続期間は、先ほども話に出たように、約3か月です。

うちの鉢のサイズは大体S・M・Lがひとつずつですので、インストラクション通りにいけば4袋必要ということになりますが、まぁ適当でいいか、と3袋を仲良く分け合ってもらいました。

使用方法

使用方法は簡単で、“植え込みのときに鉢底に敷く上に撒いて水で流し込む”です。

容器の中で根っこがどうなっているかを想像しつつ、気楽にやっていいんだと思います。粒々を投入したら、水の量や日当たりを気にしてあげながら、成長を見守るのみです。

余談:私がイオン交換樹脂栄養剤に辿り着くまで

私がイオン交換樹脂栄養剤を使い始めたのはつい2か月前なのですが、それ以前は、根腐れ防止剤としてはゼオライト、肥料としてはハイポネックス社の『キュート』という水栽培用液体肥料を使っていました。

『キュート』はストレートタイプなので薄める必要もなく、ボトルには目盛りも付いていて便利で使いやすく、とても気に入っていたのです。実際に使っておられる方も多いと思います。

↓ こちらがその『キュート』。

ところが、引っ越して環境が変わったことにより、次の2つの問題に直面してしまったのです。

ホームセンター問題

この春の引っ越しで所持していた『キュート』を手放してしまったため、再び入手しようと近くのホームセンターに行ったところ、ないのです

何件ハシゴをしても、地域で評判の園芸店に足を運んでも、店員さんすらその存在を知らず、代わりに植物活性剤を勧められる始末。そもそも、ハイドロカルチャーグッズすら置いていない様子です。

ホーマック(北海道のホームセンター)には普通にあったのに…。

九州では、人々はハイドロカルチャーをしないのでしょうか? もはや一番頼りになる存在はダイソーですが、さすがに液体肥料はありません。

思いがけず“ハイドロカルチャー用肥料難民”となった結果、我らが救世主・ネット通販にシフトチェンジしたというわけです。

送料問題

ところが次につきまとったのは送料問題。

『キュート』は、本体価格こそ400円前後とお得ですが、単体で購入しようとすると、どうしても商品代以上の送料がかかってしまいます

あわせ買いをすれば解決なんですけど、そうでもなければ貧乏な私には大問題。

そこで、送料がかからなくてお得なもの…とあれこれ探した結果、「イオン交換樹脂栄養剤にたどり着いたのでした。結果、それはそれで良かったですけどね!

『キュート』がお近くで手に入る方であれば、根腐れ防止用の「ゼオライト」はダイソーにもありますし、『ソフトシリカ ミリオンA( 珪酸塩白土 )』も根腐れ防止に良いようですよ。

どんな選択肢があるのか、まずは近くのホームセンターや園芸店を覗いてみるのもいいと思います。

ちなみに『ソフトシリカ ミリオンA』はネットでも購入できます。

イオン交換樹脂栄養剤の使用体験記

我が家の植物の様子

それでは、実際に自宅のアイビーとガジュマルにイオン交換樹脂栄養剤を使ってみてどうだったか、写真でその様子を見てみましょう。

まず、5月中旬~末にかけての植え替え以来、水ばかりで生活してきた彼らに初めてイオン交換樹脂栄養剤をあげた直後、6月10日の様子がこちらです。

アイビーの方は、この後に鉢当たりの本数を増やしたりしたため、写真だけで厳密に比較することはできませんが、葉っぱの大きさやツルの長さでなんとなく見比べていただければと思います。

約2か月後の8月5日がこちら。

夏に葉が大きく育つハイドロカルチャーのガジュマル
ベンチの上に置かれたアイビーのハイドロカルチャーの鉢

ちょうど春・夏の成長期に重なったせいもありますが、すごい成長ぶりです。特にガジュマルは、成長するにつれて葉っぱの大きさがすごいことになっていることにお気付きいただけると思います。

夏に生長中のガジュマルの葉のクローズアップ、ハイドロカルチャー
ハイドロカルチャーで生育中のガジュマルの根

根っこも、植え替え当時はとても短くて心配したものですが、今ではこの25円の「育苗ポリポット」の切れ間から伸び放題です。

2019.10.28追記

すぐ上の写真の育苗用ポリポットは買ってきたままの状態なのですが、正規のインナーポットに比べると切れ込みがかなり浅いです。

そのまま使うと中で水が循環しにくくなったり、老廃物が蓄積されてしまいやすかったりするような気がしましたので、私はのちにカッターで切れ込みを深くしたり、増やしたりしてみました。

改造後のポリポットがこちら。

カッターで一度軽く切りたいラインを入れた後、二度目に力を込めて切るようにするとうまくくり抜けると思います。

刃を出し過ぎるとヨレヨレして危ないので、やってみるという方は、くれぐれも気を付けてくださいね!

また、ハイドロボールを入れたときに飛び出てしまわないよう、太くくり抜きすぎないように要注意です。

あくまでも私の自己流ですが、ご参考まで。

アイビーの方も、新芽が伸びるにつれ、葉が大きくなってきています。長さもだいぶ伸びましたよ。

夏に生長中のアイビーの新葉
夏に生長中のアイビーのツルと新葉

すくすく育ってくれて嬉しい限りです。このままいくと、植え替えも検討しなければなりませんね。

しかし、次から次に出てくる新葉の輝く黄緑色を見る楽しみには代えられません☺

私の管理方法

この2か月間、イオン交換樹脂栄養剤に頼るかたわらで、管理方法として私が気を付けたのは以下の3点です。

  • 2~3日に1回、数時間外に出してお日様を浴びさせてあげる
  • 水は、かなり減った時点で鉢の1/3くらいを足してあげる
  • 室内に置いているとき、たまに霧吹きをしてあげる

※管理方法は植物の種類にもよります。

日光浴について

日光浴については、植物の品種によるかもしれません。

通常、ハイドロカルチャーの植物は土植えに比べると体力がないはずですので、直射日光は控えてカーテン越しの光にしたほうがいいとも言いますよね。

アイビーもガジュマルも強い植物なので、我が家のメンバーは 直射日光にさらしても平気なようです。ただ、あまりに暑い日は一日中室内で休ませたり、外に出すときも長時間にならないように気を付けています。

また、室内であってもガラス越しに強い日差しが入るような場所では葉焼けの危険があるようなので、そういった場所に長く放置しないように要注意。

また、冬はその植物の耐寒性を考慮して、外には出さないほうがいいかもしれません。

いずれにしても植物が日光を嫌いなわけがないので、お持ちの植物の性質や体力をみつつ、たまにはいつもと違う光の入り方がする場所に移してあげるといいと思います。

水やりについて

また、水やりについて、上でご紹介したのは夏の場合ですが、冬になると頻度が変わるので注意が必要です。

冬の間は植物はほとんど成長しないため、夏ほど水を必要としません。根っこも夏ほど活動しませんので、常に水が入った状態だと根腐れの原因となってしまう恐れもあります。

そういうわけで、私の経験上では、冬の間は水が空になってからも2~3日間放置して大丈夫です。

霧吹きについて

植物は葉っぱからも水分を吸収することができるそうで、たまに霧吹きをしてあげると良いようです。ホコリが溜まるのを防いだり、ハダニなどの病気を防ぐ効果もあるとか。

ただし、直射日光が当たっている時に霧吹きするのはNG。水滴が“虫メガネ”みたいな働きをしてしまい、葉が痛んでしまうそうです。

室内の“定位置”にいるときにシュッシュとしてあげると良いのではないでしょうか。

細かい管理方法は季節や植物の種類によっても変わってくると思いますので、適宜調べてみると安心だと思います。

おわりに

以上、ハイドロカルチャーで植物を育てるのに必要な「根腐れ防止剤」と「肥料・栄養剤」の両方の働きをしてくれる「イオン交換樹脂栄養剤」について、私の体験談を合わせてご紹介いたしました。

ハイドロカルチャーって、見た目もオシャレで衛生的で手軽な反面、水だけで生きることになってしまった植物たちへの気遣いが欠かせない栽培方法なんですよね。

私もこの記事をまとめていて、つくづく再認識しました。

どんな風に植わっていようと植物にとって腐ってない水栄養は大事

特に、春夏は葉を増やし茎や枝を強くする大事な成長期ですので、今お読み下さっているのが春・夏ならば、イオン交換樹脂栄養剤を始めてみるには絶好の機会です。

元気いっぱいに冬を迎えられるよう、栄養補給・健康管理にぜひ乗り出してみてはいかがでしょうか。

以上、長い記事となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!

それではまた☺ Polly

続編記事はこちら ↓

イオン交換樹脂栄養剤をハイドロカルチャー植物にふりかける様子

初めての「イオン交換樹脂栄養剤」交換:二層式ポットのハイドロカルチャー管理メモ【2】

その他、その後の生育の様子は『初心者の園芸』コーナーにて定期的にご紹介しています。