こんにちは。旅と自然観光が趣味の福岡市民、「しぜんfan」のPollyです。
今回のテーマは、標高の高いところにある湖。
いきなり私事で恐縮ですが、私は「標高の高い場所」「湖」「山景色」の組み合わせが大好きです。旅行に出かけると、自然とそういう場所ばかりを行先にセレクトしてしまいます。
何が素晴らしいって、その自然美・絶景もさることながら、身も心もリフレッシュするような開放感・清涼感がたまらないんですよね。
先日、とあることから「私調べの標高の高い日本の湖トップ10」(正確にはトップ12)なるものを作成してみたのですが、その中の7ヶ所は訪問済みであることが判明。
そこで当記事では、これまでに撮りためた写真データや訪問体験を活用して、高地にある7湖の風景と、それぞれのミニ訪問記をご紹介したいと思います。
高地にある日本の湖にはどんなものがあるのか知りたいという方、また、その風景や様子も合わせて見てみたいという方、ぜひお付き合いいただけると幸いです。
目次
当記事内でご紹介する湖
今回ご紹介する湖は、中禅寺湖(1位)、榛名湖(2位)、山中湖(3位)、本栖湖(4位)、河口湖(5位)、桧原湖(5位)、諏訪湖(10位)の7湖です。
紹介順について、単に上位から紹介していくのも味気ないので、私の印象に残っている順で勝手に順位付けをさせていただきました。多かれ少なかれ、当日の天候や個人的な主観に影響された順番となります点、あらかじめご了承おきくださいませ。
中には訪れて4年ほど経っている湖もありますが、どの湖も清涼感たっぷりで、いまでもその空気感を鮮明に思い出すことができるほど、素晴らしい場所でした。
もしも「今度ドライブに行ってみようかな」「近くに旅行に行ったときに寄ろうかな」と考え中の方がいらっしゃれば、個人的にはおすすめの場所ばかりです。
1位 桧原湖 Lake Hibara
【所在地】福島県耶麻郡北塩原村
【水面標高】822m
【面積】10.7k㎡
【最大水深】30.5m
【透明度】6.5m
【成因】火山(堰止湖)
福島県北西部の磐梯朝日国立公園内にある、裏磐梯で一番大きな湖です。 喜多方で朝ラーメンを美味しくいただき、「五色沼」に向かう途中に立ち寄りました。湖に着いてすぐのところに雰囲気のいい道の駅があったのを覚えています。
湖畔の透き通った水、湖面に浮かぶ雄々しい磐梯山の姿と、とにかく美しい場所でした。
今でも特に印象に残っているのが、湖のほとりに座り、目の前に広がる大きな景色をゆっくりと丁寧にカンバスに描いている年配の女性の姿。「あぁ、すてきだなぁ」と思うと同時に、地元の方に愛されている場所なんだな、と感じたことは良い思い出のひとつです。
1~3位は迷いましたが、周辺の自然の豊かさと、湖に近寄ることのできる自由度の高さから、ここでは桧原湖を1位としました。
2位 本栖湖 Lake Motosu
【所在地】山梨県南都留郡富士河口湖町・南巨摩郡身延町
【水面標高】900m
【面積】4.7k㎡
【最大水深】121.6m
【透明度】12.7m
【成因】火山(堰止湖)
富士箱根伊豆国定公園内、富士五湖のひとつです。富士五湖の中では一番西に位置し、大きさは3番目、一番水深の深い湖です。
ここでの記憶はなんといっても、千円札に描かれているのと同じ景色が見られるという「中ノ倉峠展望台」(身延町)に上がるために、けっこうきつい山登りをしたこと。展望台までそう遠くはないとはいえ、この景色を見たときは、かなりの達成感があったのを覚えています。
御多分に漏れず、これもやりました。
残念ながら快晴とはいかず、逆さ富士も見ることはできませんでしたが、圧巻の美しさから2位としました。
3位 中禅寺湖 Lake Chuzenji
【所在地】栃木県日光市
【水面標高】1,269m
【面積】11.9k㎡
【最大水深】163m
【透明度】9m
【成因】火山(堰止湖)
日光国立公園内にあり、 標高2,486mの「男体山」をはじめとする山々を背後に持つ、“日本で一番高いところにある湖”。その大きさからも、漂う雰囲気は壮麗そのものです。
険しい「いろは坂」を登りきった先に突如として開けた街があることからも、別世界に来たかのような気持ちになります。周囲の山々や歴史の深さも含め、背筋が伸びる思いがする場所です。
前述の通り、1~3位間は本当に迷いましたが、湖周辺では人の営みの存在が強く感じられ、私の好みである “手つかずのピュアな自然” という点では桧原湖と本栖湖の方が上回っていたと感じたため、今回は3位となりました。
文化的・歴史的観点も含めると、唯一無二の特別な湖だと思います。
4位 榛名湖 Lake Haruna
【所在地】群馬県高崎市榛名湖町・吾妻郡東吾妻町
【水面標高】1,084m
【面積】1.24k㎡
【最大水深】12.6-14m
【透明度】1.9-4.2m
【成因】火山(カルデラ湖)
群馬県のほぼ中心に位置する伊香保温泉から西に12kmほど山を上がったところにある、こじんまりと美しいカルデラ湖。伊香保温泉から軽井沢へ向かう際に立ち寄りました。
地図で見て、「あ、ちょうど湖があるから寄ってこう」と軽い気持ちで寄ったため予備知識も何もなく、行って初めて “日本で二番目に高い湖” といわれていることを知りました。考えてみれば伊香保温泉がすでに標高700mほどですから、高いのもうなずけます。
榛名山にはロープウェイが架かっており、湖のほとりのボート乗り場周辺では観光馬車も走っていました。1,000mを越える高所にあるとは思えないほど、穏やかでのどかな雰囲気だったことを覚えています。
伊香保温泉からの道中も、素晴らしい見晴しを楽しむことができました。
歴史のある “パワースポット” 榛名神社が 近くにあることも、旅を終えた後に知りました。またあらためてゆっくり訪れたい場所のひとつです。
5位 諏訪湖 Lake Suwa
【所在地】長野県岡谷市・諏訪市・諏訪郡下諏訪町
【水面標高】759m
【面積】12.81k㎡
【最大水深】7.2m
【透明度】1.3m
【成因】断層(構造湖)
長野県中部に位置し、 私調べの「標高の高い日本の湖トップ12」 の中では一番面積の大きい湖です。「諏訪大社 下社秋宮」を訪れた後に立ち寄りました。
この湖で一番印象に残っているのは、とにかくその広さです。向こう岸まで見渡せる見通しの良さには驚きました。しかも、湖沿いにたくさんの家や建物があり、当然のように日々の暮らしがそこにあることに、歴史の深い長野ならではの風土を感じます。
諏訪大社の余韻も冷めやらぬ中、大きく開けた湖面を前につい「おーい、信州―!」と叫びたくなるような爽快な気分になりました。
鷹が円を描くように颯爽と飛び回っているのが印象的でした。
6位 山中湖 Lake Yamanaka
【所在地】山梨県南都留郡山中湖村
【水面標高】980.5m
【面積】6.57k㎡
【最大水深】13.3m
【透明度】8m
【成因】火山(堰止湖)
こちらも先出の本栖湖同様、 富士箱根伊豆国定公園内にある富士五湖のひとつです。 富士五湖の中では東端に位置し、一番面積の大きい湖。白鳥の湖としても知られています。
この日は残念ながらスケジュールの余裕がなく、山中湖に着いたのがすでに夕方6時半。ここでご紹介できる写真も、上の一枚のみです。
日が落ちてしまう前に少しでもいい写真を取ろうと砂浜に這いつくばって一生懸命になっているところを、一羽の白鳥が現れ、ファインダーの中を我関せずと言わんばかりに悠々と横切っていったのでした。
もしもっとゆっくり滞在することができていたら、順位はもっと上だったかもしれません。
7位 河口湖 Lake Kawaguchi
【所在地】山梨県南都留郡富士河口湖町
【水面標高】833m
【面積】5.48k㎡
【最大水深】14.6m
【透明度】7m
【成因】火山(堰止湖)
またまた富士五湖メンバーの登場です。富士五湖の中では、山中湖に次いで二番目の大きさを誇る河口湖。富士五湖の観光拠点としても賑わっていますね。
今までに二度訪れましたが、いずれもあいにくの空模様でした。しかし、さすがは一大観光地だけあって、美術館やバラ園、お土産店など立ち寄る場所も多く、退屈することはありませんでした。
■【河口湖 音楽と森の美術館】入館チケット 大人最大17%OFF!(← アソビュー!公式ページへジャンプします)湖の東端にある「カチカチ山ロープウェイ(現・河口湖~ 富士山パノラマロープウェイ)」で「天上山」(標高1,075m)の山上公園に上がることができ、雄大な富士山とその裾野を眺めることができます。名物「タヌキ団子」とやらも食べましたよ。美味しかったです。
これは湖とは関係のない話ですが、確かロープウェイの麓近くのコンビニの前だったと思うのですが、絵にかいたような立派な暴走族の方々が賑やかに通過していったことが一番の思い出かもしれません。
現地観光バスのおじさまによると、冬の方が晴れて富士山が綺麗に見えるそうなので、真冬にも行ってみたいですね。
以上で、7湖の紹介はおしまいです。
(※湖の詳細データはいずれもWikipediaを参照しました。)
おわりに
標高の高いところにある湖の数々を、ちょっとしたガイド情報やコメントとともにご紹介してまいりましたが、いかがでしたか?
昔行ったことを思い出したり、今度行ってみたいなと思っていただいたり、何かしら感じることのある時間になったならば、私も嬉しい限りです。
どの湖も素晴らしく、一度や二度訪れるだけではその魅力はまだまだ感じきれませんし、写真にも収めきれません。
私もこれから先も機会をつくって、ぜひ何度でも訪れたいと思います。
最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。それではまた! Polly