はじめまして&こんにちは、アラフォー女子福岡市民のPollyと申します。
今回の話題は「親知らず」。
タイトルにもある通り、親知らずを放置していたために前の歯の健康を損ねてしまった、という失敗談です。
もしも、少し前までの私のように真っ直ぐに生えていない親知らずをお持ちで、歯医者さんに「そのうち抜かないとね~」と言われたことのある方がいらっしゃれば、とっとと抜いてしまうことを心からおすすめしたく、筆をとっている次第です。
放置しているうちに、最悪の場合は手前の歯まで失ってしまう可能性もありますよ!
ということで、この記事を、親知らずを抜くかどうか決めかねているすべての方に捧げます。
目次
いつの間にか生えていた親知らず
みなさんの親知らずは、どの場所に生えていますか? 何本?
私の場合、生えてきた親知らずは一本のみで、場所は左下です。
普通の歯が歯茎に対して90度で生えているとすれば、私の親知らずは25度くらいの角度で、その手前の歯に頭を押し付けるようにして生えていました。
おそらく20代中ごろから頭が出始め、以降たまに痛んだりもしていたのですが、海外にいたこともあって完全に放置。30代中ごろになってようやく、立派に生え切ったその存在を心配するようになったのでした。
しかし、自分でも残念なことに、私は必要に迫られないことには歯医者に寄り付かないタイプ。
直近で歯医者に行ったのは、以前根幹治療をした歯の上の銀歯が外れてしまったときで、もう3年も前のことでした。
そのとき先生には「あー、この親知らずは抜いたほうがいいねぇ。歯磨きが届かなくて、虫歯になりやすいよ」と言われたのですが、同時に「生え方が真横だから、切開して歯を砕いて除去しないといけないな」とも言われ、ちょっとビビッてしまったのでした。
「ま、今すぐでなくてもいいけどね」という先生の言葉に甘え、結局その後3年間も放置していたというわけです。
今思うと、このときにひと踏ん張りして抜いておくべきでした…。
ついに大きな痛みが…
放置している間、歯磨きはちゃんとしているつもりでした。特に集中的にそのあたりを磨いたりして。見た目にも虫歯になっている風ではなく、たまに痛んでも「変な角度で生えているからかな」と流していました。
それが明らかに「コレ、虫歯の痛みやん!」と気付き、ようやく歯医者さんに行ってみた結果…
見えない部分にぼっこり穴が開いており、手前の歯まで巻き込んで虫歯が広がっていたという事実が判明。
レントゲンで見ると一目瞭然でした。イメージ的には、こんな感じです。
そりゃあ痛いはずです。
結果、前の歯の半分を削ることになってしまいました。残念なことに、神経も抜かざるを得ないとのこと。
おかげで親知らずを抜きやすくはなりましたけど……これからも使う大切な歯の神経をなくす事態を招いてしまいました。
若い頃は歯の大切さをよく理解できていませんでしたが、アラフォーともなると、自前の歯をどれだけ健康に残していくことができるか、その重要性がようやくまともに理解できるようになります。(遅いよ、という声もあるかと思いますが。)
神経を抜いてしまった歯は割れやすく、将来再治療が必要となる可能性も高いそうなんです。最悪の場合、結局は抜歯。
そうならないためにも、定期的に歯医者さんに行き、先生の言うことをしっかり聞いて、適宜治療をしていくことがとても大切、ということですね!
抜いたほうがいい親知らずとは
というわけで、現在親知らずがあって、抜くべきかどうか心配しているという方は、迷わずに歯医者さんに診てもらうことをおすすめしますが、できることなら行きたくない気持ちもありますよね、きっと。
ご自身でもいろいろ調べてみられたのだろうと思いますが、私もいくつかの歯科医のウェブサイトを参考に、抜いたほうがいいケース&抜かなくてもいいケースをまとめてみました。
- 親知らず自体が虫歯になった
- 手前の歯が虫歯になった
- 横向きに生えていて、前の歯に障害を及ぼしている
- 他の歯の歯並びに悪影響を及ぼしている
- かみ合わずに歯茎や頬の粘膜を傷つけている
- いつも食べ物が詰まる、歯肉の炎症や痛みを引き起こしている
- レントゲンで見ると、埋もれた親知らずの周囲に袋のような影(嚢胞)がある
- 親知らずが上下でちゃんと生え、かみ合っている
- 顎の骨の中に埋まっていて問題がない
- ある程度真っ直ぐ生えていて、将来的に入れ歯やブリッジの土台、移植用などに利用できる
- 矯正治療で正しい位置に動かすことができる
※参考:歯とお口のことなら何でもわかる テーマパーク8020「親知らず」、沼澤歯科医院「親知らずの抜歯」、五十嵐歯科医院「親知らずが痛む原因と抜く抜かないのベストな選択方法!」、むとう歯科医院「親知らずの抜歯」など
実際に専門家に診てもらわなければ分かりませんので、あくまでもご参考までに。
しかしこう見ると、私の親知らずはバッチリ「抜いたほうがいい」やつでした。
みなさんのは、どうでしょうか? 「抜いたほうがいい」に入っていたら、覚悟を決めて歯医者に行くときかもしれませんよ。
親知らずの抜歯は痛いか?:私の場合
これを書いている現在、私の歯の治療状況はどうかというと、まさに今日、10時間ほど前に親知らずを抜いたところです。
抜歯が得意という先生で、ものの1~2分であっという間に抜けてました(笑) 麻酔のおかげで、痛みなんて何もなく。
10時間経つ今のところも強い痛みも腫れもなく、痛み止めも一錠だけで足りています。ただ、翌日の方が痛いと聞いたこともありますので、明日がちょっと怖いかな…。
抜歯した日の注意点としては、
- 食事は麻酔のしびれがとれてから
- 当日のうがいは控える
- 当日の激しい運動、入浴は控える
- 当日のタバコやアルコールは控える
- 抗生物質は必ず飲み切る
という感じです。歯茎を縫ったりもしておらず、抜いたままの状態ですが、抜歯部以外は通常通り歯磨きOK、食事も通常通りOKだそうです。(ただし、刺激の強い食品はNG。)
1~2日で血がかさぶたになり、それが歯肉に変化し、2~3ヶ月で平らになるとのこと。
前の歯が虫歯になったせいとは言え、こんなに簡単に抜けるのならば、もっと早くに歯医者さんに行っておけばよかったと心底思いますよね。
その後、結局翌日以降も腫れずに済みました。痛みは少しあったので、抜歯後4日間くらいは痛み止めを服用しましたが、半日に一錠程度です。
一週間くらいは微妙にズキズキしたり、食べ物が入って多大なる違和感を引き起こしたりしていましたが、2週間も経てばほぼ意識せずに過ごせるほどに回復。
腫れや痛みには個人差、年齢差もあるようですから(噂では、歳を取るにつれて抜歯は痛くなるらしいです)、参考までに…。
気になる治療費は?:私の場合
私の治療は今のところ、
- 【初回】レントゲン、手前の歯の抜髄・根幹に薬入れ
- 【2回目】手前の歯の薬の入れ替え
- 【3回目】親知らずの抜歯、手前の歯の薬の入れ替え
という流れで進んでおり、次回以降は手前の歯の根幹を充填して、土台・被せものを作って接着する、ということになります。
ここまでにかかった治療費は、3割負担で7,500円ほど。もちろん、レントゲン撮影の要否、手前の歯の状態や、抜歯の難易度などでも治療費は変わってくると思いますので、あくまでも参考としてお受け止めくださいね。
抜歯だけならもっと安く済むと思います(3割負担の場合)。
歯の健康のため、ひいては自分の体全体の健康のためですから、財布を痛めてでも早めに治療しておいた方が身のためです。
行くのが早ければ早いほど、治療費も安く済みますから…。
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おわりに
「これからは年に一回は歯医者さんで検査してもらおう!」と毎回思いつつ、痛みがないと平気で何年もご無沙汰してしまう自分への戒めの意味も込め、当記事を書かせていただきました。
とにかく私がお伝えしたいのは、親知らずに限らず「少しでも口の中に心配事があるならば、今週中にでも時間を作って、ちょっと診てもらうべき」ということです。
今週中でなくても、2~3日中でも2週間中でもいいですが、期限を決めないとなかなかいつもの生活ペースを崩すのは難しいと思いますので。
私もこれからは、「行かなければ、歯を一本失うことになるかも!」というくらいの気持ちで、今度こそ、年に一回の検診を実行していきたいと思います。
それでは、みなさんもお大事に。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
Polly