こんにちは、「しぜんfan」のPollyです。
本日2020年7月16日、予報に反して青空になり、注文していた「イオン交換樹脂栄養剤」も届いたことですし、ベランダでガジュマルの管理作業をすることにしました。
うちのガジュマルは、昨年5月にダイソーから買ってきてハイドロカルチャーに植え替えたものです。
それから1年ちょっとの間、概ね順調に育っていたかのように見えたのですが、先月になって根の部分から悪臭がするという事件が発生。大急ぎで“治療”してみたのが6月20日のことでした。
当記事では、「その後どうだったか、1ヶ月後の様子は?」というところをご報告してみたいと思いますので、よその家のガジュマルがどう暮らしているか(笑)、一例としてでもお役に立てれば幸いです。
目次
治療後4~5日間で葉が…
私が行った“根腐れ治療”は以下のようなものでした。
- 根っこを丸ごと、しっかり水洗い
- そのまま一晩乾かす(生乾き程度)
- 翌日、悪そうな部分を除去
- 根、幹、葉の全てに多めの霧吹きをしながら、一日様子見
- きれいなハイドロボールに埋め直し、水も栄養分も少な目で経過観察
素人が手探りでやったことですので、正解・不正解は分かりません。
根腐れは根っこの呼吸困難で起こることだと思いますので、「根に空気をたくさん触れさせる」というアプローチで対処してみたのですが…
もしかしたら間違いだらけだったかも(笑)
ともあれ、根腐れ発覚から3日後、❺「ハイドロボールに埋め直し」の翌日。
写真ではちょっと分かりづらいですが、体重が落ち、葉は垂れ下り、中には黄色っぽく変色するものも出てきました。
腐っていた部分があったとはいえ、結構な量の根を失いましたし、ここ数日の“ファスティング”もあって、体力がすっかり落ちてしまったようです。
さらにその翌日…
主に下の方の葉が真っ黄色に変色し、触れるとポロっともげてしまう状態に。ここに写っているよりももっと、たくさんの葉が落ちてしまいました。
“根っこ乾かし作戦”が裏目に出た…?
しかし、ここで必要以上にガッカリしたり心配したりする必要はない、というのが私の見解です。
第一、元気な葉はしっかり緑色のままですし、葉の付き方もだいぶピンとしてきました。(昨日はもっとションボリしていましたので、順調に水を吸っている証拠!)
また、ガジュマルは(植物は)大変賢いもので、自分の水分調達力に対して養う葉が多すぎると感じると、自ら不要な葉を落としたりするんですよね。これは数か月前、増え過ぎた小枝をちょん切って挿し木に挑戦した際に気付いたことです。
細い小枝に5枚も6枚も立派な葉が付いた状態で挿し木をしてみたところ、葉が次々と落ち始め、最終的に1枚だけが残ったんです。そしてその一枚は、発根を待つ間も枯れることなく緑色で居続けました。
園芸界では人間側が先回りして適宜カットしてあげるのが正解なのかもしれませんが、とにかく、植物ってほんとすごい!
というような出来事が以前あったため、私はガジュマルの自己管理能力を大変高く評価しているのであります。
今も、自分で葉を落としているということは、むしろまだ生きる気満々なはず!
と信じて経過観察を続けます。
治療のおよそ2週間後…
引き続き霧吹きをたっぷりしつつ、ポットの中の水はできるだけ新鮮に保ちつつ、ゼオライトのみで過ごすことさらに10日。
※ゼオライトとは、水質をきれいに保つための、細かい砂利石のようなものです。
黄色っぽさの残った葉はいくつかありますが、なんとか復活してくれたようです。葉っぱもずいぶんシャキッとし、元通りの勢いが戻ってきたように思います。
この通り(↓)、インナーポットの隙間から白い新しい根っこもちょこちょこ飛び出してきました。
とりわけ変な匂いもしませんし、ひとまず安心してよさそうです。新しい根が育ってくれていることが何よりも嬉しい☺
この調子で経過観察を続けます。
治療後1ヶ月で通常運転へ!
根腐れ疑惑発覚および“治療”からおよそ4週間後の7月16日。
特に病状の悪化は見られず、かといって劇的に回復しているという風でもないのですが、ポットの中から悪臭もしませんし、経過観察はこのあたりで一旦終了することにしました。
ということで、“ゼオライトのみ生活”もここで終了! これからは以前のように、「イオン交換樹脂栄養剤」をポットの中に潜ませる生活に戻りたいと思います。
ちなみに、栄養剤を入れずにゼオライトのみで過ごしていた理由は、根が傷んだ状態で栄養をあげると、植物には逆に負担になってしまう(と何かの記事で読んだ)からです。
ここで時系列は、当記事冒頭の「梅雨の晴れ間」に戻るわけですね!
まずは、アウターポットの中のゼオライトを全て出し、ポットをきれいに洗います。
ゼオライトの効果が続くのは約1ヶ月とのことですので、その期間いっぱいいっぱいお世話になりました。
そして、インナーポットの方も念のため、きれいな水をじゃんじゃん通すことで離脱した根のカスなどをできる限り流し出しておきます。
本当はここでまたザラッと中身を出して、根の状態を確認した方が良いのかもしれません。根っこに“腐れ”が残っていた場合、結局はそこからまた広がってしまう可能性大ですから…。
しかし、新しい根をそっとしておきたかった私はイチかバチか、このまま見守ることにしました。ここはもう、自己責任…
あとは、イオン交換樹脂栄養剤をハイドロボールの上に撒き、水で流し込めば完了!(※直接アウターポットの底に入れてもOK)
このサイズの鉢には、本来は2~2.5パック分は入れた方が良いようなのですが、今日のところはまだ1パックにしておきました。いきなり栄養をたっぷり与えられてもビックリするかな、ということで…
相変わらず、素人の想像力を駆使した“手探り栽培”ではありますが、だてに毎日見てきたわけではありませんからね! 自信を持ってマイペースに彼らと付き合っていこうと思います。
以上で、今日の作業は終了!
無事に新しい葉が次々と出てきてくれることを願いつつ、引き続き日光浴管理・水管理をがんばりたいと思います。
※どんな風に管理しているかは、【ハイドロカルチャー管理メモ①】の記事内『私の管理方法』の章に記載しています。ご参考まで!
おわりに
根腐れ危機は過ぎ去ったのか、まだ進行中なのか。腐れが残っていればまた振り出しに戻ってしまう可能性大ですが、とにかく枯れずに生きていてくれて、それだけでも一山越えた気分の今回の記事でした。
それにしても、そもそもなぜ根腐れになってしまったのでしょうか。
考えてみたところ、思い当たる理由は以下の3点です。
- 約1年もの間、ハイドロボールをバラしてまでの根っこ周りの掃除、健康チェックをしたことがなかったため、清潔な状態が保てていなかった
- 根詰まりが起きていたのを見逃していた
- 秋~冬へ季節が移る際、与える水の量の切り替えがうまくできなかった
当たっているかは不明ですが(笑)、きっとそんな感じ。
とりあえず今後は、インナーポットを交換する機会があったときには単にスポッと入れ替えるのではなく、ハイドロボールを崩して根の健康チェックをしたり、ハイドロボールを清潔なものに入れ替えたりもしようと思います!
また何か目新しいことがあれば書き綴りたいと思いますので、こんな一般素人の地味な栽培記ですが(笑)、今後ともどうぞよろしくお願いいたします☺
作業から5日後、よく見ると新葉が出ていました☺
根腐れ騒動以降、枝の先から伸びかけていた新芽たちが次々と枯れていったかのように見えていましたが、実はそうでもなかったのか、成長を再開してくれたようです。
もし今あなたのガジュマルが根腐れ危機にあるのなら、私のやり方はただの素人の手探り療法ですので(笑)、もっとガジュマル栽培に詳しい方々の記事もしっかり調べてみてくださいね!
無事に回復できるよう、陰ながら全力で応援していますよ!!
それでは、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
Polly(2020.7.16)
この1ヶ月後、結局、根っこをほぼ全カットすることになりました…