ダイソーの種「ミニ咲きひまわり」のベランダ栽培に初挑戦!生長記録や反省点まとめ

ベランダ栽培のミニ咲ひまわり

こんにちは! 自然観光が趣味の福岡市民、「しぜんfan」のPollyです。

今回は、この夏(2019年)にベランダで栽培に初挑戦した「ミニ咲ひまわり」についての記事を書こうと思います!

実は私は生まれてこの方、庭がある家に住んだことがなく、自宅でいわゆる「園芸」をした経験がろくにありません。最後に花を種から植えたのはおそらく小学生のときで、後は観葉植物を買ってきて育てるのみでした。

農業の仕事をしたことはありますが、農園には道具や土、肥料、ボスの知識まで何でも揃ってますからね。ちょっとわけが違います。

そんな素人同然の私ですが、5月末のある日、「今年の夏は種から何か花を育ててみよう!」と思い立ち、最寄りのダイソーへ物色に出かけました。そして、「ミニ咲ひまわり」の種を入手。早速その日のうちに種をまいたのでした。

結果、なんとか咲かせることはできましたが、勢いと感覚だけでやったようなものなので、反省点・失敗点もありました。最後は枯れちゃいましたし…。

この記事では、発芽・開花までにかかった日数こうすれば良かったと思う反省点など、もろもろ今回の初挑戦を振り返ってみたいと思いますので、参考までに、これから挑戦するという方のお役に立てればうれしいです☺



種まきまで

まきどきについて

私が種を植えたのは5月31日

種をまく時期について、パッケージのイラスト説明によると、私の住む九州北部は「まきどき:4月中旬~7月中旬」のエリアに入っていますので、タイミングはばっちりだったと思われます。

パッケージ裏面より

また、パッケージには「発芽適温:20~25℃」と書いてありますが、この時期の福岡は連日25~30℃。ちょっと適温よりは高くなってしまいますが、まぁ大丈夫でしょう!

開花は種をまいてから60日前後」と書いてありますので、うまくいけば7月末ごろに開花するということですね!

楽しみ~。

種以外の材料

次に、使ったものについて。

なるべくお金をかけたくなかったので、植木鉢は家にいくつかあった古いもので済ませ、土にはダイソー調達の次の3種類を使いました。

  • かる~い 花と野菜の土
  • 観葉植物の土
  • ハイドロボール(中玉以上)

「かる~い」だけは今回のために新規購入しましたが、残り2つ(下の写真)は、他の観葉植物のために元々家にあったものです。

ダイソーの観葉植物の土とハイドロボール

ハイドロボールは鉢の底部に投入するために使います。底の穴から細かい土が出てくるのを防いだり、水はけを良くする目的です。ハイドロボールでなくても、小石状のものなら何でもいいんだと思います。(鉢底石とか)

土の種類や配合については私にはまだ未知の世界で、ここで何かをおすすめできるほどの知識は持ち合わせておりませんので、各自でセレクトした土をお使いくださいませ

ぼんやりとした知識では、花の土に腐葉土や培養土を混ぜたりするといい…?とにかく観葉植物の土は間違ってる気がするけども。

あと、播種用の土やポットとかもありますが、、、そこまでしなくていいかな(笑)

いよいよ種まき!

パッケージに書いてある通り「2~3粒ずつ」種をまきます。

パッケージによる栽培の流れは、

とにかく発芽させる → 本葉が5~6枚に生育した時点で良い苗を選別 → 30㎝間隔で正式に植え付ける

ということのようです。

パッケージ裏面より

株間30㎝……そんなに大きなプランターは持っていないな……まあ、とりあえず芽が出てから考えよう! ということで、適当に2つの鉢に分けて植えました。

ちなみに、一袋に入っていた種は10粒でしたよ。

指の第一関節くらいまでの深さの穴に種を入れ、ふんわり土をかぶせ、たっぷり水をかけて初日は終了。「発芽日数約7日」を楽しみに、毎日水をあげます。

読んでお気づきの通り、全体的にけっこう適当にやってます(笑)

発芽!

6月4日、朝起きたら発芽してました! 種をまいてからでの発芽です。やったー!

ダイソーのミニ咲ひまわりの芽

発芽率は、100%! 10個すべての芽が出ていました。ダイソーさん、やりますね。

ただ、全員出てきてしまったので、このままではぎゅうぎゅうです。パッケージのプランに反抗し、せっかく芽が出たものは全員育てたいので、もう今のうちにバラして植え替えしちゃったほうがいいのだろうか…?

生長

種まき後3週間目まで

種まきから6日目

ということで翌日6月5日、早速植え替えを決行してみました。(※本当は、動かすには早すぎかもしれません。)

ありったけの鉢を使い、できるだけお互いに間隔が空くように配置。30㎝なくても何とかなるだろう!と楽観視です。

が、後にこの間隔では全然足りなかったことが判明します。

このとき、「横長のプランターを2~3個買うべきかなぁ…」とチラッと思いはしたのですが、買いに行くのが面倒で…。

思えば、スペース問題にはこのときにちゃんと対処しておくべきでした

■ 種まきから7日目

6月6日、双葉がピンとしてきました。やはり、種によっては葉が変形してしまったり、色や育ちが悪いものもあるようです。

このときの私は、全員分け隔てなく見守ることにしたのですが、スペース問題に悩むような場合は、間引くのもアリだと思います。

ダイソーのミニ咲ひまわりの芽

■ 種まきから12日目

6月11日、個体差はありますが順調に生長し、葉が4枚になりました。

ダイソーのミニ咲ひまわりの苗

■ 種まきから15日目

6月14日、大きさにかなり差が出てき、早いものには2組目の本葉が登場。

ダイソーのミニ咲ひまわりの苗
ダイソーのミニ咲ひまわりの苗

■ 種まきから21日目

6月20日。各鉢とも、明らかに定員オーバーです…。

ベランダ栽培のミニひまわり他

狭い鉢の中で、お互いに避けるように曲がりながら育ってしまっています。葉はまだまだ大きくなりそうですし、このままの状態では「良くない」ことがいよいよ確実になりました。

そこでこの後、もう一つ新たに鉢を追加して、配置をアレンジし直すことに。

調べてみたところヒマワリは植え替えを嫌う植物のようでしたので、根への負担を最低限に留めるべく、植え替えする際はなるべく土ごとまるっと移植するようにするとよいようです。

そして、根が再び新しい場所に定着するまでは、直射日光に当てないようにするなど、いつもより注意しながら見守ります。

反省点その1】

ここで一つ目の反省点。

今回の挑戦では結局、種まきから二度も植え替えをすることになってしまいました。

植物へかかる負担や手間のことを考えると、間引かないつもりなら、種まきの段階から一粒一粒十分に間隔を空けて直播きするのがベストなのではないかと思います。

パッケージに記載されている「30cm」が難しい場合でも、間隔は最低でも20cmは空けたいところです。プランターでない場合は、一個体につき一鉢のほうがいいかもしれません。

スペースに心配のある場合は、パッケージに書いてある通り「2~3粒ずつ」まいて、「本葉が5~6枚に生育」してから発育の良い苗だけを選んで植え替える、というやり方のほうがいいかもしれません。

ちなみに、私の栽培例からいくと本葉が5~6枚になるのは発芽から2週間くらいだと思いますが、今回育ててみた感じでは、そこまで待たなくても、もっと小さいうちから間引き&植え替えしても良いように思います。

失敗から学ぶ
  • 種の発芽率はかなり高めなので、発芽後に間引くつもりがない場合は、始めから所定位置を決めて一粒ずつ直播きした方が良いかも
  • スペースが十分にない場合は、発芽後2週間頃までに間引いてから定植したほうがいい
  • パッケージに書いてある「株間30cm」は大事!難しい場合でも、可能な限り30cmに近づけるべし

確かにパッケージには「草丈:45~100cm」くらいに成長すると書いてあり、ミニひまわりの具体的な大きさをイメージできないままに見切り発車してしまったのがいけませんでした…。



種まき後7週間目まで

■ 種まきから37日目

さて、日付はだいぶ飛んで7月6日になりました。

植え替え後の経過は順調で、全員枯れることなく育っています。この日は、他の仲間も全員集合で写真撮影。

ベランダ栽培の植物たち

楽しそうですね~。

■ 種まきから49日目

7月18日。葉がたいぶ大きくなり、蕾の準備が始まりました!

ベランダ栽培のミニ咲きひまわり(開花前)

しかしここで注目したいのは、大きさの個体差です。かなり顕著に表れています。そしてこの差は、もともとの種の質によるものだけではありません

私が使った鉢は有り合わせの寄せ集めでしたから、深さが足りなかったり、明らかに直径が小さすぎたり、一つの鉢に何本も詰め込み過ぎたりしていました。

生育環境がまちまちだったため、成長具合にばらつきができてしまったんですね。ここで、反省点その2です。

反省点その2】

彼らの生育状態を観察してみると、直径は小さいが深さはそこそこのポットを使った個体は、葉は小さいのにやたらひょろ長く育ち、

直径は大きいが深さが10cmほどしかない鉢を使った個体は、どっしりいい感じには育ちましたが、背が30cmくらいにしか伸びなかったんです。

結果、以下のようなことが言えると思います。

  • 鉢が十分に深ければ背が高くなる
  • 鉢の直径が十分に大きければ、茎は太く、葉は大きく、横に広く安定して成長する
  • 間隔を十分に空けずに2本以上を寄せて植えると全員の生育が悪くなる

栽培に慣れた人にとっては当然のことなのかもしれませんが、私にとっては「自由研究」ばりの発見です(笑)

失敗から学ぶ
背丈と葉の大きさとをバランスよく健全に育てるには、個々に十分な深さと面積の両方が必要。適切な鉢(生育環境)を選ぶことを軽んじてはいけない!

みんな、ごめんよ…。

種まき後8.5週間目まで

■ 種まきから57日目

7月26日になりました。

ベランダ栽培のミニ咲きひまわり(開花前)

一番大きくて元気な個体は、蕾がいよいよそれっぽくなってきました!

■ 種まきから59日目

7月28日。この頃は毎日30℃越えで、ベランダの活気・熱気もすごいことになっていました。昼間は葉がしおれて、かわいそうなことに。

思えばこの頃からちょっと、元気がなくなってしまったかも。

ベランダ栽培のミニ咲きひまわり(開花前)

開花直前

■ 種まきから62日目

7月31日。ふと見ると1本だけ、ついに蕾の中の黄色が見えていました!

ベランダ栽培のミニひまわりの蕾

■ 種まきから63日目

8月1日。さらに少し進歩。

ベランダのミニひまわり(開花直前)

■ 種まきから64日目

8月2日。これはもう、開花寸前

ベランダのミニひまわり(開花直前)

ついに開花!

種まきから9~10週間目

■ 種まきから65日目

8月3日、ちょっと貧相ですが、これはもう「開花した」と言ってもいいでしょう! ということで、開花宣言

種をまいてから65のことでした。

ベランダのミニひまわり

種をまいたときは、65日先のことなんて考えられませんでしたが、一日一日過ごせばあっという間ですね~。

仲間たちも後に続かんと、着々と蕾を膨らませています。

ミニひまわりの蕾

■ 種まきから66日目

8月4日、第2号と第3号も花開きそうです。

ベランダ栽培のミニ咲ひまわり

■ 種まきから67日目

8月5日、二輪目が咲きました!

ベランダ栽培のミニ咲ひまわり
ベランダ栽培のミニ咲ひまわり

この個体は浅い鉢をあてがわれたのですが、背は低いながらもどっしり安定して育ってくれました。

今回の栽培の結果からは、「直径が小さくて深い鉢」よりも「直径が大きくて浅い鉢」のほうが、みてくれ良く育ってくれたような気がします。(とはいえ、「直径が大きくて深い鉢」がやはりベストでしょう。)

■ 種まきから68日目

8月6日、さらに開花が進みました。今日は家族写真。

■ 種まきから69日目

8月7日、10本中ほぼ6本が開花!

ベランダのミニ咲ひまわり

どんどん咲いてくれて、毎日が開花まつりのようでした☺

しかし、この頃から葉っぱに段々と黄色っぽい斑点が出てきてしまい、見るからに不健康になってしまいました。そして、これから5日後にはほぼ枯れてしまったんです…。

ショッキング…。

反省点その3】

枯れてしまった理由としては「病気」か「虫」か「土のチョイスが悪かった」か、一番有力なのは熱気」。

このベランダは南西に向いており、日中の日当たりは大変良く、西日もガンガン当たります。そのため、熱気がずっと持続してしまうんですよね。

しかも連日の真夏日が続いており、そんな中に鉢を直に床に置いていたために、水分を含んだ土が熱せられ、根が傷んでしまったのではないかというのが私の予想です。

朝夕の涼しいときに水遣りするようにはしていたんですけれど、鉢も小さかったですし、ひまわりたちにとっては過酷な環境となってしまっていたのかもしれません。

また、直射日光に日々長時間当たりすぎてしまったことも、原因の一つかもしれません。

そこで、反省その3。

失敗から学ぶ
  • 日当たりの良いベランダで育てるときは、直にコンクリートの上に置くのはNG!ベンチやラック、すのこなどを使うようにする。
  • あまりに暑い日が続く場合、直射日光に当たり続けないようにする!

真相は定かではありませんが、人間に置き換えてみても「熱気」と「長時間の強い日差し」は辛いと思いますので…。次回からの教訓になると思いました。

まとめ

以上で、ダイソーのミニ咲ひまわり生長記録と反省点の考察は終了です!

私の場合、種まきから発芽までは開花までに要した日数は65でした。

残念ながら10個の種を全て咲かせることはできませんでしたが、彼らが日々成長していく姿を見るのは楽しく、はじめて自分で種から育てたひまわりの花は格別にきれいだった!というのが一番の感想です☺

対して反省点として真っ先に浮かぶのは、スペース問題…。

そこで、来年以降の自分、もしくはこれから初めてミニひまわりを育てるという方へ、今回の反省点から学んだアドバイス(偉そうにスミマセン)を一言で言うならば、

全員を30㎝間隔もしくは個別で鉢に植える十分な場所が確保できない場合は、全ての種が発芽したとしても、発芽後2週間頃までに間引き(生育の良い苗のみを選別)すべし!

ということでしょうか。

せっかく発芽してくれた苗を間引くのは心が痛みますよね…。

しかし、今回の私のケースのように、結局スペース問題で皆が発育不良になってしまうよりはいいのかもしれない、と思います。

また、猛暑を避けるという意味では、少し早めに植えて、6月下旬か7月中に咲くようにしてもいいのかな、とも思いました。

どれも、今回私が行き当たりばったりに栽培してみて個人的に感じただけのことですので、絶対に正しいとは言えませんが、「こんな風な教訓にたどり着いた人がいるんだな」ということで参考にしていただけたら幸いです。

うに
みなさんもどうぞ、たのしい栽培を!

きれいで元気な花が咲くといいですね!

それでは、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました☺ Polly