こんにちは!自然派雑記ブログサイト「しぜんfan」のPollyです。
いきなりですが、植物を種から育てること、育った植物の生育を管理していくことは、やってみれば必ずできることではありませんよね。
一年草か多年草か、鉢植えなのか庭なのか、植物の種類や環境によっても様々ですし、一朝一夕では得ることのできない「経験あるのみ」のスキル。
長年の間「園芸」に憧れつつも、家に庭がないこともあり、観葉植物以外にはなかなか手が出せずにいた私ですが、少しずつでも“実習”していきたいということで、昨年はミニひまわりの栽培に初挑戦してみました。
反省点もありつつ、まずは第一歩を踏み出せたところで、今年(2020年)は「ラベンダー」に初挑戦!
色も香りも大好きな植物です。それを自宅で種から育てることができれば、さぞかし楽しい毎日になることでしょう…
当然ミニひまわりとは塩梅が違うことでしょうし、種からどのようにして育っていくのか、現時点では皆目見当がつきません。が、夢は膨らむばかり。
やってみるのは、昨年に引き続き、ダイソーの花の種シリーズです。
とにかく実践あるのみ!と、まずはパッケージの情報のみで栽培チャレンジを始めてみることにしました。
そんな一素人の行き当たりばったりの栽培記録ですが、今回も反省点を交えつつご紹介していきますので、何かしらの目安(?)にでもお役立ていただければ幸いです。
それでは、いってみましょう!
目次
パッケージ裏面を熟読
まずは、パッケージに書かれている情報を熟読してみます。
種まきの時期
「まきどき」について、私の住む福岡(黄色エリア)は「4月中旬~7月中旬」となっています。
発芽適温は「15~20℃」ということで、他のエリアを見てみても、おおよそ「春(夏が始まるまで)に蒔く」ようですね。
※ネット情報では、ラベンダーは「秋に蒔いてもよい」と書いてあるサイトもあり。
発芽日数は「約14~21日」と、かなり長めです。ミニひまわりは「約7日」でしたので、ちょっとびっくり。
パッケージの下の方には「発芽率50%以上」と書いてありますが、さて、どうなるでしょうか。
開花までの流れ
続いて、種まきから開花までのインストラクションを見てみましょう。
- 種まき:3~4粒ずつまき、土が乾かないように水やりを続ける。
- 畑の準備:苗を移植する場所を用意しておく。日当たり・風通し・水はけの良い場所が望ましい。
- 定植:苗が5㎝くらいの背丈になったら、生育の良い苗を50㎝間隔で植え付け。
- 開花:5~6月から盛夏まで咲き続ける。
肥料についての記載はここでは省きましたが、ざっくりとは以上のような流れになるようです。
個人的には前回の「ミニ咲ひまわり」で痛い目を見た「株間」は、今回は「50cm」。
広!
またまたスペース問題に悩むことになるかもしれませんが…まずはとりあえず無事に発芽させ、苗を育てることに専念していこうと思います。
開花は来年以降のことになるようで、こりゃあ長丁場なチャレンジになりそうです。
用意するもの
種まきにあたって私が用意したものは以下。ほぼどれもダイソー調達です。
- 育苗ポットや、あまり大きくない鉢
- 鉢底石
- 花の土、観葉植物の土
- すのこ
これがいかにも素人の品揃えで、記事を書く今になって調べてみると、悲しいことに間違いだらけなんです…。
これでなんとかならないことはないんですが、今思うと、これらは「種を今から蒔く」グッズではなく、見事に「苗を今から植える」ようなグッズなんですね(笑)
(それにしても、観葉植物の土は間違ってる気がします…汗)
ネットでいくつかの情報を見てみたところ、ラベンダーの種まきに際して揃えるものは、
- もっと浅い、種まきに適したポットやトレイ
- 種まき用の土(バーミキュライトなど)
- すのこ
というような感じが正しいようです。(すのこはあってもいいと思うので、残しました笑)
そういえば何年か前に農家でバイトしたとき、大量のブロッコリーの種を蒔いたことがあるのですが、確かにまずは「種子トレイ」なるものを使っていました。
家庭用サイズのものでは、こんなイメージです。(※下はアマゾン商品リンク)
トレイは何部屋かに分かれており、それぞれのセルの底には小さな穴が開いています。水の抜け道ですね。
いきなり大きなポットに蒔いてしまうと、水やりをしたときに種が奥深くに流れ込んでしまったりしますので、できればこういったトレイや、それに似た何かで代用したほうが良さそうです。
後日ダイソーの園芸コーナーを覗いてみると、「リサイクル紙ポット」という12セルに分かれた紙製のトレイが売ってありましたので、そちらで試してみても良いのではないでしょうか。
また、土に関しても、確かに農家さんでは種まきには「バーミキュライト」を使っていました。(経験が知識に結び付いていない自分が情けない…)
バーミキュライトはとっても軽い中性の土で、通気性や水はけが良く、それ自体に肥料分も含まれていないため、種まきにはよく使われるようです。
肥料が必要になってくるのはある程度苗が育ってきてから以降ですので、発芽の時点ではむしろ肥料は入っていないほうがいいんですね。
バーミキュライトもダイソーにありますので、これから種まきをする方はぜひ☺
キャン★ドゥにもありました☺
栽培記録
というような基本的なことも調べずに、行き当たりばったりで始めた私のラベンダーの種まき。
実際にどうなったのか、ここからは蒔いてから3週間経つまでの様子を時系列に載せていってみたいと思います。
種まき
まずは種まきから。
パッケージを開けてみたところ、想像していたよりも小さな種がわらわらと出てきました。
ちまちまと数えてみたところ、種の数は60粒ほど。「内容量0.1ml」とのことです。
各ポットに土を入れ、インストラクション通りに「3~4粒ずつ」、適当に何ヶ所かに分けて蒔いてみました。
土を入れる際、新しい土を使う場合は特に、何度かポットをトントンと軽く地面に叩きつけながら、できるだけ土が密に入るようにするといいと思います。(スカスカだと種が奥に落ち込んでしまうため)。
そして、あらかじめ土全体を濡らしてから蒔きたい場所を軽くくり抜き、種を蒔き、上からふんわりと土を被せ、初日の仕上げは多めに霧吹きをしておくくらいでいいかもしれません。
後で調べたところによると、「種は2週間ほど冷蔵庫で寝かせ、その後3日間ほど水に浸けてから蒔くといい」、と書いてあるサイトもありましたが、私はパッケージから直で蒔いてしまいました。
それで悪いということはないはずですので、説明書き通り、「土が乾かないように水やりを続け」ながら、「発芽日数:約14~21」を気長に待ちたいと思います!
ちなみに種を蒔いたこの日は、2020年5月5日、こどもの日でした。
まさかの1週間で発芽?
「土が乾かないように」って、じゃあ表面が乾いていなければ水はあげなくていいんだろうか?と疑問に思いつつ、一応は毎朝水をやりながら過ごすこと7日間。
発芽まではまだまだだと思っていた地表に異変が。
まさかの、生えてる!?
夕方チラッと覗いてみると、小さい芽が合わせて5つほど、ちょこんと顔を出していました。
あまりの早さに、「雑草かもしれない」と思い、あまり喜び過ぎずに見守ることに。土に雑草の種が混じっていることもあるらしいですからね。
種まきから8日目
その翌日。(種を蒔いた日を0日とし、8日目。)
なんかちょっと増えたような気がします。
種まきから11日目
飛んで3日後。
種を被ったまま出てきた人がいたので、その種の形を見てみると、
どうやらラベンダーの種っぽい?ということで、半信半疑ながらも“ラベンダー認定”させていただくことにしました。
この時点では、だいたい18個ほどが発芽したようです。
種まきから16日
種まきから2週間ちょっとが経過しました。
芽の様子はというと…
本葉が絶賛準備中!
私の浅い知識では、双葉(子葉)はどの植物も丸っこい形をしており、その次に出てくる本葉の形がその植物本来の葉の形ですので、これはけっこうラベンダーっぽいですね?
しかもこれだけ同じ形の芽が出てこれば、もう雑草の種が混じっていた疑いは晴らしてもよさそうです。
種まきから3週間
種まきからおよそ3週間、各ポットの様子はこうなりました。
結果的には、良いのも悪いのも含め、全部で「22個」の種が芽を出しました。
22/60ということで、今回の私の発芽率は「36.6666…」となり、パッケージに記載の「50%以上」には届きませんでしたが、想像では土が十分に詰まっていなかったために奥深くに流れ落ちてしまった種もあると思われ、適当にやった割にはこれだけ発芽してくれただけでも有難い限りです。
土も適切ではなかったことですし。
中には三つ葉のものや、息も絶え絶えにようやく顔を出したようなのもいるのですが、引き続き大事に見守っていきたいと思います!
3週間のまとめ
以上、5月5日に種まきをしてから、5月26日に3週間目を終えるまでの様子(in 北部九州)をお送りいたしました。
概要的なところをまとめると、
- 種は60粒ほど入っていた
- 早いものは1週間で発芽した
- 私の場合の発芽率は36.7%ほどだった
という結果になりました。
ミニひまわりのときと比べて種がかなり小さい分、難易度もだいぶ上がった気がします…。
反省点はいろいろありますが、失敗しないと分からないこともありますし、逆に行き当たりばったりだからこそ学ぶこともあるわけで、既にここまででもかなり有意義な経験となりました。
しかしまだまだ大変なのはこれから!
まずは定植時期の目安である「草丈5㎝」まで、日々水やりと日当たりに気を付けながら、がんばって育てていきたいと思います!
やはり、発芽させる時点では、肥料のできるだけ入っていない土にしたほうがいいようです。さらに、水はけ・水持ちが良ければなおベターだと思います。
私はがっつり肥料入りの「観葉植物の土」と「花の土」を混ぜたものに種を蒔いてしまったわけですが、おそらくそのおかげで、土にたかる「小さな羽虫」に悩まされています…。
肥料が原因なのか、土の質が問題なのか、はたまた水気を含んだ水が目当てなのか。
とにかく、この「虫問題」と「肥料は芽にとっては刺激が強すぎる問題」により芽が死んでしまわないか、ハラハラしています。
一つ言えるのは、「観葉植物の土はラベンダーの種蒔きにはおすすめしません!」ということです(笑)
種蒔きから約1ヶ月後に気付いたこととして、深さが7.5cmほどの浅めのポットに蒔いた芽たちは育ちが良く、深さ12cmほどのポットの芽たちは育ちが悪いということもありました。
双方の根の様子を見てみると、12cmのポットの方の芽の根は、7.5cmの方の根に比べてかなり長かったので、根を伸ばせるだけ伸ばした結果、地上部の成長が貧弱になってしまったのかも…。
ただの推察ですし、土の配合具合が原因で生育の違いが出てしまった可能性も否めませんが、「やはり苗床は浅い方がいい」と、自分の中では裏付けとなりました。
ご報告まで!
そのうちまた生長記録の続きをまとめるつもりでおりますので、機会がありましたらぜひまたお付き合いくださいませ☺
▼ 続編はこちら(↓)
今回の私の失敗なども踏み台に(笑)、みなさんも楽しいラベンダー栽培を始められますように。
それでは、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!
Polly(2020.5.27)