当記事は、私個人が2020年10月に行った「ホンダライフで日本縦断&景勝地めぐりの旅」の14日目の模様をお伝えするものです。旅に出た気分でお楽しみいただけると幸いです☺
こんにちは! 福岡から札幌までひとりロードトリップ中、「しぜんfan」のPollyです。
この記事を書いている2020年10月20日時点で、出発してから15日が経過しました。
道中、寄っているのは主に景勝地・自然観光地。それ以外で立ち寄るところと言えばコンビニ、スーパー、日帰り温泉、ガソリンスタンド、道の駅、たまにコインランドリー、たまにマクドナルド(日中のブログ作業時)くらいです。
グルメは私の守備範囲外ですので、食べ物は基本的にはコンビニ・スーパー・道の駅で調達しています。
せっかく津々浦々旅しているのに! と思われる方もおいででしょうけれど、あまり興味がないので仕方がない(笑)そこにお金をかけるよりも、私は観光地の入場料や駐車場代のほうに資金を回したいのです。
しかし、食文化も大切な地域の特色であり、重要な旅の要素ですので、もう少しオトナになったらそんな贅沢もしてみたいですけどね。
行く先々で、名産品・特産品・名物料理を食べまくる、という旅。
長旅でそんなことを毎日していたら身が持たないという話もありますが、実際、名物を食べた土地のことはよく思い出したりするものです。
私の場合は、これまでの旅でいただいた南魚沼の「コシヒカリおにぎり」、福島の「喜多方ラーメン」、山形の「ひっぱりうどん」、秋田の「きりたんぽ」、男鹿の「しょっつる焼きそば」、青葉城の「ずんだ餅」、盛岡の「冷麺」、青森の「まぐろ丼」など。
なんか東北が多いですね(笑)東北大好き!
みなさんは、どんな“旅の食事”、真っ先に思い出しますか?
さて、話が違う方向に行ってしまいましたが、しっかり“withコロナ”で旅を続けていますよ☺ まだまだ日差しが強い日が多いので、マスク焼けしないかどうか心配…。
あとは、除菌ジェルによる手荒れもお互い心配ですよね。まるでハンドクリームを塗るように手に馴染ませちゃってますが…、頻度が多いと手には良くないはず。
本物のハンドクリームもたまには塗ってあげましょう!
ではこのあたりで、ようやく、14日目の旅レポートのスタートです(笑)
目次
ロードトリップ14日目の概要
14日目は、内容薄めです。朝起きたら景色がどんよりでしたので、午前中はじわじわと移動しながら車内やマック、コンビニなどでブログを書き、午後から3ヶ所だけ観光をしました。
スタート地点は「道の駅 草津 グリーンプラザからすま」、ゴールは彦根市の湖岸にある小さな駐車場です。
一日の走行距離は「74km」。ビッグ・ドライブではないけれど、まぁまぁ走りました。
それでも、まだ琵琶湖が終わらないんですよ(笑)!
もちろん大きいとは知ってはいましたし、湖岸を走るのは今回が初めてではなかったのですが(前々回のロードトリップでは西側を北上しました)、あらためて、こんなにデカいの!?
琵琶湖のことを「近江の湖(うみ)」という呼び方をするのにも納得です。あんなに大きいなら…。
そんな琵琶湖のある滋賀県は京都にも近く、歴史も深いんですよね。
私は歴女ではありませんし、大河ドラマ「麒麟がくる」もまともに観ていませんし、詳しいところまでは恥ずかしながら存じ上げないのですが、織田信長と安土桃山時代くらいは知っています。
そこでこの日は、信長の建てた「安土城」の跡地に行ってみました!
跡地といえど、時の流れを感じることのできる素晴らしい場所でしたよ。
他には、琵琶湖を眺められることを期待して「荒神山」の展望台、そしてその手前にあった「曽根沼」というところにも、クイックリー寄ってみました。
次章、いつものように簡単に風景紹介をさせていただきたいと思います!
14日目の主な観光地
日野川沿いの山景色
この場所は特に“観光地”というわけではなく、通りすがったときに景色がキレイだったので、一瞬だけ車を停めて写真を撮っただけです。
おそらく地元の方にとっては、車を停めて撮るほどの景色かね、という見慣れた風景なのかもしれません。
しかし、薄墨で塗ったように山の影がスッと見えるこの様子、山に囲まれて育っていない私にとってはすごい絶景。
河原のススキ野原も美しく、「ああ、原風景だなぁ」と感動しました。
ところであの山並みは「蓬莱山」のものですか?
この写真を撮った場所は近江八幡市の西の端っこなのですが、そうするともう「比叡山」は通り過ぎていますよね? 今朝までいた「琵琶湖博物館」あたりからなら、ちょうど比叡山が見えたのかしら…。
どれがどの山かを分かった上で眺めること、今後の私の重要課題です!
安土城址
さて、向かったのは本日のメインイベント、「安土城址」です。
舗装はされていないながらも広々とした無料駐車場があり、城の入口付近には「城なび館」という案内施設兼お土産物店がありました。お手洗いもここにありますので、入城前に行っておくのがおすすめ。
実はこの日、ある芸人さんがテレビか何かの撮影に来ており、入城ゲートを入ってすぐの石段でロケをしていたんですよね。
「麒麟がくる」の影響で、今年は大勢の芸能人が、特に芸人さん達が収録に訪れるんだそうですよ。
変に映り込みたくないのでしばらく待っていたのですが、終わりそうにないので、スタッフの方に一言伝えてもらって突破しました。
こちらが突破後、正面から見上げる石段。
これを上まで登ると、階段は左に折れ右に折れ…どこまでも続きます(笑)まるで山登り。天守が現存していた当時は、人々はそれを見上げながら登っていったのでしょうか。
途中で写真も撮りつつ、ひたすら古い石段を登ることおよそ30分、ようやく天守台跡へ到達。
早速、案内板に目を通します。
安土城の天守は、完成してからわずか3年後の天正10年(1582年)6月に焼失してしまいます。その後は訪れる者もなく、永い年月の間に瓦礫と草木の下に埋もれてしまいました。ここに初めて調査の手が入ったのは、昭和15年(1940年)のことです。
現地の説明案内板より
今(2020年)から438年前に消失し、その後358年もの間、人知れず放置されていたのですね。
これらの礎石は土に埋もれていたのを掘り起こした本物だそうで、天守の規模は、地上6階・地下1階という「当時としては傑出した高層の大建築」だったとのこと。
すごいですね~。
当時は1階フロアであったであろう高さまで登ってみると、南西には安土の町、北西には御所山や八幡山(たぶん)、もちろん琵琶湖も眺めることができました。
これが6階からなら、先ほどの蓬莱山や、もしかしたら比叡山も見えたかも?
その他にも安土城址の敷地内には、信長の御廟や信長が建てたという「摠見寺(そうけんじ)」の跡、重要文化財の仁王門などもあり、また、古い苔むした石垣を眺めるだけでも見ごたえありでした。
歴史に詳しくなくても、なんとなく圧倒的なパワーを感じる、旅人必見の観光地だと思います!
ただ、けっこうな山歩きになるので、スニーカー以上の靴は必須かと思われます。木の杖を入口で借りることができますので、お供に持って行ってもいいかもしれませんね。
入城料(拝観料)は大人700円でしたよ。
※安土城址の公式サイト「織田信長の安土城址と摠見寺」はこちら
荒神山の展望台
次に向かったのは、安土城から彦根市街に向かうちょうど中間地点あたりにある「荒神山(こうじんやま)」という山の上です。標高は284m。
私が確認した限りでは、この山には展望台が2ヶ所ありました。頂上にある「荒神山神社」の隣りの駐車場と、9合目あたりにある「ハンググライダー場」です。
まず、荒神山神社展望台の方からは、山のすぐ北側にある「曽根沼」を見下ろすことができます。
モザイク柄の畑と、その中を道路が真っ直ぐに横たわる様が印象的な景色。奥にはもちろん、琵琶湖です。
そして傍らの立て看板には、「彦根八景 うみ風渡る荒神山」との文言が。
記事を書く今になって調べてみると、平成7年、この「荒神山」や「彦根城」、「佐和山」、「芹川堤けやきみち」などの8ヶ所が「彦根八景」に選定されたんだそうです。
※彦根市による彦根八景の紹介ページはこちら
それだけ市民に愛される、彦根を代表する景色ということですよね。快晴ならば、青くどこまでも広がる湖が見られたに違いありません。
続いて、2ヶ所目のハンググライダー場からの眺めはこちら。
先ほどの神社展望台からは少し角度が西にずれまして、曽根沼は半分見切れる感じです。それでも、夕日はギリギリ見えない、という角度。
(私が訪れたのが図らずも夕方で、しかもちょうど夕日も出ていたため、もしかしたら見えるかも?と少し期待ていたのですが、残念。)
しかしさすがはハンググライダー場、眺望がスカッと開けていてよく見えるのは、どちらかと言えば神社前よりもこちらのほうかな、と思いました。
琵琶湖を見下ろしながら空に飛び込むって、最高に気持ちよさそうですね!
山を下る途中、視界を遮っていた木々が途切れて、先ほどとはまた違った方向の景色がスコーンと見えるスポットもありました。
あの山の名前が分からないのが余所者の辛さですが、安土城のある山の近くでしょうか。地図上でがんばって調べてみると、「猪子山」や「繖山」あたり、かな…?
琵琶湖が山に囲まれており、東岸部には「近江盆地」があり、その中にポコポコッと山が隆起している――そんな琵琶湖西岸の地形を目で確認することができ、とてもいい経験となりました。
曽根沼
先ほど、荒神山から見えていた「曽根沼」。
日没ギリギリかという時間帯に差し掛かってきましたが、せっかくなので彦根へ向かう途中に立ち寄ってみることに。
駐車場に急ぎ留め、早足で水辺へ。すると、心洗われる風景に間に合うことができました。
鏡になっているときの水面ほどフォトジェニックなものはありません。滞在時間10分弱の時短訪問でしたが、寄ってみて正解でした☺
※「曽根沼」については、彦根市公式サイト内「荒神山とその周辺の自然ガイド」からその自然や歴史などについて知ることができます。
明日15日目の予定
明日は天気が回復し、快晴になる見込み。
朝早くから彦根市内の湖岸や城周辺を見学し、終わり次第、琵琶湖のどん詰まりにある「つづら尾崎展望台」に行ってみたいと思っています。
その後は琵琶湖および滋賀を離れ、福井へ突入!
敦賀市内に寄るか、それとも鯖江方面へ直行して距離を稼ぐか、時間次第で調整しつつ進んでいく所存です。
それでは、最後までお読みいただいたあなた、お付き合いいただきどうもありがとうございました!
また次回お会いしましょう☺
Polly
※当記事内の写真および現地情報は、2020年10月19日時点のものです。