アドセンスの「アンカー広告」は効果あり? 11日間だけ自動広告テストしてみた結果(2020.8)

こんにちは! 雑記ブログサイトを立ち上げて1年1ヶ月が経ちました、「しぜんfan」のPollyです。

WordPressと新規ドメインでゼロからスタートし、未だに「結果が出てきた!」と言えるほどの収益も上がってはおりませんが、気分転換にちょっと新しいことを取り入れてみたい気分になりました。

そこで、これまでは導入せずにいたアドセンスの自動広告にちょっかいを出してみることに。

2020年4月に送られてきたメールより

今年の春になってGoogleさんがやたらと勧めてくるので、心の片隅に引っかかってはいたんです。「平均で17%の収益向上」は魅力的ですもんね!

そこで当記事では、以下のようなサイト状況の私が、自動広告の中でもアンカー広告を設置するかしないかで収益に差があるのか途中までテストしてみた結果をシェアしてみたいと思います。

私のサイト状況

  • 現時点で使える手動広告はまだ「ディスプレイ広告」「インフィード広告」「記事内広告」の3つ
  • 実際に使っているのは「ディスプレイ広告」と「記事内広告」のみ
  • 自動広告の使用経験はなし
  • 月間PVは8,000くらい
  • 月のアドセンス収益は1,000円前後

「途中まで」の理由は、単純に最後まで待てなかったからです(笑)

エキスパートな記事では全くありませんが、同じくアンカー広告について何かしら検討中のあなたの、判断材料の一つとしてお役に立てれば幸いです。



自動広告の種類

アドセンスの自動広告には、以下のようなフォーマットが揃っています。

  • ページ内広告
  • 関連コンテンツ(対象サイトでのみ利用可)
  • アンカー
  • モバイル全画面

当サイトはまだ「関連コンテンツ」は解放されておりませんので、自動広告で実際に選択できるのは「ページ内広告」と「アンカー」と「モバイル全画面」の3つ。

「ページ内広告」は、手動でも既に使っているディスプレイ広告や記事内広告のことで、広告の種類としては目新しいものではありません。

ということで、自動広告機能を使ってみることで新たに試すことのできる広告フォーマットは、「アンカー」と「モバイル全画面」の2種類となるようです。

いわゆる「オーバーレイ広告」ですね。

そしてこれらは個別にオン・オフを設定できるので、下の図のように、好きなものだけをオンにすることが可能。

自動広告設定ページより

「ひとたび自動広告をオンにすると色んなもの全てが連動してオンになる」というイメージを勝手に持っていた私には嬉しいお知らせです。

「ページ内広告」は手動のままにしておきたいし、「モバイル全画面」は私が訪問者だったら絶対にイヤですし(笑)、今回は「アンカー」のみを試してみることにしました。

アンカー広告の見え方(スマホ)

アンカー広告の「Anchor」は、日本語で「錨(いかり)」という意味で、元は画面の「下」に表示されるものでした。

しかし、最近のGoogleの試みにより、2020年夏現在、スマホでは「」に表示されます。(タブレットでは「下」、PCはなし。)

当サイトのトップページです

収納できるタブのような仕組みになっており、左下の矢印をクリックすることで、引っ込めたり再表示したりすることができます。

上のスマホ画面は「6.49インチ」と大きめ(長め)ですので、表示されていてもそう邪魔には感じず、個人的にはそんなに悪くない印象。

しかし、5インチくらいの画面(↓)になってくると、やや狭苦しさが否めません。

しかし、読み進める方向に表示されるわけではないので、下に居座られるよりはユーザーエクスペリエンスはマシ(笑)であると思いますし、ページにマッチした広告であれば、確かにクリック率も悪くないような気がします。

自動広告テスト

概要

とはいえ、いきなりオンにするのは何だか…というときに便利なのが「自動広告テスト」です。

どんなものかというと、詳細設定をした後で テストを開始 すれば、最大90日間、オンにした場合としなかった場合の収益を比較することができるという機能。

自動広告設定ページより

詳しい仕組みは分かりませんが(すみません)、テスト期間中は、50%のユーザーに自動広告を試しに表示してみて、その反応を集計することができるようです。

詳細設定画面へは、アドセンスメニューの

  • 「広告」→「サマリー」→「サイトごと」→ ドメイン名の右の「えんぴつマーク」
  • 「最適化」→「テスト」→「新しいテスト」

のいずれかから入ることができます。

テスト完了までに必要な期間はサイトのトラフィック量によりけりで、AdSenseヘルプセンターの「テストに関するよくある質問」の回答によると、“数日で終わる場合や、1~2 か月かかる場合があります”とのこと。

1日のPVが200~300である当サイトの場合は、11日経ってもテストは完了しませんでした…。

がしかし、テストが完了せずとも9日経った時点で途中経過を見ることができるようになりましたので、最後まで待たずとも、少しは指標になったのかなと思います。

それではここからは、実際の私のテスト結果をご紹介いたしましょう。



私の結果

テスト開始してしばらくは、こんな画面です。

テスト開始直後の画面

「テストを実施中です」「まだデータを収集しています。準備ができたらここに結果が表示されます」と書いてあり、合計表示回数も「0」。

この画面におおきな変化があったのが、その9日後です。

途中経過の表示画面

手動広告だけのオリジナルバージョンに比べると、アンカー広告を加えたテストバージョンの方が「127%」の収益が見込める、という途中経過が表示されました。

このときの合計表示回数は「4960」となっており、この間のページビューをアナリティクスで調べてみたところ、ざっと「2,500PV」でした。

そしてその翌日には「128%」、さらにその翌日には「173%」にジャンプアップ!

ちょうどお盆休みに入った頃だったため、PVの増加に伴うパーセンテージの急激アップだったのかもしれませんが、これは嬉しい数字です☺

テスト中はいくらこの数字が上がっても実際の収益には繋がっていないわけですので、そのことが惜しくなった私はここで パターンを適用 をクリックし、テストをストップすることにしました(笑)

パターンを適用後の画面

いつまで待てばテストが完了になったのかは謎のままですが、「パターンの方がオリジナルより成果が高くなる可能性は95%です」というお言葉をいただけたので、しばらくはアンカー広告を導入してみようと思います!

他にも「見込まれる効果は-202%から547%の間です」との記述もありましたけれど…これが一般的な数字なのか、このときの私のテストによるものなのか。

とまあ中途半端なまま、私の自動広告テストの報告を終えさせていただきます(笑)

おわりに

というわけで、1日のPVが200~300という雑記ブログで、アンカー広告のみをオンにした場合の増収の可能性は、

自動広告テスト開始11日目(約3,200PV)時点で 173%

オリジナル(手動広告のみの場合)より成果が高くなる可能性は 95%

という結果となりました。

これらの数字はテストが完全に終わる前のものですので、終了するのを最後まで待っていればもちろん、数字が下がった可能性も、さらに上がった可能性もあります。

サイトの内容や手動広告の設置状況によっても、結果は大きく違ってくるはずです。

よって、あくまでも一弱小ブログの中途半端な結果ということで、「ふむふむ」「へー」とご覧いただけたなら幸いです。

とはいえ、いきなり導入して効果がよく掴めないよりも、あらかじめ成果の程をイメージできているほうが安心だと感じますので、みなさまもテストしてみてはいかがでしょうか☺

それでは、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!

よい一日を。 Polly