こんにちは! 「しぜんfan」のPollyです。
突然ですが、世の中には知らないことがいっぱいですよね。過去のこともですが、まさに今 on going で起きていることも。
毎日世界各地で起きていることの全てを知る時間はありませんし、その必要もないのかもしれません。
しかし、自分の興味のある分野のことにはできるだけアンテナを伸ばしていたい。未来の自分を深めるのは、今の積み重ね。
そして、どうせ記事を書くのなら、私自身にも読んで下さるみなさまにも、少しでも意味のある記事にしたい!
ということで、「世界のトップニュースの中から、自然・観光に関わるニュースをピックアップして読んでみる」というシリーズを不定期で始めることにしました。
目次
“世界のニュース” 選定の基準
シリーズ初回につき、まずは、どんな風にニュースを選ぶのかをご説明させていただきます。
選ぶネタは、先ほども話に出た通り、このブログのテーマでもあります「自然系・観光系」です。それに付随して、動物、環境問題、第一次産業なども含めたいと思っています。
ニュースを選ぶソースは、主に「BBC・ABC・NHK」各放送局ウェブサイトのワールドニュースのページです。BBCは英国放送協会、ABCはアメリカ放送会社ですね。
その日のトップページにトップニュースとして載っている中から特に気になる記事をピックアップし、私自らが和訳して紹介したいと思います。
ちなみに私の英語力は、英検準一級、TOEIC875点、イギリス英語圏居住約5年、生の英語と関わる生活歴8年ほどです。
たまに読み間違うこともあるかもしれませんが、そこはご愛敬でお願いします(笑)
ざっくり意訳してますが、意味が変わってしまうほどに大きなミスはないはず、です!
では早速、初回いってみましょう!
今回の記事
今回は、BBC NEWS からこちらの記事を読んでみたいと思います。
2020年1月5日(日)23:50に各サイトを巡回し、一番大きく扱われていた、オーストラリアの山火事についての記事です。
- 【記事URL】Australia bushfires might burn for months, Morrison warns
- 【アップ時間】2020年1月5日 22時ごろ(日本時間)
記事の内容
■ オーストラリアのモリソン首相が、「この壊滅的なbushfire(山火事)は数か月間続くかもしれない」と警告
2019年9月に始まったこの火事では、少なくとも24名が死亡。首都キャンベラでの大気質は今週末(2020/1/4・5)、世界中のどこよりも悪い状態でした。
モリソン氏は、この火事で日常生活を失った人々を助けるためのrecovery agency(復興庁)を立ち上げたことを発表しました。
これまでのところ同氏は、この災害への対応の遅さについて厳しい批判を受けています。
この週末はさらに何百もの建物・敷地が焼失し、この山火事が始まって以来の最悪の被害状況となりました。田舎町でも都市部でも、赤い空や舞い落ちる灰、立ち込める煙が見られました。
日曜(1月5日)、ヴィクトリア州とニュー・サウス・ウェールズ(NSW)州では小雨が降り、気温と風速も低下したことから、状況はいくらか緩和しました。しかし当局は、「危機が過ぎ去るにはほど遠い」と警告しています。
NSW州首相のGladys Berejiklian氏は、「私たちは未知の領域にいる。これを私たちは “前にも経験した” とは言えない。前代未聞だ。」と述べました。
日曜に妻と共にEden北部の自宅から避難したJohn Steeleさん(73)は、AFP通信の取材に対し、「視界は50mもないほどで、空からは大量の燃えカスや白い灰が舞い落ちてきていた。」と話しました。
「空はまだ真っ赤だ。私たちはまだ困難を乗り越えてはいない。」
モリソン首相は日曜、近年で最大規模の軍を招集し、疲れ切ったボランティア消防士たちをアシストするため、3,000人の予備隊員も動員すると発表しました。
首相はこの災害対応にあたり、予定していたインド行きをキャンセル。しかし、実際にアシストを受けるNSW Rural Fire Service側が「後援隊動員の計画のことはメディアを通して初めて知った」と暴露したことから、さらなる非難を浴びています。
今後の長期的な見通しとしてモリソン氏は、この火事が数か月にわたって続く可能性があると警告し、今回立ち上げられた復興庁は少なくとも2年間に渡って活動することになるだろうとのこと。マスコミ報道によると同庁は、インフラの復旧から人々の精神的なサポートに至るまで、様々な活動を通して山火事に遭った地域の回復を助けることになります。
エリザベス女王は日曜、この火事のことで「深く心を痛めている」と話し、地域のために命の危険を冒して対応にあたった救急隊への感謝を表しました。
■ 48時間で2千万オーストラリアドルの義援金集まる
金曜(1月3日)、オーストラリアのコメディアンであるCeleste Barberさんにより消防活動への義援金が立ち上げられ、たった48時間で2千万オーストラリアドル (およそ15億円)以上が集まりました。
Celesteさんは、「どんな形でもいいから力になってほしい。本当に恐ろしいことが起きている。」と自身のFacebookで訴えました。
この募金の集まり方を受けて彼女は「信じられない」とコメントし、集まった募金は、政府出資の元でボランティア参加者によって構成されるNSW Rural Fire Servieceと、直接消防隊への慈善寄付を受け付けているBrigades Donations Fundの2団体へ渡すつもりであると話しました。
NSW州Edenは「山火事に対応できる備えがなければ、直ちに家を離れて北へ避難するように」と政府から住民への指示が出た地域であり、同地域に居住していた同コメディアンの家族も避難を余儀なくされました。
他にも多くの有名人が消防活動への援助金を寄付しており、アメリカの歌手Pinkやオスカー女優Nicole Kidmanは50万ドルを寄付。ニコールさんは自身のインスタグラムに「私たち家族の心は、火事の被害に遭ったオーストラリア中の全ての人とともに」とコメントしました。
ソーシャルメディア上ではこれらの寄付が称えられる一方、個人より先に政府が動くべきではなかったかと、国内からは政府の対応の遅さを嘆く声も上がっています。
今でも国内200ヵ所近くで火災は続いており、全ての州・テリトリーがその影響を受けています。1,200軒以上の家屋が全焼し、何百万ヘクタールもの土地が焼けました。
NSW州では何万世帯もの家庭が停電のまま取り残され、この何週間のうちに何千人もの人々が沿岸部から避難しました。Coomaの町では土曜の夜、何百万リットルもの水を運ぶ給水塔が壊れ、いくつもの家屋が水浸しになり、車も流されてしまうというさらなる被害にも見舞われました。
同事故についてNSW州副首相John Barilaroは、「大惨事だった」とABC Newsに話しました。
以上。
感想
テレビのニュースでたくさんのコアラが死んでしまったというのは聞いていたのですが、基本的には流し見していたので、まさか今後数カ月も続くような規模だったなんて…。
一年で一番楽しいはずのクリスマス休暇も、大変な思いで過ごした人が大勢いるんですね。
私はオーストラリアにはワーホリで1年、観光で3ヶ月間滞在したことがあるのですが、はじめに知ったオーストラリアの災害はまさしく「Bushfire」でした。
台風も地震も火山の噴火もありませんが、干ばつと山火事はそれらに代わる深刻な自然災害。
気温が高く、空気が乾燥した夏場に起こりやすく、一度発火すると数日~数週間燃え続けるのは当たり前。毎年どこかで起きる、というような風物詩的存在だったと記憶しています。
それが、記事の中でも「過去に経験したことのない規模」とあるほどの一大事がまさに今起きているということなんですね。
ろくに知らずにのほほんと年末年始を過ごしていた自分が少し恥ずかしい…。
それにしても、2千万オーストラリアドルって何回計算しても15億円なんですけど、ほんとに?? ゴーン氏の保釈金と同額ですけど…。
偶然にも同じ金額で、世間を騒がせている理由はこんなにも違うという、ちょっと情けない事実も知ることができました。
おわりに
初回である今回は、BBCワールドニュースのトップページから、2020年1月5日の夜時点で一番大きく載っていた「オーストラリアの山火事、数か月続く可能性」の記事をご紹介しました。
私の技量の至らなさから読みづらい部分もあったかと思いますが、最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。
これからも、世界ではどんなニュースが伝えられているのか、自然・観光分野を中心にチェックすることを継続していきたいと思います!
みなさまも、よろしければぜひまたお付き合いくださいませ。
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それでは、よい一日を!
Polly