【2020.1.29 世界の自然系ニュース翻訳】ABC・豪陸軍隊員、山火事救出コアラと至福の時

こんにちは、「しぜんfan」のPollyです。

今月(2020年1月)に始めたこの“世界のニュース翻訳シリーズ”も、今回で6回目となりました。

初回から3回連続でご紹介したオーストラリアの山火事、今はどうなっているのでしょうか。

ゴーン氏、アメリカVSイラン、イギリス王室、新型肺炎ウィルスなど、次々と沸き起こる重大ニュースに埋もれ、なにやら遠いところに行ってしまったような印象です。

そこで今朝(2020/1/29)は、「山火事関連記事、載っていないかな」という視点でNHK、BBC、ABCの各ニュースサイトをチェックしたところ、ありました。

オーストラリア陸軍の隊員たちが、救助されたコアラたちを胸に抱いてエサをあげました」という、痛ましいなかにも微笑ましいニュースです。今回はこちらを読んでみたいと思います!



今回の翻訳記事

今回セレクトした記事はこちらです。

【ニュースサイト】ABC NEWS

【記事URL】Australian army soldiers cuddle, feed koalas rescued from bushfires

【記事アップ時間】29 January 2020, 10:15(日本時間)

「cuddle:胸に抱く、抱きしめる」、「feed:食べ物を食べさせる、動物にエサをあげる」ですね。

なごみ系記事なだけでなく、火事の現状についても分かるかもしれません。早速読んでみましょう!

舞台は、オーストラリア南部の都市Adelade(アデレード)郊外にあるワイルドライフパークです。

陸軍隊員、山火事救助のコアラを胸に抱いてエサやり

オーストラリア陸軍の隊員たちが、何匹もの飢えたコアラたちを山火事から救っています。

火曜(1/28)、軍により投稿されたインスタグラムの画像には、サウス・オーストラリア州Crafersにある「Cleland Wildlife Park」での“お食事タイム”中、ブランケットに巻かれたコアラたちを抱っこしている隊員たちの様子が写し出されていました。

隊員たちはコアラたちを優しく気遣いながら、幸せそうな表情でこのふわふわのnew friendたちをお世話しました。

この日彼らは、園内のclimbing mountを造る作業も手伝ったそうです。(※climbing mountとは、“登り台”のようなものであると思われます。)

昨年9月にこの山火事が始まって以来、数万匹のコアラが死んでしまいました。「Kangaroo Island Wildlife Park」の共同経営者であるSam Mitchellさんは、今月初旬のガーディアン紙の取材の中で、全生息数のうちの半数以上が死んでしまったと話しています。

コアラは動きが遅いため、火が木の上部から上部へと燃え移る中、逃げ遅れてしまうことが多いのです。

今回の一連の山火事は何カ月間にも渡って続いており、多くのオーストラリア人たちは、そのダメージから完全に回復することができるのだろうかと疑問を持ち、不安に思っています。専門家たちは、億単位の動物が死んでしまったと推測しています。

以上

ABC NEWSサイト内同ページより

感想

思ったよりあっさりとした記事でした。

それでもちょっとほのぼのしましたし、生息していたコアラの半数以上が失われてしまったということも分かりました。

オーストラリアにいたときに、どこかのWildlife Parkでコアラを抱っこさせてもらったことがあるのですが、確かに動きは遅かったです。「かわいい~」というよりは、「ナマケモノみたい?」と思った記憶が…。

それももう10年も前のことですが、職員の方々はとっても大切にお世話されており、怪我した個体の保護活動にも力を入れている様子でした。

それが、山火事でこんなにも数が激減してしまうとは、何とも痛ましいことです。

火事の被害から生き残ったコアラたちが、今度はエサ不足で飢え死にしないように、オーストラリア政府や軍も一生懸命がんばっているというわけですね。

記事内に出てきた豪陸軍のインスタグラム投稿には、写真そのものにだけでなく、彼らの活動・仕事ぶりに対しても称賛の声が集まっており、こうして政府や公的機関の活動をリアルタイムで世間に共有できるって、いい世の中だなと思いました。

SNSの有効活用、ですね。

おわりに

以上、2020年1月29日(水)午前中にアメリカABCニュースのサイトで見つけた「オーストラリア陸軍の隊員が救助したコアラに餌やり」の記事をお届けいたしました。

次回は、どんなニュースが出てくるでしょうか。

これまではアメリカのABC、イギリスのBBC、日本のNHK Worldの3社をチェックしてきましたが、今後はNHKはウェイトを軽くして、代わりにガーディアン紙やニューヨークタイムズなどの新聞系サイトを入れてもいいかなと思い始めました。

「日本のメディアを通さずに世界のニュースを知る」ことが目的ですからね!

つくづく、ネットの世界は無限ですね。

それではこれにて今回は終了です。最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

どなたさまも、よい一日を☺ Polly