こんにちは! 自然観光を愛してやまない福岡市民、「しぜんfan」のPollyです。
今回のテーマは、「佐賀平野の絶景」と「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」。このコンビネーションでお届けします!
私事ですが、実は今までに一度もバルーンフェスタを観に行ったことがなかったんです。
ものすごく混むと聞きますし、テレビのニュースやネットの写真で見るだけでまぁ満足というか、そこまで関心を寄せておりませんでした。今までは。
ですが、今年は自分の中では “行ったことのない身近な観光地に行きまくる” 年。今行かずしていつ行く! と沸き起こる強い使命感で、大会初日早朝の「競技フライト」とやらを見に行ってみることにしたのでした。
マイカーで張り切って前乗りしたのは良かったのですが、このイベントって初心者にはけっこう “つかみどころのない” というか、会場での競技観戦の楽しみ方がよく分からないんですよね…。
公式サイトにもいろいろ説明はあるのですが、イメージが湧かないと理解もしづらく。
結局、難しいことは来年以降に持ち越して、今年は会場外から気楽にバルーンを眺めてみよう、ついでに景色も楽しもう!という過ごし方をして参りました。
ということで、本記事は基本的に、
バルーンフェスタは初めてという観光客が、ぶっつけ本番で会場外の展望台3ヶ所を試してみた
という内容となります。
これらの展望台は、おそらく佐賀平野にお住いの方々には王道スポットなのだとは思いますが、見え方などにご興味のある方はぜひ覗いていってくださいませ。
それでは、いってみましょう!
目次
初めて行く方への共有情報
私が行ったのは2019年10月31日(木)、大会初日です。
土日とはかなり様相が違ったと思われますが、もし知り合いに「どうやったー?」と聞かれたら答えるであろう感想、現地に行ってみて分かった情報などを、まずはいくつか挙げてみたいと思います。
佐賀平野にお住いの方々をはじめ、「もう知ってるよ」という方は適当に読み飛ばしてくださいね。
- 初日前夜の「オープニングイベント」時は、会場となる中央大通り周辺で交通規制があり、一帯が大渋滞となる
- メイン会場は、佐賀市中心部から5~6kmほど離れた嘉瀬川河川敷のローンチサイト
- 大会期間中は、ローンチサイトへの最寄りJR駅として「バルーンさが駅」が登場する
- 嘉瀬川河川敷特設駐車場の料金は1台1,000円
- 空を舞うバルーンを見られるのは、午前と午後に一回ずつ行われる「競技フライト」の時間帯
- 朝7時からの競技フライトは、嘉瀬川河川敷のローンチサイトから一斉離陸するため見ごたえあり!
- 午後3時からの競技フライトは、会場外からそれぞれがローンチサイトを目指して飛んでくるというタスクなので、河川敷にバルーンが姿を見せ始めるのはだいたい16時以降
- 朝と夕方の競技フライトの時間帯であれば、河川敷や展望台に行かなくても、飛んでいる様子は街のあちこちから見ることができる
- 午前10時頃から15時半頃までは、空にほとんどバルーンは見かけない
- 快晴時は朝日・夕日がかなり眩しいので、観る方向を考えるかサングラスを持参するといいかも
- 天候や風の強さ次第では競技中止もありえるため、開催可否については公式サイトで常にチェックすべし
- テレビや写真で見るとは大違い! バルーンを眺めるのは予想外に楽しかった!
以上が、今回行ってみて分かった内容です。
大会初日に会場外から眺めてみて分かっただけの情報ではありますが、私と同じように初めてバルーンフェスタに臨むという方には多少は役に立つ内容かとは思います。
一つ目の項目だけ補足説明をすると、「オープニングイベント」というのは、大会開催日前日18時から佐賀市のメインストリートで行われるパレードのことです。
冬にかけて街中で行われるイルミネーションの初点灯も併せて行われるようなので観てみたかったのですが、18時過ぎにマイカーで市内に着いたときには周辺が大渋滞でした。
ところどころで通行止めも行われており、土地勘もない私にはそんな状況下で空いている駐車場を探すのは至難の業と判断し、今年はさっぱり諦めたのでした。
ということで、前夜祭のパレードを観に行く場合は、公共交通機関を使うか、車の場合は早めに街に着いて駐車場を確保する必要がありそうです。
その他、詳しい競技の内容やイベントもろもろについて、今のところ私が物知り顔で解説できる知識は一切ありませんので(笑)、早速当日の様子を写真とともに紹介していきたいと思います!
ローンチサイトと各展望台のおおまかな位置関係
私が今回試してみた展望台は以下の3スポットです。(★が嘉瀬川河川敷のローンチサイト)
- 牛尾梅林…★から約10km
- 森林公園展望台…★から約2.5km
- 佐賀県庁展望ホール…★から約6.5km
いずれもGoogleマップで「展望台」をサーチし、ローンチサイト(メイン会場)の方向がよく見えそうな場所をセレクトしました。
私は前日の夜、六角川よりも南にある「道の駅しろいし」に車中泊をしたため、その後の移動ルートを考え、まずは夜明けとともに一番西の牛尾梅林(うしのおばいりん)へ行ってみることにしました。
(車中泊をした際の同道の駅への感想については、最後の最後のおまけ記事に書いてあります。)
1.牛尾梅林展望台
競技フライトの開始時間(7時)までには着いておきたかったのですが、若干遅れて7:05頃に頂上の駐車場に到着。
すると、既に10名ほどの方々が三脚を立てて一心に撮影をしておられました。
この日の日の出時間は6:36で、すでにだいぶ日が上がってしまっていますが、すごい絶景です。
製紙工場からの煙を飛び越えて、朝焼けの中に浮かび上がってゆくバルーンたち。
私の一眼レフの18-135mmのレンズではこちら(↑)が寄ることのできる限界ですが、もっとズームができるカメラであればまた違うでしょうね!
まあでも、雰囲気はばっちり収めることができました。
レンズを通して、バルーンの周りをヘリコプターが飛び回っているのも見えましたよ。テレビ局の撮影か何かでしょうか。
ここからは佐賀平野を文字通り一望することができ、バルーンだけでなく、眺望も「素晴らしい」の一言!
牛尾梅林はその名の通り梅の名所のようなのですので、春にぜひまた来てみたい場所です!
見頃は逃しましたが、春に再訪してみました☺
記事内には駐車場への道順についての記載もありますので、よろしければご参考にどうそ。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
◆小城市公式サイト「牛尾梅林」のページはこちら
さて、周囲の景色に見とれているうちに時刻は7:20。空に浮かぶバルーンの数も増えてきました。
このあたりで、次の目的地「県立森林公園展望台」へ向かいたいと思います!
移動中の車内からも絶景
牛尾梅林から県立森林公園までは10kmほどのドライブですが、道中もまた絶景は止まりません。
いつもの朝の登校・出勤風景が広がる中、朝日を浴びながらパステルカラーの空に浮かぶたくさんのバルーン。
毎年のことで、地元の人は「また今年も飛んでるなー」というくらいの感覚なのかなぁ、と思いながら周囲を見ていると、やはりみなさん手や足を止めて空を見上げたり、おもむろにスマホを取り出して写真を撮ったりしていました。
バルーンって実際に生で見ると、けっこう早く動いていくんですよね。写真を撮ろうと追っかけてるうちに別のがまた来たりして、空を眺めているとあっという間に時間が経っていきます。
バルーンフェスタがこんなにすごいものだったなんて! とにかく感動です。
2.県立森林公園の展望台
7時50分頃、森林公園の南端にある駐車場に到着しました。こちらがその森林公園展望台です。
そこまで高くはありませんが、嘉瀬川河川敷のローンチサイトからはわずか2~3kmほどの距離ですので、いい眺めが期待できそう。
駐車場の入口には「公園利用以外でのご利用はご遠慮ください」という看板とともに警備のお兄さんが立っていましたが、公園利用である旨を伝えれば問題なく入場できました。(土日も同じかどうかは分かりません。)
さて、早速階段を上がってみると、上に着く前からすでに絶景です。
屋上の様子はこんな感じ。
オシャレに椅子が配置してあります。かなり新しい施設のようですね。
気になる眺めはというと…
東の方は逆光がきつくて白っぽくなってしまいましたが、方向によっては綺麗な色合いでカメラに収めることもできました。
この画はまさに、私が想像していた「バルーンフェスタ」そのものです。中にはガスの「ボーッ!」という音が聞こえてくるほど近くを飛んでいくものもありましたよ。
沈んでいったかと思えば一気にまた上がって行ったりして、本当に見ていて飽きません。
展望台を下りた後もしばらく周囲を散策してみましたが、広い芝生広場や池があったりして、とても気持ちの良い公園でした。木々が秋色に変わり始めていて、それもまたよかったです。
◆公園の詳細は、佐賀県立森林公園公式サイトをご覧ください。
色とりどり、いろいろな柄のバルーンがありますが、虹色はやっぱり青空に映えて素敵でした。子どもの歌に出てきそうな、“夢をのせて飛んでいく” 感じですね!
3.佐賀県庁展望ホール
3つ目の展望台は、佐賀市城内にある佐賀県庁展望ホール、またの名をSAGA360。
その名称通り佐賀県庁の最上階にあり、佐賀を360℃眺めることができる展望エリアです。やはり佐賀市民のみなさんにはお馴染みの場所でしょうか。
入場料は無料で、開場時間は平日は朝8:30~、土日祝は10:00~。県庁の駐車場を利用することができる点も大変ありがたい展望台です。
朝の競技フライトは7~9時ですので、8時半の開場と同時に展望ホールに入ることができれば…と思っていたのですが、思いのほか森林公園周辺に時間を取られたため朝は断念。代わりに午後のフライトに合わせて行ってみました。
エレベーターで最上階(おそらく12階くらい)まで上がると、いきなり広がる絶景。
想像をはるかに超える、レベルの高い展望スポットでした。しかも、
フリーWi-Fiと充電スポットまで!
その他にもトイレや自販機、展望レストランまであります。
壁周りにはちょっとした展覧会のような感じで絵や写真が飾ってあり、個人的にはちょっと文句の付けようのないくらいの展望台でした。
肝心のバルーンはというと、こちらの西の方角に見られるはずです。
午後の競技フライトは15~17時。まったくの初心者の私は15時に合わせてスタンバイしたのですが、全く何も飛ばず…。
おかしいなぁと思って公式サイトを見てみると、朝と違って、午後は場外からの離陸であることが判明。そこから会場に向かって飛んでくるということですので、15時に河川敷を見ても何も飛んでないのも当然です。
ちょうど電池が切れそうだったスマホを充電しながら待つこと1時間、ようやくまとまった数のバルーンが見られたのは16時を回ってからでした。
牛尾梅林から眺めたときと同じくらいのサイズ感です。
今度は西日直撃ですので、肉眼ではかなり眩しかったですが、普通に夕日を見るにも良さそうな場所ですね、この展望ホール。
初日だったからか平日だったからか、バルーンを観に来ている人は予想していたよりもかなり少なく、静かで快適な時間を過ごすことができました。
またバルーンフェスタに平日に来ることがあれば、今度はぜひ朝の時間帯に来てみたいと思います!
◆展望ホールの詳細は、佐賀市公式サイト「佐賀県庁展望ホール」をご覧ください。
おわりに
今回、行き当たりばったりで3ヶ所の展望台を回ってみましたが、どの場所でも素晴らしい景色を楽しむことができました。
特に「牛尾梅林」の朝日と佐賀平野の眺望は、バルーンフェスタのときでなくても出かける価値のある絶景!
もしもバルーンフェスタを少し離れたところから観賞したい気分で、これらの場所にまだ行ったことがないようならば、ぜひ。おすすめです!
展望台に限らず、佐賀って絶景天国なのかな? と思うほど、画になる景色があちこちに広がっていて、中でも平地と山々との対比が美しいと感じました。
これからも機会があれば佐賀県内をいろいろ観光して回りたくなった、今回のバルーンフェスタ初訪問でした。
以上、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました☺
ではまた! Polly
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おまけ:「道の駅しろいし」での車中泊
記事が終わったかと見せかけて、せっくなので関連情報として、「道の駅しろいし」で車中泊をしてみた感想も付け加えてみたいと思います!
道の駅しろいしは、ローンチサイト周辺からは15km弱の距離にあります。
国道から1km弱外れた閑静な立地にあり、目に入る範囲にはコンビニやスーパー、ガソリンスタンド等もなし。
夜間しか滞在しなかったため、周辺も含め、道の駅営業中の様子は分かりかねますが、車中泊の場所としては大変「◎」だと感じました。
日本全国津々浦々、いろいろな道の駅で車中泊をしてきた経験から勝手に採点してみると…
トイレ: ★★★★★
静けさ: ★★★★
周囲の景色: ★★★
という感じでしょうか。(★5つで満点です。)
まず駐車場については、とにかく広くてきれい! かなり広いです。
調べてみたら、この道の駅は2019年6月にオープンしたばかりだったようです。どうりできれいなわけですね。
上の駐車場の写真はバルーンフェスタ初日の朝6:20頃に撮影したものですが、夜間はもっと埋まっていました。おそらく、私と同じようにバルーン目当てに車で遠出してきた方々がほとんどだったのではないかと思います。
トイレの外観はこちら。
女子トイレしか見ていませんが、個室の数はかなり多く、パウダーコーナーもありました。めちゃくちゃきれい。もちろん24時間利用できます。
道の駅があるのは畑に囲まれた平地で、海が見えるとか山が近いとかいう何か特別なことはないのですが、遠くに見える山景色と田園風景の組み合わせがきれいでした。
周辺道路の交通量が少ないため、周囲はいたって静かで快適。ただ、夜中に何かのモーター音が聞こえてきたせいで何度か目が覚めてしまいました。
夜間に冷え込んだせいで他の車がエンジンをかけていたのか、はたまた、誰かが自家発電機を動かしていたのか。
ちょっとした人工音が大きく響いてしまうのは、静かすぎる立地であるが故の悩みですね。
私は利用しませんでしたが無線LANもあるようでしたし、なかなかいい場所だと思いました。機会があれば昼間にもぜひ行ってみたいと思います!
◆「道の駅しろいし」公式サイトはこちら
それでは今度こそ(笑)、最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました!