[大分]日田・玖珠でドライブするなら滝めぐり!6つの名瀑レポート

こんにちは! 自然観光ドライブ好きの福岡市民、Pollyです。

今回は、福岡市から別府・湯布院エリアへ向かう途中(またはその逆)のお楽しみ、「日田・玖珠 滝めぐり」をテーマにお送りいたします!

日田と湯布院を結ぶ「国道210号線」近辺にはいくつもの滝が並んでおり、ドライブ中の立ち寄りスポットに選び放題なんですよね。

当記事では、私が2020年2月中旬に出かけた6ヶ所の名瀑の様子をざっくりとまとめてみたいと思いますので、今度のお出かけにでもお役立ていただければ幸いです。

それでは、いってみましょう!

ご紹介する6つの滝

記事内でご紹介する6つの滝は以下の通りです。

  • 楓葉かえでの滝(日田市天瀬町女子畑)
  • 桜滝(日田市天ヶ瀬桜竹)
  • 慈恩の滝(玖珠町大字山浦)
  • 三日月の滝(玖珠町大字山浦)
  • 竜門の滝(九重町大字松木)
  • 西椎屋にししいやの滝(玖珠町大字日出生)

それぞれの位置関係はこのようになっております。

© OpenStreetMap contributors

はじめの4つは「210号線」沿い、もしくは210号線から少し入ったところにあります。

今あらためてGoogleマップで見ると、「観音の滝」や「夕日の滝」、「山伏の滝」など他にもたくさんあったようなのですが…見事にスキップしてしまいました。(これらの滝について調べていた方、すみません!)

それにしても、滝の多いエリアなんですね。

アクセスしやすいものもあれば分かりにくいものもあり、離れたところから眺めるだけのものもあれば、裏側を通ったり上に立ったりできるものもあり。

なかなかに充実感あふれる旅となること間違いなし!だと思います☺



滝レポート

楓葉の滝

一発目は、風情ある名前に期待も高まる「楓葉(かえで)の滝」です。

ご紹介する中では日田から一番近いところにある滝で、日田市中心部からは約10km。

© OpenStreetMap contributors

離合にも一苦労しそうな細い道沿いにあり、その雰囲気は秘境感満載です。

特に駐車場が設置されているわけでもなく、気を抜くとうっかり通り過ぎてしまいますので、「近づいてきたな」というところで窓を開けておくといいのではないでしょうか。

楓葉の滝(日田)

軽く弧を描くようにして垂直に切り立った岩壁から、すとんと広く落ちる姿が美しい滝でした。滝壺の色が青緑色なのがまたきれい。

上からしか眺められないのが残念…と思いきや、実は間近に降りることもできるようなんですよね。(私は後で知りました。)

もしチャレンジしたい方は、あらかじめネットで到達方法について調べておくといいと思います。

しかしこうして上から見るだけでも「いいもん見たなぁと得した気分になれる滝です。

桜滝

次は、個人的にはたどり着くのに一番苦労した「桜滝(さくらだき)」。

© OpenStreetMap contributors

何を迷うことがあったかというと、Googleマップをカーナビ代わりに「桜滝」そのものを目指してしまったために、実際には滝を見ることの出来ない、上流の道路に連れて行かれたからです(笑)

天ヶ瀬駅前に「市営桜滝駐車場」がありますので、ぜひそちらをセットするようにしてください。

市営桜滝駐車場の様子(日田)
「あまがせ保育園」の隣りです

駐車場にはきれいなお手洗いが設置されており、背後の玖珠川沿いには、川の側を歩くことのできる遊歩道もある様子でした。

肝心の桜滝は川とは反対方向、210号の下をくぐって遊歩道を200mほど歩いたところにあります。駐車場から5分ほどで滝の姿が見えてきました。

「ツーリズムおおいた」による大分県観光情報公式サイトによると、“水が流れ落ちる途中に張り出した石にあたり、そのしぶきが桜の花が舞うように見えることから、この名が付けられ”たそうです。

江戸時代より文人・墨客に愛された滝であるらしく、さすがは風流な世界観ですね。

滝の正面に岩場があり、そこによじ登っての撮影も試みましたが、もろに吹き付けてくるしぶき(桜の花)に邪魔をされ、あまり満足いくものは撮れず。

これがその岩場(どうでもいいですが)

しかし、滝の間近でしぶきを浴びること、自然の中を軽く散策すること、というダブルのリフレッシュ事項のおかげで、大変清々しい気分になれる場所でした。

滝の手前には、桜型の“絵馬”をかける台も設置されており、こちらは地元住民の方々のアイデアによるものなんだそうです。

日田・天瀬の桜パネル
素敵な桜型パネルは杉製だそう

先ほどの駐車場近くの「ホームラン美容室」で、一枚300円で購入できるそうですよ。(情報元:西日本新聞の2019/4/21の記事

慈恩の滝

3ヶ所目は、日田市と玖珠町の境目付近にある「慈恩の滝」です。

© OpenStreetMap contributors

私事ですが、5~6年前にも一度立ち寄ったことのある滝です。

今回久々に訪れると、周囲の様子はガラリと変わっており、なんと、滝のすぐそばには新しい道の駅ができていました!

道の駅 慈恩の滝くす」という名前で、2016年夏にオープンしたんだそう。

道の駅慈恩の滝くすの外観(店舗入口付近の様子)

こじんまりとしつつ、モダンで落ち着いた雰囲気の道の駅でした。(「九州の道の駅」による同駅の紹介ページはこちら)

さらに、お蕎麦屋さん「水月」の奥に道の駅の駐車場が整備されていたり、国道から滝の方へ降りるバリアフリーの通路が新設されていたり、以前よりもかなり利用しやすくなった印象です。

慈恩の滝の側にある蕎麦屋外観

そして、「慈恩の滝といえば…」の昇り龍の像も健在でした。

慈恩の滝の昇り龍と滝

この龍は一体何なのか…。説明案内板を読んでみると、こんなストーリーが書かれていました。

昔々、この滝の奥の穴倉に、小さくて大人しい龍が住んでいました。龍と村人たちは仲良しでした。ある日、龍が重い病気になってしまったため、村人たちは旅のお坊さんに龍を助けるように頼みました。お坊さんは、弱った龍を天空に昇らせることで龍を助け、龍はそのお礼に、この地を水の恵みの絶えない豊かな土地にしたのでした。

チャンチャン。

この滝はきれいな二段滝なのですが、この形も、龍がこの滝から昇天する際の衝撃でできたものなんだそうですよ。

慈恩の滝全景(大分県玖珠町)

しかしこの滝の魅力はそれだけではありません。本当の魅力は「裏見の滝」。滝の裏を歩いて通ることができるのです。

こんな風に…

玖珠・慈恩の滝、裏の通路

裏側がどんな様子かは、実際に行ったときのお楽しみということで、ここではこれ以上は触れずにおきましょう。

ただ、けっこう水がかかりますので、スマホやカメラを拭くためのハンカチ・タオルはあった方がいいと思います。

時計回りに歩いた方が縁起がいいらしいですよ。

こうしてちょっとしたアドベンチャー気分も味わえ、村人と龍の仲良し伝説のおかげでほっこりした気分にもなれ(龍ではなく悪者の大蛇だった説もありますが)、道の駅でお買い物も楽しめる慈恩の滝。

ドライブの休憩にも最適な立ち寄りスポットだと思います。



三日月の滝

次の「三日月の滝」は、これまでとはちょっと趣向が変わり、広い景色の中のナイアガラタイプです。

© OpenStreetMap contributors

玖珠川がグイっと湾曲した部分付近にあり、その中央の陸地には、キャンプ場や温泉、宿泊施設を備えた「三日月の滝公園」があります。(重めですが、公式サイトはこちら)

パークゴルフやカヌー体験、釣りなどのアクティビティも楽しめるようで、“レジャーに専念する一日”を計画するのもよさそうな場所です。

三日月の滝(玖珠町)

道の駅 童話の里くす」のホームページには、“滝の落ち口が三日月の弧を描いている”とありますので、その形が名称の由来なのでしょう。

落差10mと決して高くはありませんが、河原に降りて近寄れることが嬉しい滝でした。


一口に「滝」といっても、いろいろなキャラクターがあるものですよね。

この三日月の滝は、規模こそ違えど、豊後大野市の「原尻の滝」に似た感じかな、と思いました。

三日月の滝駐車場から見る三日月の滝(玖珠町)

橋の上や、滝駐車場側からの風景もなかなか良かったです。

竜門の滝(龍門の滝)

次に登場するのは、今回ご紹介している6つの中では一番有名かもしれない「門の滝」です。210号線からは6kmほど外れます。

© OpenStreetMap contributors

なぜそう思うかというと、この滝は「滝すべりで人気の滝だからです。(私はシーズン中に来たことはありませんが。)

滝すべりイメージ(現地看板)

おかげで夏は一大レジャースポットとなるのか、駐車場付近には温泉、土産店、食事処が、川沿いにはキャンプ場があります。ついでにお寺もあります。

「龍門の滝観光協会」の公式ページによると、鎌倉時代に中国から来た蘭渓道隆禅師という人がこの地に立ち寄り、河南府の竜門の滝に似ていることから「竜門の滝」と名付け、お寺も建立したんだとか。

というわけで、駐車場から滝までの200~300mの間、お寺の境内を横切ったりもします。むしろ、滝もお寺の敷地のうちなのかもしれません。

そうしてたどり着く滝の様子はこちら。

竜門の滝全貌(九重町)

下の段が長さ約70mの天然の滑り台になっているそう。確かに、滑ると最高に楽しそうです。

例年であれば7月に滝開きとなるようですが、今年の春に近くの山から落石していることが分かったらしく、2020/4/8の西日本新聞の記事には“今夏の滝滑りは、安全が確保できないとして中止となる見込み”と書いてありました。

また日にちが近づいてから、実施状況をしっかり確認したほうがよさそうです!

西椎屋の滝

最後にご紹介するのは、もし県道387号線で宇佐方面と行き来することがあれば立ち寄りたい「西椎屋(にししいや)の滝」。

© OpenStreetMap contributors

といっても、この滝はかなり abandoned な雰囲気で、観光地としてはほぼ見捨てられてしまっています。昔は賑わったんでしょうに、遊歩道入口にある売店のような建物は、今では完全なる廃墟。

夜は絶対に来たくない感じです。

しかし滝展望台への遊歩道はちゃんと生きており、廃墟脇から100mほども下ればすぐ、滝を見下ろすことのできる場所へ到着します。

小さな御堂の中には何やら優しそうな仏像(?)がおり、目的の滝はその正面に位置するのですが、まず目を奪われるのは周囲の景色の素晴らしさです。

切り立った断崖絶壁!

どうやらこのあたりは紅葉で有名な「耶馬渓(やばけい)」の一部であるようで、予想外に渓谷の眺望まで楽しめる場所なのでした。

主役の滝はというと…

西椎屋の滝(第1展望台より)

大きすぎる景色と明暗差と位置関係のため、うまく撮れませんでした…。

大分県観光情報公式サイトによると、“86mの断崖を一気に流れ落ちる豪快かつ美しい景観から、西日本一の名瀑とも賞されて”おり、“日本の滝百選にも選ばれている”そうですので、全体像が見られないのは非常に残念。

しかし、独特の岩肌の様子は、それだけでも興味深かったり。

西椎屋の滝(上部岩肌のアップ)

今になって詳しく調べてみると、西日本一の名瀑と称されたのは昔のことで、現在は“日出生ダムの建設に伴う滝落口周辺の大規模な開発によって著しく景観をそこね、往時の面影を残していない”んだそうです。(Wikipedia「西椎屋の滝」より)

※日出生(ひじゅう)ダムというのは、国道387号から滝に向かう途中、右手に見えるダムの名前です。

日出生(ひじゅう)ダム

観光地として廃れてしまったのには、そんな理由も大きいのかもしれませんね。

滝壺までの遊歩道が別にあるような案内表示もありはしたのですが、結局どこが降り口なのか分からず仕舞いで、私は結局諦めました(笑)

これから行ってみるという方は、現地で真相を確かめてみてください。

※ネット情報によると、少なくとも2018年時点では滝壺への道は閉鎖されていたようです。もしかすると、2020年の今も閉鎖されたままなのかもしれません。

おわりに

最後の「西椎屋」はやや不完全燃焼で終わってしまいましたが、以上、日田市玖珠郡の滝6ヶ所をまとめてご紹介いたしました!

お隣りの宇佐エリアにも数々の名瀑があるようで、この辺りでコアな滝めぐりをしようと思えば1日や2日では到底足りないものと思われます。

が、例えば福岡から湯布院への道中、別府から日田へ向かう道中などに、気軽に数か所立ち寄ってみようかな、という場合であれば、特に210号線沿いはおすすめです。

中でも道の駅付きの「慈恩の滝」は、滝の裏側にも行けますし、立地的にもバッチリ。通りかかった際は、立ち寄ってみるといい休憩になると思いますよ☺

それでは、最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました!

ぜひまたの機会に。 Polly

私はこの後、絶景展望台めぐりに切り替えて湯布院~別府へ旅を続けました!

冬のやまなみハイウェイ(晴天時)
上から見下ろす210号線(日田市天瀬町)
上から見下ろす210号線(日田市天瀬町)

※記事内の写真・情報はすべて2020年2月18日・19日時点のものです。