こんにちは。自然観光旅行好きの福岡市民、「しぜんfan」のPollyです。
今回は、国東(くにさき)半島の東端にある砂浜海岸「黒津崎(くろつざき)海岸」での朝日観賞レポートをお届けしたいと思います。
国東半島といえば、九州の東岸。これ以上ないというくらいに東向きです。ということは当然、朝日を見るのには最高の場所なはず。
しかも、「道の駅くにさき」に隣接!
ここまで聞けば、ロードトリップ好きな人は「それはもう、車中泊スポットじゃないか!」という思考回路なはずです。私もそう。
というわけで、大分は日田~別府ラインで“滝めぐり・展望台めぐりツアー”をした際、一晩お世話になろうと同駅まで足を(タイヤを)運んだのでした。
当記事では、2020年2月19日(水)早朝の「黒津崎海岸」の様子をお伝えしたいと思いますので、観光旅行の参考等にお役立ていただければ幸いです。
目次
黒津崎海岸の場所
まずは、国東半島・黒津崎海岸の位置を地図で確認してみたいと思います。
黒津崎海岸は瀬戸内海・伊予灘に面した延長2.2kmの砂浜で、海岸一帯は「黒津崎国民休養地」に指定されています。道の駅は中でも北側にあるのですが、南側にはキャンプ場や海水浴場もあるようです。
別府から約50km、大分市街からはルートによって60~70kmの距離。道中、大分空港の前を通り過ぎます。
今回初めて知ったのですが、大分空港って国東半島にあるんですね!
試しにGoogleマップで大分駅から空港までの距離・ルートを調べてみると、「大分自動車道と大分空港道路経由・64km」というのが最短でした。
「大分空港道路」は以前は有料だったところを、2010年12月から無料化されているそうです。それは嬉しいにしても、64kmとは…遠いですね。高速を組み合わせても1時間ほどかかってしまうとは。
つくづく、福岡空港の立地の異常さを再確認し、閑話休題。
黒津崎海岸に話を戻しますと、このあたりは国道(213号)こそ走っていますが交通量は多くはなく、のんびり穏やかな雰囲気の場所でした。
朝日観賞レポート
ではここから、2月の黒津崎海岸での朝日、海岸の早朝の景色をレポートしてみたいと思います。
日の出の瞬間
私が「道の駅くにさき」に車中泊した2020年2月18・19日は、由布岳に雪が積もった翌日・翌々日でした。夜間の気温は、0℃くらいだったのではないでしょうか。
これでもかというくらいに着込み、お腹にカイロも貼って寝ましたので、おかげさまで凍えることもなく快眠。日の出前に起き出し、周囲の様子もよく分からないままに裏手の海岸へ。
道の駅前の駐車場から海岸までは徒歩1~2分、松林を越えるとすぐです。
時刻は6:55。果たしてお日様の姿が見られるかどうか、今か今かと待っていると…
出ました!対岸の山々から、オレンジ色の朝日が登場。
対岸と言っても、「四国」なんですよね。日本で一番長い半島として知られる、愛媛県の「佐田岬半島」。
大分の方々にはさして珍しくもないことなのでしょうけれど、海の向こうに四国が見えるってすごいです。東京や千葉から富士山が見えるのと同じで、“見えるものは見える”んですね~。
朝日と四国とダブルで感動的な黒津崎海岸、朝日観賞には最高の場所でした。
四国はもちろんいつでも見えるというわけではなく、道の駅の情報案内板によると「海辺から四国が見渡せる日もあります」、だそうです。
海岸遊歩道・サイクリングコース
実は「道の駅くにさき」は「国東市サイクリングターミナル」も兼ねており、周囲にはサイクリングコースが整備されています。
現地にあった古い案内図を見る限りでは、むしろ道の駅・観光案内所としての機能が加わったのは後になってからで、元々はサイクリングターミナル一筋(?)だったのではないかと思われます。
サイクリングルートには「Northコース(片道約13.2km)」と「Southコース(一周約3km)」の2種類があり、この黒津崎海岸を行くコースは「South」のほうです。(情報元:国東市の公式ホームページ「国東市サイクリングターミナル」)
ルートイメージはこんな感じ。
自転車でなくても、歩くにも良さそうなコースです。この日も、地元民と思われる女性の方が一名、軽やかにウォーキングを楽しんでおられました。
時間の都合上、私は歩かずに道の駅周辺にとどまったのですが、海岸の突き出たところあたりには「お尻岩」という観光名所があったようで、そちらを見逃してしまったのがちょっと残念です。
レンタサイクルについての詳しい情報は国東市公式観光サイト「たびさき、くにさき」に載っていますよ!
日の出後の絶景
無事にご来光も拝めましたし、上に戻って身支度を始める前にもう一度、見納めに海の方を見ると、日の出の瞬間とはまた違った絶景が広がっていました。
太陽が上がるにつれて光も強さを増し、海面のキラキラが神々しかったです。天気に恵まれてラッキーでした。
いい朝をありがとう、国東半島。
トイレ・駐車場周辺の様子
黒津崎海岸での朝日観賞レポートは以上ですが、参考までに、トイレや駐車場の様子も簡単にお伝えいたしましょう。
まず、トイレは海岸に向かう遊歩道沿いにあります。雰囲気はこんな感じです。
道の駅の建物からは少し離れているため、夜間に道の駅駐車場に到着したときは、トイレの場所が分からずに一瞬とまどいました。
真っ暗な松林の中に怪しげな小屋を発見したときは少々身構えましたが、中は予想に反してキレイだったので一安心。多機能トイレも設置してありましたよ。
次に、道の駅の外観はこちらです。
駐車場はここ以外にも、公園を挟んで隣接する農産物直売所「夢咲茶屋」の前と、さらにその隣りにも広々と用意されているようでした。
もちろんこの時間は何もかもが閉まっているのですが、他にも、国東の特産品を販売している「黒津之庄」、海産物販売・海鮮食事処の「銀たちの郷」、2019年4月にオープンしたばかりのカジュアルフレンチのカフェレストラン「ベルコート」といった施設があるようです。
「道の駅くにさき」の詳細情報については、以下のリンクから各公式サイトをご確認くださいませ。→「道の駅 くにさき」(九州の道の駅)、「たびの知恵 道の駅」(国東市観光協会)
モダンでシュッとしたタイプの道の駅ではありませんが、落ち着いた夜を過ごすには、大変静かな立地で良かったと思います。
何よりも、起き抜けに海&朝日を見られるのが最高です。
おわりに
国東半島に初上陸する前は、「真ん中に富士山みたいな形の山があるのかな」などと妄想したりしていたのですが、実際に行ってみると意外となだらかでした。
しかし、「六郷満山」と呼ばれるお寺群があったり、「世界農業遺産」に認定されていたり、北部にはリアス式海岸があったり、ユニークな見どころも多い土地なんですね。
今回は半島内でゆっくり過ごすことはできませんでしたが、また訪れる機会があれば、「真玉海岸」の夕日で一日を締めくくるほどに、みっちり観光してみたいと思いました。
今回ご紹介した「黒津崎海岸」も含めた東海岸は、毎年5月に開催される「ツール・ド・国東」のコースにも入っているようですし、「ここを自転車で走るのかぁ」という視点でドライブしてみるのも楽しいかもしれませんね!
本日(2020.3.3)の西日本新聞に、同大会の開催延期の記事がありました。5月3日の予定だったところが、11月15日(日)へ変更になるんだそうです。ホームページの方にも理由は明記されていないのですが、やはり新型コロナウィルスの影響なのかもしれません。
延期をするのは今回が初めてなんだそうです。
情報まで。
以上、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!
それではまた☺ Polly
※記事内の写真はすべて2020年2月19日に撮影したものです。