こんにちは! 自然観光ファンの福岡市民、「しぜんfan」のPollyです。
本日は、その水位が気になって仕方なく、気付けば毎月足を運んでいる「篠栗九大の森・水辺の森」の再々訪問レポートをお届けいたします!
事情を簡単にご説明すると、福岡県・篠栗町にあるこの森の中央には大きな池があり、その一角には、落羽松(ラクウショウ、別名ヌマスギ)という樹木が群生する「水辺の森」と呼ばれる場所があるんです。
ラクウショウは根が水に浸かる環境を好む木ですので、この水辺の森も水に浸かっており、その幻想的な様子が “インスタ映え” と話題になったそうなんです。2~3年ほど前に。
ところが今では池の水位が低下し、残念ながらそんなに映えない状態となっています。
私がこの場所のことを知ったのは水が引いてしまってからでしたので、一度も本来の状態を見たことはないのですが、それでも個人的にはとてもきれいな場所だと思っており、森を散策する楽しさもあって再訪問を重ねているというわけです。
そんな調子で先日2019年11月9日(土)、3度目の訪問をしてきました。
結果的には水は依然として減ったままでしたが、紅葉という別の楽しみが待っていたのです。
紅葉するんですね、ラクウショウ! 全然知りませんでした…。
せっかく行ってみてラッキーな発見もあったことですし、秋色に染まり始めた水辺の森の様子をみなさんに共有すべく、今回もまた記事を作成したいと思います。
本日再訪したところ、水位は戻ってきていました!
目次
秋の水辺の森訪問レポート
定番、北駐車場
今回も、水辺の森への御用達パーキング、北駐車場に駐車。

着いてまず思ったのは、「なんか今日は人が多いな…?」ということです。駐車場もこれでもいつもより多めですし、観光バスが停まっていたり、森の出入口周辺にも頻繁に人の姿が。
水はないはずなのに、まだ知らない人が多いのかな。まぁ今日は土曜だし、天気もいいしな。
と、受け流していたのですが、本当の理由は後で分かることになりますね。
未体験ルートに挑戦
まさか水辺の森が紅葉しているとは知らなかったもので、いつもの入口に入る前にちょっと寄り道をして、反対側のコースへ入ってみました。
入口付近は特にうっそうとした感じで、道も狭めです。
木漏れ日を楽しみながらしばし森の中を歩くと、二股の分かれ道が出てきます。

こちらを右に行くと行き止まりになってしまいますので、左へ。すると、視線の先に道が見えてきました。
これは、北駐車場へ続く砂利道ですね。ちょうど北口散策路入口の目の前です。
予想通りと言えば予想通りの展開、というか、案内マップを見ればすぐに分かることだったんですけどね…。
とにかくそのまま散策路に入り、今度こそ水辺の森へ向かいたいと思います!

上がらない池の水位
ここから水辺の森への間、遊歩道を下りて池の淵に降りてみました。
本当ならここは水に浸かっているはずの場所なんですよね。私が2ヶ月前の9月に来たときはこんなに地面は見えていませんでしたが、今ではカラカラに乾ききっています。
例年の状態を知らないので何とも言えませんが、やっぱり水がなさすぎな気がします。この池は農業用ため池なので、夏までにはまた水位が戻るといいですよね!
本日5ヶ月ぶりに再訪してみたところ、この通り、水が復活していました!

水辺の森の様子:紅葉を迎えたヌマスギ
さて、やってきました水辺の森。2ヶ月前はこんな様子でしたが、

今日はどうでしょう。
2019年11月9日現在の様子がこちらです!

色が変わっていることを予想していなかった私は、もうビックリ!
この日は薄雲がかかっていて、日が出たり引っ込んだりを繰り返していたのですが、日が当たると美しさも倍増です。
この水辺の森は池の東の方にあるので、日の当たり具合を考えると、日が高く上がった11時くらいから15時くらいまでがより綺麗に見える時間帯かな、と思います。(個人の勝手な予想ですので、参考程度にお留めください)
ちなみにこれらの写真は14時頃に撮ったものです。


よく見るとまだ緑の葉も多いので、これから1~2週間くらいは紅葉が楽しめるかもしれませんね!
いやぁ、本当にいいものを見せていただきました。
それから冬を越し、本日(4月5日)の様子はこちらです。

まだ満タンではないかもしれませんが、かなり水位が回復していました。
この池は農業用ため池ということで、水がどう入ってくるのか、雨水だけでこうも溜まるものなのか、詳しいことは分かりませんが、とにかく良かったですね☺
やたらと多い水鳥
今回の訪問でもう一点気が付いたことがあります。それは、鳥の数が増えたこと。
下の写真は池の西のほうなのですが、奥の方には1カ月前まではいなかった水鳥たちがたくさん浮かんでいます。
以前住んでいた北海道では、10月・11月といえばハクチョウやガンなどの渡り鳥たちが続々と飛来する時期です。
もしかして九州でも同じことが起きているのかも?、と思って調べてみたところ、やはり大陸から渡ってきたカモたちである可能性がありそうです。(参考:環境省「カモ類の飛来経路及び移動状況について(平成19年)」など)
個人の推測の話ではありますが、水鳥たちの越冬の場としての顔も持っていたんですね、蒲田池。それならばなおさら、これ以上水が減らないことを願うばかりです。
おわりに
訪問する度に何かしらの発見がある「篠栗九大の森」。今回もまた、「ラクウショウの紅葉」と「渡り鳥」という新たな発見があり、ますますファンになった3度目の訪問でした。
ラクウショウの紅葉の見頃時期は年によって違うとは思いますが、今年(2019年)は11月中旬ということになりそうです。
11/16・17(土日)はもしかしたら駐車場が多少混むかもしれませんが、お時間があれば、秋色に染まった水辺の森を見に行かれてはいかがでしょうか。
水がなくても、楽しめると思いますよ☺
本日の記事はここまでです。最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
それでは、よい一日を! Polly

※記事内の写真(追記部以外)はすべて2019年11月9日に撮影したものです。