【ラグビーワールドカップ2019・博多の森】観戦に行ってみた感想や会場の様子を報告!

博多の森・RWC2019




こんにちは、「しぜんfan」のPollyです。

今回はメインテーマである「自然観光」からしばし離れ、スポーツ観戦ネタでお届けしようと思います。タイトルにある通り、「ラグビーワールドカップ2019」です!

先日2019年10月2日(水)、「博多の森球技場」(福岡市)で「France vs USA」を観戦してきましたので、会場の様子や感想などをしたためてみたいと思います。

まずお断りしておきたいのが以下、私の“なんちゃってラグビーファン”の実情です。

~筆者の実情~
  • 普段、ラグビーは全く見ない
  • スポーツ観戦経験は、スタジアムでのプロ野球のみ
  • 博多の森球技場(レベルファイブスタジアム)に行ったのは初めて
  • ラグビーの試合を見に行ったのはもちろん初めて
  • トライが5点、その後のキックが2点なのは知っている。ノックオンもうっすら。最近ようやく「ドロップゴール」の存在を知った
  • お呼ばれして行ったので、チケットの買い方や座席選びなどには全くノータッチ

というわけで、チームへの予備知識はおろか、会場への予備知識もないままに行ってきた一般人による記事でありますこと、あらかじめご承知おきくださいませ。

しかしながら、これから観戦に行く予定のある方、RWC 2019福岡会場での様子を見てみたい方には少しは参考にしていただける内容かと思いますので、しばしお立ち寄りいただけると幸いです。

記事後半には売店のメニュー情報もありますので、そちらもご参考にどうぞ。

それでは、いってみましょう!



観戦の事前情報

まずは、私が観戦した試合の基本データや、持ち込み禁止物などの事前情報をまとめてみたいと思います。

チケット情報対戦カード:Match 19 フランス vs アメリカ
日程:2019年10月2日(水)
試合会場:東平尾公園博多の森球技場 Fukuoka Hakatanomori Stadium
開場:14:45
試合開始:16:45
入口:1
ゲート:North (N)
列:N 08
席番:72
席種:カテゴリーD

チケットは日本語・英語の二か国語仕様で、英語での注意事項もずらりと記載されていました。なんといっても“World Cup”ですからねー。

気になる「持ち込み禁止物」

チケットに記載されている持ち込み禁止物は、“Weapons(武器)、Food or DrinksLong umbrellas(大きい傘)、Luggage(スーツケース)、Cans or bottles(瓶・カン)、Selfie sticks(自撮り棒)、Drones(ドローン)”。

武器は持っていきませんし(笑)、やはり気になるのは上の赤字の部分ですよね。

食べ物・飲み物

飲食物についてはワールドカップ開始当初は“全くダメ”と聞いていたのですが、後にたいぶ規制緩和されましたね。

まず「食べ物」は、自分たちで食べるくらいの量であれば、持ち込みOK。いざ買いたいときに売店が長蛇の列とも限りませんし、値段も高いし、やはり多少は持って行ったほうが安心だと思います。

次に「飲み物」。瓶や缶は持ち込み不可ですので、ビールなどのアルコールはNGですね。野球場と同じです。

普通の飲料用のものについては、結論から言うと“飲料メーカーや商品名が記載されているものはNGだが、そうでなければOK”ということのようでした。

ということは、透明のプラスティックボトルや水筒、ラベルを剥いだペットボトルであれば許容範囲内??

試しに持って行ってみたところ、上記のものは全て持ち込むことができました。ただし、危険物でないことを証明するため、“荷物チェックの警備員さんの前で一口飲んでみせる”というデモンストレーションが必要です。

雨具

実はこの日は、試合の2日ほど前までは台風予報がでていて、中止も危ぶまれるほどの悪天候が覚悟されていました。台風の進路が変わったため幸いにも中止は免れましたが、確実に雨は降るだろうという状況。

チケットには「大きい傘」がNGとありますが、小さな折り畳み傘も同じくダメだろうということで、「レインコート」「タオル」「ビニール袋」を携行。

当日は実際に何度か降雨がありましたが、やはり皆さんレインコートでした。しかし中には、買ったばかりのドリンク(紙コップ)が雨ざらしになってしまう場面も見られたため、荷物を覆うための広いビニールがあると便利かもしれませんね!

2019.10.05追記折り畳み傘の持ち込みについて

ラグビーワールドカップ2019チケット規約」と「ラグビーワールドカップ2019™ 日本大会 -福岡開催- 交通アクセス」の各ホームページを確認したところ、“折り畳み傘の持ち込みは可能だが、試合会場内での使用は禁止”ということのようです。

スタジアムへのアクセス

この記事を読んでくださっている方々はすでにご存じだと思いますが、試合当日は交通規制がかかり、スタジアム周辺への自家用車の乗り入れはできません。徒歩や自転車以外の選択肢は以下。

  • 地下鉄福岡空港駅前から臨時直行バス(大人100円・小人50円、予約不要)
  • 「イオンモール福岡」(粕谷町)か「シーメイト」(志免町)からパーク&バスライド(駐車料金1台500円、要予約)
  • タクシー ※往路のみ、弓道場前で降車可。復路はバスか徒歩で空港まで移動する必要あり。

私たちは、イオンモール福岡から「パーク&ライド」を利用しました。駐車場もスタジアムへの往復送迎も付いて4人+乳児で500円でしたので、コスパはかなり良いと感じました。

ベビーカーについて
パーク&ライドを利用する場合、バスのトランクにベビーカーを積んていくことができます(係員に確認済み)。バスの降車場所からスタジアムまでけっこう歩くので、乳児連れの方はベビーカーがあるとだいぶ楽だと思います。
ベビーカー置き場はスタジアム外のインフォメーション付近にありました(が、おそらく無人です)。

事前情報は以上です。ここからは、当日の様子を写真を交えてご紹介していきたいと思います!

バスで会場へ

「イオンモール福岡」からバスに乗車。予想より立派なバスで、席も自由に選ぶことができました。かなり快適な乗り心地。

バス乗り場には案内板や係員が立っていますし、バスには上の写真のようなプレートも付いていましたので、迷う隙もなく乗車できました。

発車後10~15分ほどで、降車場所である「博多の森陸上競技場」前に到着。

各バスの運行経路もきちんとオーガナイズされており、イオンモール福岡組は降車も乗車もこの場所です。シーメイトの発着所は道を挟んだ反対側にあるようでした。

ここからスタジアムまで1kmちょっと、時間にして15~20分ほどてくてく歩きます。

スタジアムが近くなるにつれて、所々でボランティアスタッフの方々が「あちらで~す!」とはちきれんばかりの笑顔で道案内してくれました。



お祭りムードのスタジアムに到着

今まで歩いてきた「ユニバ通り」から、スタジアムへの歩道に入ります。

写真にはあまり写っていませんが、このあたりから来場者の装いもカラフルになってきました。日本代表ユニフォームの人もいましたよ。

スタジアム前に到着! ちょうど試合開始の1時間ほど前です。歩き回る人々で広場は騒然とした模様。

既にお酒でかなり調子が上がっている外国人サポーターたちがあちこちで騒いでおり、上機嫌でテレビの取材を受けている様子も見られました。

にわかに日本感が薄くなり、多国籍な雰囲気満載です。

階段を上がって、スタジアム入り口に向かいます。

入場ゲート前で荷物検査を受け、先出の“飲み物チェック”を済ませ、チケットのQRコードを読み込んで、いざ入場。

荷物検査は、野球場と同じようなざっくりとしたものでした。日本人の警備員さんが対応してくれます。

入場口付近は確かに混雑していましたが、並んで待つということはありませんでした。ただしこの日は平日でしたので、土曜日になると多少状況は変わるかもしれません。

場内には案内表示があちらこちらにあり、スタッフの方々の数も多く、うまく連携してホスティングしてくれている姿が好印象でした。

施設が古いのは否めませんが、かっこいいデザインですね! 私たちの席は、写真左手の北側スタンド(ゴール裏)です。

こちらが席からの眺め。

フィールドでは、両チームが試合前練習をしていました。8列目ですが、思ったより近い!

この写真を撮ったのは16:05ですが、まだ席の埋まり具合は半分くらいでした。指定席ですし、試合前に買い物したり、表でうろうろしている人も少なくなかったのかもしれません。

試合時間が近くなってくると、スクリーンでルール説明(音声英語・字幕日本語)や各チームの成績などが放映され始め、「みんなで歌おう~!」と秀樹の『ヤングマン』が流れたりもしました(私の周りでは誰もYMCAやってませんでしたけど)。

それよりもなによりも、試合を前に興奮したフランスサポーターたちの上げるコールが“ワールドカップ感”を盛り上げていました。テレビでは味わうことのできない、スポーツ観戦ならではの臨場感ですよね。

試合開始!

16:40になりました。和太鼓の音とともに、選手たちが華々しくも雄々しくグラウンドに入ってきます。

両国の国家が流れ、いよいよ試合開始です。

国歌斉唱中も飛行機が飛び続けるという東平尾っぷりです。

飛行機を見るのも何気に楽しいので、特にお子さんがいる場合はこの北側スタンドはおすすめです。

さて、ここからは、前半・後半を通した試合中の風景を、コンパクトにピックアップしてご紹介したいと思います。

試合の様子

まずは試合中のフィールドの風景から。

自分たちに近いほうで試合が進んでいるときは迫力のプレイを間近で見ることができ、つくづくラグビーって激しいスポーツだな、と実感。

やはり、目の前でトライやゴールが決まる瞬間が一番の見どころですね!

結局この日は、「33 – 9」でフランスの圧勝に終わりました。

選手たちの雄姿だけでなく、その選手たちを追いかけるカメラマンたちの“雄姿”を見られるのもまた、スタジアム観戦の醍醐味だと思いました。

観客の様子

ここで、周囲の観客席の様子も少し。

↑ トライ後のキック時には、一斉にスマホを構える日本人たち。

野球のように応援チームごとに固まって座るようなブロックはなく、スタンドはアメリカもフランスもごちゃまぜです。

日本人の中には、私のように“どちらのサポーターでもないけど試合を楽しみに来た”という人も少なくなかったのではないかと思います。

トライが決まると歓声を上げて立ち上がるサポーターたち。

特にスーパープレイが出ると全員立ち上がるため、全く前が見えなくなります。自分もすぐに立ち上がれるように、膝の上にはなるべく物は置かずに備えましょう。



スタジアムの風景

席についているとき、スタジアムの風景もいくらか撮影しました。

雨に降られたのもつかの間で、夕方には西日が差すほどまでに天気は回復。雨天中止時は引き分け扱いになるそうですので、勝利したフランスにとっても、台風の進路が変わってくれたのはラッキーでした。

ナイターの雰囲気までも楽しめましたので、夕方スタートというのも悪くないですね。

休憩中の売店の様子

休憩中の売店付近の様子はどうだったでしょうか。

さらっと様子を見に行ってみましたが、どこもたいそうな行列でした。トイレにも「最後尾」のプラカードを持った係員の方が立ってるほどの長蛇の列で、狭い通路は大混雑。

↑ この壁の前で記念撮影をする人が続出していました。確かに記念になりますよね。他の試合日のもありましたよ。

気になる飲食物のメニューや価格はというと…

【飲み物 Drinks】Heineken 1,000円、ハイボールやチュウハイ600円、ソフトドリンク各種250円(天然水、緑茶、ダカラ、ペプシ、なっちゃん)

【食べ物 Food】各種500円(ホットドッグ、焼きそば、ポテから、コーンチップ、サンドイッチ)

アルコールはフード売店でも買えるようでした。

せっかくなら現地で何か買ってお祭り気分を味わいたい気持ちもありますが、あんなに並ばなくてはいけないのは辛いですね…。

私は欧米人がいかほどビールを飲むかをよく知っていますので、彼らの気持ちに立って考えると、持ち込み禁止であるならばもっと売り場を増やしてほしいと切に思いました。

席へ戻る途中、ついでに西スタンドからの眺めもみてみました。

フィールドを横側から見ると、やはり広いです。全体の距離感が分かるし、両サイドを均等に見ることができるので、やはり特等席といえばこの横アングルなのでしょうか。

しかしこうして見ると、ゴールポストに近い屋根なしのスタンドも悪くないのではないかと思いました。点が入るときの迫力が味わえますからね!

野球もそうですが、つくづく席選びって難しいです…。

試合終了後

試合終了後は、キャプテンらのインタビューと並行して、両チームの選手たちが各スタンド前を順番に挨拶に来てくれます。

混雑を避けるためか、試合終了直前に帰る人もちらほら見かけましたが、大半の人はこの時間まで座席に残って、選手たちに暖かい拍手と歓声を送っていました。

両チームがフィールドを一周し終わってから時計を見ると、18:45でした。試合開始からちょうど2時間ですね。

入場してきたときに通ったゲートはクローズされており、帰りは中央のゲートからぞろぞろとスタジアムを出ます。

ボランティアスタッフの方々がずらりと列になって、帰りゆくお客さんとハイタッチをしてくれるなど、ホスト側の“おもてなし感”も満載。まさにお祭りのように賑やかな時間を過ごすことができました。

ちなみに、18:20頃の場内アナウンスによると、この日の入場者数は17,620人ほどだったそうです。

終わりに

後半はバラバラと当日の様子を綴りましたが、福岡・博多の森での「ラグビーワールドカップ2019」開催の様子・雰囲気をなんとなくでも感じていただけましたか?

恥ずかしながらラグビーの詳しいルールは未だに理解していませんが、ワールドカップの国際的な雰囲気や熱気を肌で感じることができ、「一生に一度だ」のキャッチコピーを無駄にすることない(?)貴重な体験をすることができました。

私は5年ほどオーストラリア・ニュージーランドに住んでいたことがあるのですが、現地でのラグビーの存在は絶大です。日本では野球少年、サッカー少年たちが地域のチームで練習に励む様子を公園で見かけますが、あちらではそれがラグビーに取って代わります。

特にニュージーランドではラグビー選手は男の子たちの憧れですし、大人にとっても土曜の夜のお楽しみはラグビー観戦。まさに国民の生活に溶け込んでいるといっても過言ではないという印象でした。

4年前のRWC開催時、私はちょうどニュージーランドに住んでおり、現地の友人とテレビで試合を見ていました。その際、友人がビール片手に「オールブラックスって、ハカも踊るし国歌もマオリ語とあるし、他の国に比べて時間食うよね(笑)」と言っていたのが思い出されます。

しかし、そうは言いつつも彼の顔は笑顔いっぱいで、そんな自国チームを誇りに思っているのが伝わってきました。

日本でのラグビーは、これからどんな存在になっていくのでしょうか。

とにかく、ラグビーファンの方々には夢のようなこの日本開催、私も勝負の行方を最後まで見守りたいと思います!→ 結果は日本がベスト8、準優勝イングランド、優勝は南アフリカとなりましたね。大会に関わった全ての方々、おつかれさまでした!

当記事はこれにておしまいです。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!

それでは。 Polly