こんにちは(こんばんは)。母が熊本市出身の福岡市民、「しぜんfan」のPollyです。
今回の記事の舞台は、熊本市西区の「金峰山(きんぽうざん)」。
山梨と長野の県境にも同じ名前の山(標高2,599m)があり、山好きの方や中部出身の方の中には、そちらを先に思い浮かべるという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、熊本県民および九州人にとっての「金峰山」はもちろん、上にテレビ塔のある「金峰山 665m」ですよね!

私も熊本育ちの母からよく「学生時代に金峰山に登った話」を聞かされたものです。
私自身はこれまで一度も行ったことはなかったのですが、先日2020年8月30日(日)の夜8時半ごろ、初めて車で行ってみました。
熊本市中心部からは15km前後の距離があり、くねくね山道も相まってそれなりに運転しごたえのある道のり。しかし、頂上からの夜景はやはり素晴らしいものでした。
一方で、訪問後に得た教訓は主に以下の2点です。
- 車で初訪問する場合、駐車場の場所を事前にチェックしておくべし
- 頂上からの眺めのうち、西側(有明海・島原市・普賢岳方面)も楽しみたいなら日没前から行くべし
当記事では、そんなことにフォーカスしつつ訪問時の様子をお伝えしてみたいと思いますので、これから行こうかな、というときにお役立ていただけると幸いです☺
目次
金峰山の位置
まずは簡単に、金峰山の場所を広域地図で確認してみたいと思います。

熊本市街地の西側にあり、イメージとしては「上熊本と海岸(有明海)との中間地点にある」という感じです。
住所としては「熊本市西区」に属します。
海までの直線距離は4~5kmほどで、天気の良い日中であれば目の前に島原半島!というロケーション。眼下には熊本港などを見下ろすこともできます。
これが、記事冒頭部の「西側の景色も楽しみたいなら日没前から行くべし」の理由ですね! 真っ暗になれば、せっかくの海も山も真っ黒になってしまいますので…
金峰山周遊道路と駐車場
さて、何の下調べもなくGoogleマップに任せて行った私が面食らったのは、その車両通行システムです。
下の図のように、❶ から ❷ まで、❷ から ❶ まで、上りと下りが一方通行になるのです。(※ ❷ から頂上までの道路は一般車両通行禁止)

そして、それぞれの分岐点の側には無料駐車場がありますので、訪問客はいずれかに車を停め、足を使って頂上を目指すこととなります。
頂上に近い方は ❷ ですので、夜景を見に来た場合は、ほぼ全員が ❷ の駐車場に停めることになるのではないでしょうか。
ちなみに私は、❷ から頂上までが一般車両通行不可であることに気付かずに、そのまま頂上に一番近いところまで上がってしまいました(汗)
言い訳をすると、私が ❷ に到着したとき、明らかに一般車両と見られる車がちょうど出てきたため、普通に入っていいものだと思い込んでしまったのです。
後になって知って反省・・・すみませんでした。
道が封鎖されているわけではないので、夜間は特に登っちゃう車も少なくないのではないかと想像しますが、上がった先に整備された駐車場はありません。
通行止めの理由がテレビ塔に関係することなのかどうか、はっきりとしたことは私には分かりませんが、例えば技術者さんたちが緊急対応のために駆け付けることがあったとして、そんなときに一般車が路駐していたら邪魔でしょうし…
次に行くときにはしっかり ❷ の駐車場を利用しようと思います!




とにもかくにも、この周遊道路に関して、真っ暗な細い山道で離合の心配をしなくていいのはかなり有難いと思いました。
頂上の様子と夜景
❷ の駐車場に停めると、頂上間近まではその「一般車両通行不可」の細い道路を10分ほど歩き、そのどん詰まり近くの街灯の脇から左に入り、暗闇の中をさらに上へ。

すると、前方に明々と電気の灯った小さな建物が見えてきますが、こちらはお手洗いです。

ちらっと中を覗いてみたところ、トイレットペーパー完備の水洗トイレでしたよ。
そしてこのトイレからもう少しだけ歩くと、暗がりの中に鳥居が浮かび上がります。それが頂上、ついに夜景タイム!
やはり真っ先に見たいのは、熊本市街地側ですよね!

その夜景がこちらです。じゃーん。

手前の木々が若干邪魔をしているものの、さすがは九州第3の都市、クマモトシティ。圧巻の光の数です。

一際目立つ円形の明るい場所が「藤崎台球場」で、その奥にはお城も見えました。みなさんもぜひ見つけてみてください☺
また、鳥居のすぐ横にある建物(社務所)の奥からは、「雁回山(がんかいざん)」や「アクアドーム」などの南区方面も見渡すことができます。

ここには自販機が3台もあり、展望所にはベンチも設置されていますので、缶コーヒーやジュースを片手にしばし休憩するのもよさそう。
自販機のうちの1台は、何気にキャッシュレス決済対応でしたよ。

最後に、島原方面がどんな様子かを見てみましょう。

ご覧の通り、とっても地味です。こちらの方面に関しては、断然日のあるうちがいいでしょう。
青空もいいですが、これでもかというくらいに西に向いているので、夕日も望める天気であれば断然夕暮れどきが狙い目なのかなと思います。そうすれば、日が暮れた後に市街地方面の夜景も満喫できて一石二鳥ですしね!
ちなみに、頂上の広場には神社のお社(やしろ)もあるのですが、この時は真っ暗で何が何やらよく分かりませんでしたので、お参りもしそびれました。
金峰山の神様、ごめんなさい。
おわりに
以上、しがない私の「金峰山からの夜景観賞レポート」をお送りいたしました!
私が現地を訪ねたのは8月最後の日曜だったのですが、頂上付近にいた約30分間の中で出くわした訪問客は、わずか1組だけ。
熊本市の夜景スポットといえばこの「金峰山」の他にも「花岡山」や「祈りの丘記念公園」などが知られており、アクセス面から選ばれやすいのは後者の2ヶ所なのかもしれません。
確かに、金峰山は意外と遠いし、リアルにザ・山ですし、そう簡単にほいほい行ける場所ではありませんよね。
だからこそ、せっかく行くからにはベストな時間帯を選んで行くべし!
私が金峰山に再び夜景を見に行くのだったら、絶対に日没前か日の出前に行きたい! と思います。(日の出前は、余程の気合が必要ですが…)
しかし、何時に行こうとも、いつもは遠くから眺めるテレビ塔を間近に見上げるのはきっと楽しいはず。
みなさんの金峰山訪問が素敵なものになりますよう、陰ながら応援(?)しつつ、当記事を締めくくらせていただきます。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!
それでは、よい夜を☺
Polly

※記事内の写真は全て、2020年8月30日のものです。