【福岡発・壱岐日帰りツアー】旅行会社5社のプランを比較!

壱岐・郷ノ浦港




こんにちは。

先月2020年8月、旅行会社の「Go to Travel キャンペーン」を利用して初めて壱岐に行ってみました、一般福岡市民のPollyです。

予てから行ってみたいとは思っていたのですが、島ですし、周りに行ったことのある人もいませんし、いろいろ分からないことも多くてなかなか実現しないままになっていました。

  • 壱岐にはどんな観光スポットがある?
  • 着いた先の、現地での交通手段はどうする?
  • 日帰りでいいのか、それとも1泊したほうがいい?

いざ自分で計画するとなると、調べることが結構たくさんあるものですよね…。どうするのがいいのか、迷っちゃう!

というときにおすすめなのが、「旅行会社のツアー」です。

ツアーならば、フェリーの予約、現地の交通手段、観光スポットのセレクト、ルート選択、食事・お土産スポットなど、何から何まで決まっていて便利&安心。自分で考えることといったら、博多港への交通手段くらいでしょうか。

現地ガイドさんがついてくれれば、その土地ならではの話を聞くことができるのも魅力ですよね。

もろもろの利点を考えると、こういった離島の観光旅行に関しては、ツアーを申し込んだ方が断然お得なのではないかと思います。

私も今回、「阪急交通社」の博多港発着日帰りツアーに参加してみましたが、いい選択だったと大満足しています。

壱岐交通のラッピングバス(猿岩駐車場にて)
壱岐交通の観光バス

当記事では、阪急をはじめとする各旅行会社の日帰りツアーの内容や立ち寄り観光スポットを比較してみたいと思いますので、

  • 壱岐への日帰りツアーはどんな感じのものなのか知りたい
  • 各旅行会社の旅程の違いを知りたい
  • 旅行会社がどんな観光地を回るのかを把握し、個人旅行計画時のヒントにしたい

というあなたに、ぜひお役立ていただければ幸いです☺

※記事内に記載の旅行代金は、GoToトラベル事業支援額を差し引かない段階での金額です。

※記事内の情報は2020年9月1日現在のものです。時期によって金額設定や旅程は変更となる可能性がございますこと、あらかじめご了承ください。



阪急交通社

まずは、私も利用した「阪急交通社」です。

フェリーで行く! はじめての壱岐 日帰り

  • 出発地:博多港(福岡市)
  • 金額:10,990~11,990円(時期により変動)
  • 博多港発着:10:00発/20:10着
  • フェリー運賃(往復2等船室)、昼食、「一支国博物館」観覧料込み
  • 添乗員および島内バスガイド付き
  • 最少催行人数:12名
  • バス走行距離:約50km

※上記の内容は、2020/9/15~2020/11/8に催行予定分のものです。

壱岐に到着次第、「国民宿舎 壱岐島荘」で昼食を取り、最終のフェリーまでぎりぎりいっぱい島内観光をするという行程となっています。

とはいえ、ぎゅうぎゅうに詰め込まれた過密スケジュールというわけでもなく、ほどよくゆとりがあって丁度いいくらいの移動具合でした。

島内観光スケジュール
郷ノ浦港 → 昼食(国民宿舎 壱岐島荘)→ 猿岩・黒崎砲台跡壱岐の蔵酒造はらほげ地蔵壱岐市立一支国博物館原の辻遺跡(車窓観光)→ 郷ノ浦港

※各観光地の位置は、当記事の最終章『島内マップ』でご確認いただけます。

昼食内容
壱岐牛(約50g)の陶板焼き、うにまぜご飯、アワビとサザエの刺身など

ごはん、美味しかったですよ~☺ ボリュームも満点で、全部食べ切れないほどでした。

阪急の壱岐日帰りツアーでの「国民宿舎 壱岐島荘」での昼食
実際の昼食(2020年8月)

部屋自体は畳の部屋でしたが、そこにずらっとテーブルが並べてあり、椅子に座ってゆったりといただくスタイルでした。

フェリー乗船時間は片道2時間20分で、この「フェリー → 昼食 → 島内観光 → フェリー」という流れは、どの旅行会社の日帰りツアーにも共通したものです。

行きに博多湾をクルーズするのも楽しかったですし、現地で同行してくれた壱岐交通のガイドさんや運転士さん、各観光地のスタッフの方々の笑顔も暖かく、半日という短い間ながらも島の空気をたっぷり味わうことができました。

GoToトラベルキャンペーンのおかげで1人3,500円ほども安くなったことが何よりも嬉しかったですけどね(笑)

参加してみて、他の人におすすめしない理由はない、という内容のツアーだったと思います。

つまり、おすすめです☺

◆同ツアー詳細については、阪急交通社の公式サイトをご覧ください → フェリーで行く!はじめての壱岐 日帰り(コース番号:702301)

◆Yahoo! のサービスをよく使うという方は、こちらから直でヤフートラベルのプラン詳細ページへ飛べます

西鉄旅行

2つ目は、福岡市に本社を置く旅行代理店、「西鉄旅行」。

壱岐な旅フェリーで行く日帰りプラン!!

  • 出発地:博多港(福岡市)
  • 金額:9,770円
  • 博多港発着:10:00発/20:10着(日によっては10:20発/20:30着)
  • フェリー運賃(往復2等船室)、昼食、「一支国博物館」観覧料込み
  • 添乗員および島内バスガイド付き
  • 最少催行人数:20名

先ほどの阪急交通社は日によって旅行代金に幅があったのに対し、こちらの西鉄旅行は金額に変動はない様子。阪急より若干お安めですね。

最少催行人数は阪急より多いです。

島内観光スケジュール
郷ノ浦港 → 昼食(旅館 太公望)→ 原の辻一支国王都復元公園(車窓) → 一支国博物館猿岩・黒崎砲台跡鬼の窟古墳はらほげ地蔵壱岐の蔵酒造 → 郷ノ浦港

昼食内容
壱岐漁師定食:壱岐牛、ウニまぜ飯、旬の刺身(サザエ刺し付)、煮魚・焼き魚など

昼食内容は、文字だけで見ると阪急と大差ないようですが、あちらにはなかった煮魚・焼き魚が付いていますね。逆にアワビはないですが…こういった細かいところは季節によっても変わるかもしれず、あまり深く考えなくていいような気がします。

それよりも注目すべきポイントは、この西鉄旅行では、阪急では立ち寄ることのできない「鬼の窟古墳」をプラスアルファで観光することができるということです。

実は阪急も、私が参加したときは「鬼の窟古墳」の前でバスを止めてくれ、ガイドさんが説明してくれたりもしたんです。しかし、車窓からでは全くよく見えない感じなんですよね…

鬼の窟古墳遠景(車道より撮影)
こちらがその車窓からの様子

というわけで、「鬼の窟古墳」をちゃんと観光したいという方には西鉄旅行がおすすめです。

1ヵ所多く行けるということは、全体的にスケジュールが詰まるということにもなりますが、少なくとも旅行会社を選ぶ際のポイントにはなると思います。

◆さらなる詳細は、西鉄旅行の公式サイトをどうぞ! → 『壱岐な旅』フェリーで行く日帰りプラン!!(商品コード:BH-FI01-A21010)

壱岐・猿岩
壱岐を代表する名所・猿岩

第一観光

3つ目は、こちらも福岡の旅行会社です、「第一観光」。

長崎しま旅!壱岐を満喫!! 壱岐たび!

  • 出発地:博多港 or 小倉駅
  • 金額:博多港発9,880円、小倉駅発13,300円
  • 博多港発着:10:00発/20:10着(日によっては10:20発/20:30着)
  • フェリー運賃(往復2等船室)、昼食込み
  • 添乗員および島内バスガイド付き
  • 最少催行人数:25名

この「第一観光」がこれまでの阪急・西鉄と大きく異なるのは、小倉駅発着プランがあることです。小倉駅組は、博多駅までJR特急に乗り、路線バスで博多港へ移動。博多港組と合流し、一緒に壱岐へ向かいます。

最少催行人数は25人と、これまでで一番多いですね。

島内観光スケジュール
郷ノ浦港 → 昼食(国民宿舎 壱岐島荘)→ 猿岩・黒崎砲台跡月読神社参拝 → はらほげ地蔵壱岐市立一支国博物館原の辻遺跡 → 郷ノ浦港

第一観光のスケジュールは阪急と似ていますが、酒造の代わりに「月読神社」が入っています。そして、「原の辻遺跡」が車窓観光ではなく下車観光

壱岐・一支国博物館から望む原の辻遺跡
一支国博物館から望む原の辻遺跡

上記2点は、けっこう大きなポイントとなりそうですね。

昼食内容
「うに飯」と「壱岐牛」陶板焼き(約30g)が付いた昼食

昼食は、阪急と同じ「壱岐島荘」が会場ですので、おそらく内容も阪急と同様でしょう。

国民宿舎 壱岐島荘の外観
壱岐島荘の外観

◆同ツアーについての第一観光の公式ページはこちら → 長崎しま旅!壱岐を満喫!! 壱岐たび!(A184)

◆Yahoo! トラベルからも予約可能です → コース詳細ページ

読売旅行

4つ目にご紹介するのは「読売旅行」です。

絶景とグルメの島 壱岐へ行こう!

  • 出発地:博多港 or 佐賀
  • 金額:博多港発9,990円、佐賀発15,000円
  • 博多港発着:10:00発/20:10着
  • 唐津東港発着:10:20発/19:10着
  • フェリー運賃(往復2等船室)、昼食、クルーズ代金込み
  • 添乗員同行あり
  • 最少催行人数:16名

※プラス500円で「バス前方席プラン」申し込み可。

※上記の内容は、2020/9/19~2020/9/27に催行予定分のものです。

こちらは博多港だけではなく、佐賀の「唐津東港」発着プランもありますね!

佐賀出発の場合は唐津東港に直接集合するわけではなく、鳥栖→中原→目達原→神埼→佐賀と貸切送迎バスが各地で参加者をピックアップしていくシステムのようです。

ただ、読売旅行の公式ページの旅程説明には「あれ?」という箇所がありまして(唐津東からの発着港は「印通寺」のはずなのに「郷ノ浦」と書いてあったり、時間がずれていたり…)、上記は私が勝手に訂正して記載したものです。

佐賀出発プランを検討される場合は、読売さんに直接ご確認くださいね!

島内観光スケジュール
港 → 昼食とはらほげ地蔵参拝 → イルカパーク見学 → 辰ノ島クルージング(欠航の場合は月読神社参拝へ代替)→ 壱岐の蔵酒造 → 港

昼食内容
うに飯定食

昼食会場がどこなのかはホームページには記載されておらず、「うに飯定食」であること以外の手がかりがありません(笑)

が、食事と地蔵がひとまとめで書かれていることから、おそらく「はらほげ地蔵」の近くの食堂で食べるのかな、と予想されます。(違っていたらスミマセン)

壱岐・はらほげ地蔵
はらほげ地蔵

とにかくこの読売旅行のプランは他の旅行会社とはかなり毛色が異なっており、島の北部にある「イルカパーク辰ノ島遊覧クルーズがメインとなっていることが大きな特徴です。

◆ツアー詳細は、読売旅行の【福岡・佐賀県内発着】絶景とグルメの島 壱岐へ行こう! 日帰り(コース番号:910-1029)をご確認ください

◆Yahoo! トラベルのツアー詳細ページへはこちらからジャンプ

【壱岐イルカパーク&リゾート】各種アクティビティを「じゃらん遊び・体験」でチェック!

クラブツーリズム

最後は「クラブツーリズム」のプランです。

日帰りで行く!壱岐イキ再発見旅

  • 出発地:博多港
  • 金額:14,990円
  • 博多港発着:10:00発/20:10着
  • フェリー運賃(往復2等船室)、「一支国博物館」観覧料(※不確か)、昼食込み
  • 添乗員および島内バスガイド同行あり
  • 最少催行人数:15名

旅行代金の中には「一支国博物館」の観覧料も含まれているのだとは思いますが、ホームページには明記されていませんでしたので、「※不確か」と追記させていただきました。

フェリーもこれまでの旅行会社と同じく「2等」のようですが…14,990円は5社の中では最高金額

島内観光スケジュール
郷ノ浦港 → 昼食(国民宿舎 壱岐島荘)→ はらほげ地蔵一支国博物館壱岐の蔵酒造 → 郷ノ浦港

昼食内容
壱岐牛、ウニ飯、アワビの踊り焼き、サザエなど

その割になんと、立ち寄り観光スポットは一番少ないという事実。…どういうこと?

食事は、阪急や第一観光と同じ「壱岐島荘」ですね。旅行金額が高い分、食事内容がグレードアップしていたりするのでしょうか?

クラツーさんのプラン紹介ページは全体的にさっぱりしており、詳細を全て語られていない可能性もありますが、旅の質を大事にする旅行会社さんとして有名ですので、一つ一つの観光地をじっくり回ってくれたりするのかもしれません。

しかも、旅行金額が高いということはGoTo支援額も高いということで、5社の中では最高額の4,500円が差し引かれます。これは嬉しいですね☺

◆公式サイトのプラン詳細ページはこちらです → 日帰りで行く!壱岐イキ再発見旅(コース番号:93637-900)

壱岐・一支国博物館の外観
一支国博物館の外観

※記事内に記載の旅行代金は、GoToトラベル事業支援額を差し引かない段階での金額です。

島内マップ

記事の締めくくりに、これまでに出てきた観光スポットの位置を地図で確認してみましょう。(※昼食会場は除く)

壱岐・主要観光地マップ
© OpenStreetMap contributors

壱岐の大きさは、南北約17km、東西約15km、総面積139.42㎢。全国で20番目に大きな島なんだそうです。(参考:壱岐市公式サイト「壱岐市の紹介」)

島内の主な産業は漁業・農業ということで、バスで移動中にも豊かな畑・田んぼが数多く見られました。

壱岐バスツアー中の車窓からの景色(田園風景)
車窓からの景色(2020年8月中旬)

海岸線に出ればいきなりコバルトブルーのビーチが出てきたり、ちょっと高いところから丘の合間に海が顔をのぞかせていたりと、とにかく緑と青の美しい島で、“旅にやってきたんだなぁ!”と実感する景色の連続。

昼食後のバス移動は眠くなりもしますが、できれば目を閉じずに、外の景色も存分に楽しんでくださいね☺

おわりに

以上、旅行会社5社それぞれの「壱岐日帰りツアー」の内容、そして壱岐島の全体マップをご紹介いたしました!

これがいいな! というプランはありましたか?

私は阪急さんのツアーで大満足ではありましたが、こうして調べてみると、「鬼の窟古墳」に行ける西鉄旅行さんや、酒造の代わりに「月読神社」に行ける第一観光さんも魅力的だと思いました。

日帰りとなると出発地はどうしても博多港のものが多くなってしまいますけれど、福岡・佐賀にお住いの方以外も、ぜひグッとくるプランを探して壱岐に遊びに行ってみてください!

◆「Yahoo! トラベル」トップページへ

◆「じゃらんnet」国内ツアートップページへ

澄んだ海風、深い歴史、美味しい食べ物、素晴らしい景色の数々と、思い切りリフレッシュできる一日になること間違いなしです☺

楽しい旅になりますように!

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

Polly(2020.9.1)