こんにちは! 自然観光ファンの現福岡市民、そして元札幌市民のPollyです。
今回のテーマは、私にしては珍しく「グルメ」です。普段はとんと興味のないジャンルですが、「北海道」と聞けば訳が違います。
私事ですが、北の大自然が好きすぎて、3年半という短い間ながら移住して現地に住んでいたこともあるんです。
札幌を離れて早半年。福岡もいいけど、やっぱり北海道が懐かしいなぁ…とため息まじりに思い出す日々。そこに舞い込んできたのが、博多阪急の北海道物産展の告知CMでした。
普段は物産展なんて、どちらかというと「どうでもいい」んですが、これは行ってみたいかも! ということで、初日の2019年11月6日(水)、ちょっと会場を覗いて来てみました。
物産展に行き慣れているわけでも、グルメに詳しいわけでもない地味なアラフォー女性による中途半端な現地レポートですが(笑)、会場の様子などにご興味あればご参考までにどうぞ。
それでは、どうぞよろしくお願いいたします!
目次
「博多阪急 冬の北海道物産大会」開催情報
まずは、イベントの概要を簡単にご紹介いたします。
開催場所:博多阪急(博多駅中央街)8階催場
開催期間:2019年11月6日(水)~12日(火)
営業時間:朝10時~夜8時
※最終日は夕方5時終了
開催期間はちょうど一週間です。最終日のみ終了時間が早いところに要注意! ですね。
※当記事でご紹介しているのは、現在では終了済みの2019年冬開催分の様子です。
お店のラインナップ
会場のラーメン屋さんに置いてあった見取り図がこちら。全体像を掴むのにとても便利です。

数えてみたところ、出店しているのは全部で46店舗。
それに加えて、「やきそば弁当」をはじめとする道民食やその他細々(こまごま)としたお土産を集めた「北海道コンビニ」という一角もありました。
個人的にはどのエリアからどのお店が来ているのかが一番の “気になりポイント” だったため、張り切ってエリアごとにリストアップしてみました!
石狩エリア(札幌市・江別市・千歳市)
まずは、札幌およびその近郊エリア。赤に色付けされた市町村が、今イベントで実際に出店のあるお店・会社の所在地です。

- ESSEN★[ワイルドバーガー]
- ふじ屋NOODLE★[濃厚味噌ラーメン] (イートイン)
- およばれ[えびの熱き闘い弁当]
- 北海工房[貝の熱き闘い弁当]
- みよし千歳[ウニの熱き闘い弁当]
- 札幌蟹工船[かにの熱き闘い弁当]
- 札幌ステーキランド フォーシーズン[牛の熱き闘い弁当]
- 佃善[じゃが豚]
- 鮭之丸亀[さしみ鮭]
- 札幌蟹販[毛がに・たらばがに]
- 箱BAY[時鮭とろフレーク]
- じゃがいもHOUSE[蟹三昧カニ味噌クリームコロッケ]
- ファットリアビオ北海道[イタリア職人がつくるカチョカバァロ]
- イルマットーネアルル[こぼれとうきびパン]
- 札幌やおきゅう[生メロンソフトクリーム]
- みれい菓[カタラーナ]
- ライプ[フルーツミックスゼリー]
- もりもと[ハスカップジュエリー]
- ISHIYA[白い恋人]
- ロイズ[生チョコレート]
一応、上から食事系 → 海鮮系 → デザート・スイーツ系と並ぶようにしています。 ★が付いているお店は「九州地区初登場」なんだそうです。
札幌に住んでいても、グルメに興味がなければ意外と知らないお店も多いもので、私は「ISHIYA」と「ロイズ」しか知りません(笑)
後志・胆振エリア(小樽市・仁木町・厚真町)
後志は「しりべし」、胆振は「いぶり」と読みます。札幌の南西に広がるエリアです。

- 花林果[漁師の力めし]
- 大和水産[厚揚げ蒲鉾]
- 若鶏時代 なると[若鶏半身揚げ]
- 仁木ファーム[野菜・アップルパイ]
- ハスカップファーム 山口農園[ハスカップゼリースムージー]
- 小樽洋菓子舗 ルタオ[ドゥーブルフロマージュ]
ここで私のテンションが一気に上がったのは、「なると」が入っていることです!
小樽に本店を構える「若鶏半身揚げ」のお店なのですが、唐揚げ(ざんぎ)も美味しく、海鮮メニューも揃っていて、地元でも大人気なんです。土日ともなると、ランチタイムには行列ができるほど。

小樽・札幌圏には支店もいくつか出ており、スーパーのお惣菜コーナーにも流通しています。福岡で見られるとは、嬉しいですね~!
④の「仁木ファーム」のある「仁木町(にきちょう)」は、北海道では一二を争う “果樹園の町” で、美味しいリンゴやサクランボがたくさん採れます。
それから、⑤の「山口農園」のある胆振の「厚真町(あつまちょう)」は、2018年9月の「北海道胆振(いぶり)東部地震」でも被害の大きかったエリアです。応援する気持ちも込めて立ち寄ってみると、お店の方も喜んでくれるかもしれません。
小樽からは、有名洋菓子店の「ルタオ」もお馴染みの出店ですね!
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渡島エリア(函館市・北斗市)
渡島の読みは「おしま」です。

- 函館麺厨房 あじさい[味彩塩拉麺](イートイン)
- 太公望[ジャンボいか飯]
- 華隆[海鮮しゅうまい]
- 布目[北海道太切りいか塩辛]
- 山丁長谷川商店[真昆布]
- 山丁長谷川商店[いくら醤油漬]
- 丸豆岡田製麺[函館拉麺]
これは…私は知らないお店ばかり。ですが、さすが函館、海鮮系の目白押しですね! イートインの「あじさい」は、函館の老舗有名ラーメン店なんだそうです。
この物産展には直接関係ないのですが、函館には超有名ご当地ハンバーガーチェーン「ラッキーピエロ」というのがあるんです。愛称は「ラッピ」。ここの「チャイニーズチキンバーガー」というハンバーガーがもう激ウマなんですが、あえて札幌にすら出店しないという “ご当地” ぶりなんですよね。
つい最近、ラッピに行って来ました!簡単にではありますが、そのときの様子はこちらの記事内にレポートしてます☺
そのラッピがもし北海道物産展に出店したら、道新(北海道新聞)の一面に載るほどの一大センセーションを巻き起こすこと間違いなしなんですが、いつかそんな日が来ないかなぁ…。
みなさんも、函館に行く機会があればぜひラッピをチェックしてみてください!
十勝エリア(帯広市・池田町)

- 十勝池田食品[骨付きハム]
- 十勝ワイン[町民用ロゼワイン]
- 六花亭[マルセイバターサンド]
日本の “食糧庫” と称される十勝からは意外と少ない出店数ですが、十勝は養豚の歴史もある場所ですので、豚の加工食品をしっかりカバーしているあたり、さすが物産大会という感じです。
十勝ワインも有名ですし、帯広といえば何といっても「六花亭」。会場ではマルセイバターサンド以外にも、ストロベリーチョコも販売していましたよ。
空知エリア(滝川市・砂川市)

- 松尾ジンギスカン[特上ラム]
- 北菓楼[開拓おかき]
- ホリ[夕張メロンピュアゼリー]
空知(そらち)からも3店舗、どれも超有名どころの出店です。「ホリ」なんて、北海道のお土産店に行けば必ずといっていいほど置いてありますよね。
また、「北菓楼(きたかろう)」では開催初日から9日(土)までの4日間は、各日180セット限定でシュークリーム3個入りを540円で販売するようです(午後6時~)。
時間が合えば、ぜひ狙いたいお買い得商品だと思います!

道北(富良野町・旭川市・豊富町)
出ました、『北の国から』の富良野を含む道北エリアです。

- 富良野牧場[ベーコンアスパラ・ベーコンチーズ]
- 三葉製菓[とうきびフレーク]
- 川島旅館[フレーバーバター]
- とみたメロンハウス[ヨーグルトクリームメロンパン]
- 富良野SHINYA[ふらの雪どけチーズケーキ]
私のようなグルメレベルの者には「とみたメロンハウス」以外のお店の名前には聞き覚えがないのですが、商品のバリエーションがとても北海道らしくていいですね!
③の「川島旅館」は旭川よりもさらに北にある「豊富町」からの出店だそうですが、この豊富町は北海道でも有数の酪農のまちで、セイコーマートで売っている北海道牛乳も豊富産。

北海道展といえばやはり海鮮系が一番人気なのかもしれませんが、豊富牛乳を使った乳製品というのもまた、北海道らしくていいと思います。
⑤の「富良野SHINYA」の「ゆきむしスフレ」というお菓子は、大泉洋さんもおすすめらしいですよ。(店頭にそう書いてありました)
オホーツク・根室エリア(網走市・根室市)
ラスト、道東の東側からは2店舗の出店です。

- 網走ビール[流氷ドラフト](イートイン)
- 北海道唐屋[さんまやわらか煮]
「さんまやわらか煮」も美味しそうですが、個人的には「網走ビール」がとても気になりました。

この「4種の樽生 飲み比べセット1,001円」は、ビール好きの連れと行くなら試してみたいかも。
以上、46店舗のラインナップでした!
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会場の様子
ではここからは、初日のお昼どき(11:50~13:10頃)に私が会場を訪れた際の様子を、ぱらぱらとご紹介していきたいと思います。

エレベーターから催事場の方に歩くと初めに目に入るのはおそらく「ロイズ」です。
そしてその隣りには、先ほども力説した小樽の若鶏半身揚げ「なると」。
私は、唐揚げの5個入り653円(込)を購入しました。一つ一つのボリュームがありますので、よほど大食いでない限りは、2人で5個くらいがちょうどいいのではないかと思います。
次に目を引いたのは、函館「山丁長谷川商店」の山盛りいくら。

『いくら醤油漬』は100gあたり1,944円(込)と書いてありました。高級!
平日の11:50ですが、もう結構な人の数です。


函館「布目(ぬのめ)」の『本数の子黄金松前』や『たこ足わさび』100gあたり972円(込)も美味しそう。
そして、私が地味に気に入ったのがこちらの黒豆です。

旭川「三葉製菓」の黒豆『やわらか焼』1袋(100g)432円。お茶にしても、ご飯に入れて炊いても、そのままおやつとして食べてもよさそう。『そばきな粉ころも掛』や、おつまみになりそうな濃い味のものもありました。
他にももう紹介しきれないくらいの名産品が所狭しと並んでいましたので、試食もいただきながらお店を巡っていると、胃袋も時間もお財布も、いくらあっても足りません。
↑「RIPE(ライプ)」という札幌のお菓子屋さんのフルーツゼリーもとても美味でした。フルーツの細かい繊維や種も入っいて、なめらかすぎない舌ざわりが新鮮。果汁感も濃厚で、冷凍してもシャリシャリシャーベットのような食感が楽しめるそうです。
リンゴ、メロン、ハスカップ、マンゴーの4種類のミックスパックは、10個入りで702円、20個入りで1,188円、50個入りは2,376円(込)。
家族や友人同士で分けてもいいし、50個入りはかなりお買い得だと思います!
お弁当セクションはやはり人気!
ちょうどお昼どきだったからかもしれませんが、やはりお弁当が集まる通りは一層混雑していたようでした。

お弁当セクションではアップの画は撮っていませんので、実物はみなさんが行ったときのお楽しみ、ということで☺
ここでちょっと贅沢な北国弁当を買って、屋上の「つばめの杜ひろば」で食べたりしたら最高に気持ちよさそうですね!
イートインのラーメンでランチ!
イートインできるお店としては、ラーメン店が2店舗と「網走ビール」が入っていましたが、ここでは特にラーメンにクローズアップしてみましょう。
まずは、函館の「函館麺厨房 あじさい」。
定番メニューの『味彩塩拉麺』は一杯880円(込)です。
その他、『正油ラーメン』880円や『辛玉ラーメン』981円、『コーンバターラーメン』1,150円などがあり、スープのお味は塩か正油、中にはイカ墨味が選べるメニューもありました。サイドメニューの『ミニイクラ丼』701円が、ちょっとした大穴(?)。
対してもう1店舗、札幌の「ふじ屋NOODLE」は味噌のみです。

どちらも同じくらい行列ができていますが、元・にわか札幌っ子である私はどうしても「みそ」が食べたい気分であり、こちらの「ふじ屋」のほうに並んでみました。
掲示物の情報によると、2019年10月1日にテレビ朝日系列で放送された「ご当地麺総選挙」という番組で、札幌ラーメンの中で堂々1位に選ばれたお店なんだそうです。札幌居住時には行ったことはありませんでしたが、名前だけは聞いたことがあったような…。
メニューは、『濃厚味噌ラーメン』900円(込)と『辛い濃厚味噌ラーメン』1,001円の2種類です。辛いほうは、店員さん曰く “ラー油のような辛さ” だそう。
店内には25席くらいあり、中でもこちら(↓)の窓際席が人気席のようです。めっちゃいい眺め。

私は普通の味噌のほうにしました。

ひさびさのちぢれ麺! スープはかなりこってり濃厚です。
とっても美味しかったのですが、暖かい九州で食べる札幌ラーメンは、なんかちょっと別物のように感じないでもなく、やっぱり札幌ラーメンは札幌で食べたほうがうまいな、という結論。(なんかすみません)
でも、ラーメンを食べずしては満足して帰れなかったと思いますので、やっぱり本場の味を期間限定で味わえることは、北海道展にしかないスペシャルな醍醐味ではないでしょうか。
食事系の中で今回行き逃して後悔しているお店が「エッセンサッポロ」というハンバーガー店です。すんごい美味しそうな本格バーガーで、すぐお隣のレストスペースでいただくことができます。
ラーメンもハンバーガーも一度には食べれませんし、これはもう、一回足を運ぶだけでは終われないってやつでしょうかね。
特に混んでいたお店は?
最後に、会場全体の中でも特に人気が集まっていたと感じたお店をご紹介したいと思います。ラーメンを除いて、ですね。
もちろんその時のお客さんの動きや時間帯にもよるとは思いますが、函館「太公望」のジャンボいかめしと、札幌「じゃがいもHOUSE」のコロッケと、いろいろ揃って手軽な「北海道コンビニ」あたりが特に混んでいたように感じました。
特にジャンボいかめしは、お店の人がかわいそうになるくらいの(?)行列でした。
『特大ジャンボいかめし』1尾1,080円(込)もあるのですが、普通の『ジャンボいかめし』1尾864円(込)のほうが人気のようでした。
コロッケはこんな感じ。まるまるしていて、一つ一つが大きいです。

揚げる前の状態でも売っている他、個人的には海苔に包まれた「じゃがいももち」1個195円(込)もいいなと思いました。“いももち” は道民のソウルフードですからね!
「北海道コンビニ」の様子はこちら。
空港や駅のお土産コーナーというイメージです。北海道のスーパーで購入できるようなものや、ちょっとしたお土産によさそうな箱菓子など、手の届きやすいお値段のものが主に並んでいます。
個人的には、以前函館で買ってみて美味しかった『いか飯になれなかったいか』(まるも食品)が売っていたのがとても嬉しかったです。
おわりに
写真ではご紹介しきれていない名店もたくさんありますが、会場の賑やかな雰囲気を少しでも感じていただけましたか?
「どんなお店がはいっているのかな」と軽い気持ちで出かけた今回の「北海道物産大会」でしたが、いざ行ってみると思いのほか本気で楽しめる空間でした。
そして、思いのほか人も多かった…。人に当たらずには歩けないほどの混雑ぶりに、あらためて、北海道展を楽しみにしている人の多さを実感。
きっと北海道民たちは、遠く離れた地のデパートの8階で、まさかこんなに大勢の九州人が大騒ぎして北海道の味覚を満喫しているとは思いもよらないに違いありません。
向こうでは逆に、「いやいや、九州のものこそ食べたいよ」と思っているでしょうね(笑)
北海道では続々と初雪の便りが飛び交い、札幌もまもなく初雪のようです。急に北の大地が恋しくてたまらなくなった、博多阪急での北海道展初体験でした。

みなさんも、行く前にはぜひお目当てのお店などを予習して、思う存分楽しんできてくださいね!
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
Polly