【花の名所レポート#2】筥崎宮花庭園で冬ぼたん[福岡市]




こんにちは!「自然を楽しむ」がテーマの雑記情報ブログサイト、「しぜんfan」のPollyです。アラフォー福岡市民です。

この記事を書いているのは2020年4月13日。花も緑もキラキラと輝き始めた春。それなのに、新型コロナのせいで「不要不急な外出」のできない日々が続いていますよね。

いつもはしない過ごし方ができている、と言えばそうなんですが、やっぱり出かけられないのは残念。

ここは画面いっぱいの可憐な花々でも見て気分を晴らそうと、今年1月に訪れた筥崎宮 花庭園(はこざきぐう はなていえん)」(福岡市東区)の様子を記事にしてみたいと思います!

ただでさえ暖冬だったところ、その日はもう冬とは思えないくらいのポカポカ陽気で、庭園内の冬ぼたんたちも「今だ、どんどんいけ~!」と言わんばかりに一気に花開いていたのでした。

庭園内で花開く冬ぼたん

そんな花々の姿を見てしばしの間でもリフレッシュしていただいたり、今後の訪問にもお役立ていただければ幸いです☺

「筥崎宮花庭園」とは

実は私、筥崎宮には何度も訪れたことはあれど、この花庭園の存在を気に留めたことが今までありませんでした。言われてみればあるなぁ…?という感じ。

どこにあるかというと、3号線と本宮を結ぶ参道沿い、福岡市営地下鉄箱崎宮前のすぐ傍にあります。

筥崎宮花庭園の入口付近の様子(福岡市東区)
花庭園入口の様子

「ああ、これがそうかぁ!」という方も、少なからずいらっしゃるのではないかと思います。

このお庭は正式名称を「筥崎宮 神苑(しんえん)花庭園」といい、四季折々に咲く花々や、松・苔・石を組み合わせた枯山水を、歩き回りながら楽しめる「回遊式日本庭園」です。

そう、“四季折々”、なんですね。

ということで、現地の案内看板や公式HP「参道花めぐり」、入場チケットに記載された情報を統合すると、以下のような“花スケジュール”となるようです。

  • 1月~2月下旬:冬ぼたん
  • 3月下旬~4月上旬:
  • 4月上旬~5月上旬:春ぼたん・芍薬
  • 6月:ゆり(本殿裏の「あじさい苑」ではあじさい)
  • 9月中旬~10月上旬:リコリス
  • 11月下旬~12月上旬:紅葉

筥崎宮花庭園の入場チケット(拝観券)
花庭園の入場チケット(拝観券)

こんなにも四季折々に楽しめる場所だとは知りませんでした。特に3月の桜から6月のゆり・あじさいまでは、ノンストップで乱れ咲き(大げさ?)となるようですね!

開園時間・入場料

そんな「筥崎宮花庭園」の営業情報はこちらです。

【開園期間】1月1日~8月15日、9月1日~12月10日

【開園時間】9:30~17:00(冬季は~16:30)

【休園日】水曜日

※祝日の場合は翌日

※1・2・4・6月と放生会期間中は休園なし

【入園料】時期により200円、300円、もしくは500円

こちらも現地の案内看板や公式HPの情報を元にしたものですが、「冬季」がいつからいつまでなのか、入園料がどういう基準で切り替わるのかまではちょっと分かりませんでした。

ただ、300円と500円の時期には筥崎宮の御朱印・お守り・お札・祈祷袋を入園窓口で提示すると入園料割引になるという“粋な計らい”もされているようですので、お持ちの方はぜひ持って行ってみてください☺

筥崎宮花庭園の入口付近の案内書き(福岡市東区)
2020年1月、入園口にて

今は何が見頃なのか、入園料はいくらか、というような時期ごとの情報は、筥崎宮公式サイトのトップページお知らせにアップされたりしますので、計画前にチェックしてみるといいと思います。



冬ぼたん観賞レポート

さて、それではここから、私が冬牡丹を見に訪れた2020年1月下旬の園内の様子をご紹介してみたいと思います!

冒頭でも少しお話しした通り、今年は暖冬のため例年よりかなり早めに開花したようで、入園窓口の方も「今もう見頃を迎えちゃってるので、この調子だと2月半ばまでももたないでしょうね…」とおっしゃっていました。

毎日の詳しい開花状況を周知するようなSNS関連はやっていないようで、訪問前に確実に園内の様子を知りたい場合は「電話で問い合わせでいただくのが確実」とのことでした。

※入場チケットに記載の電話番号は「092-641-7431」

入口周辺の造り

入園口付近にはいくつもの看板が立っており、ちょっとした情報過多状態となっていますが、落ちついて見ると、案内看板は3種類に分けられます。

筥崎宮花庭園の入口付近の様子(福岡市東区)

花庭園そのものに関するものと、園内にあるフレンチレストラン『筥崎宮迎賓館 ラ・セゾン』のものと、同じく園内にあるカフェレストラン『筥カフェ』のもの。

園内に飲食施設が2つあるようですね。

門をくぐった直後の分岐点を左に進むと「庭園エリア」へと進め、反対に右に進むと、庭園はスキップして「飲食エリア」に直行できるという造りとなっています。

筥崎宮花庭園の入口から入ってすぐにある道案内看板(福岡市東区)

ただ、紛らわしいことに、入園チケットの購入窓口は門をくぐってすぐ右手(飲食エリア方面)にありますので、図らずもいきなり左に進んで“不法侵入”しそうにならないよう要注意です(笑)

※『筥崎宮迎賓館 ラ・セゾン』についてはこちらの公式HPを、『筥カフェ』についてはこちらのfacebookページをご確認ください。

園内の様子

庭園エリアに入ると早速、絵に描いたような「わら帽子と冬ぼたん」が出迎えてくれます。

冬ぼたん開花中の筥崎宮花庭園(福岡市東区)

これに雪が積もっていたりすると最高なのでしょうが、ご覧の通り、ピカピカの春日和。「福岡管区気象台」の公式HPによると、この日の最高気温は「12.6℃」だったようでした。

参考までに過去3年間の1月の平均気温を調べてみると、2020年(赤線)は明らかに平均気温が高いですよね。

福岡管区気象台「過去の気象データ」より

2019年(黄緑)も十分高めですけど…。このまま気温が上昇を続ければ、筥崎宮の牡丹だけでなく、世の中の全ての花々の開花時期に関する常識が変わってくるのかもしれませんね…。

そんな心配はよそに、花はただ、咲くべきときに咲くだけ。

赤は赤でも、ピンクはピンクでも、色合いや花びらの形が微妙に違ったりして、また、差し込む日の量によっても表情が変わったりして、いちいち足を止めて見入ってしまいます。

冬ぼたん開花中の筥崎宮花庭園(福岡市東区)

筥崎宮の公式HPによると、園内には「20品種・200株」の冬ぼたんが栽培されているそうですよ。

園内の遊歩道は大変歩きやすく、ところどころに椅子が置いてあったり、ディスプレイにもさりげない工夫が凝らされていて、管理されている方々の気配りを感じました。

冬ぼたん開花中の筥崎宮花庭園、園内の遊歩道(福岡市東区)
冬ぼたん開花中の筥崎宮花庭園、園内の様子(福岡市東区)

ぼたん以外にも梅や福寿草(フクジュソウ)も咲き始めており、上に下にと視界を広げてゆっくり歩くと、また違った楽しみがあります。

まだまだご紹介したいスナップは尽きませんが、あとはみなさんが実際に訪れたときのお楽しみということで!

こんな調子で写真を撮り撮り歩いた私の今回の滞在時間は1時間弱でした。そう広い庭園ではありませんので、標準的には30分~1時間ほどみておけばいいかな、と思います。

庭園の出口付近には小さな花苗販売所もあり、雪割草や福寿草、椿の苗など販売してありましたので、園芸好きの方にはそれもまた楽しみの一つになるかもしれませんね☺

おわりに

以上、福岡市東区は筥崎宮参道沿いにあるおすすめ花スポット、「筥崎宮 花庭園」の訪問レポートをお送りいたしました。

個人的には「想像していたよりちゃんとした場所だった」(すみません…)という印象で、短時間のうちにしっかりリフレッシュさせてもらったな、という感想。他の季節にもまた行ってみたいと思いました。

みなさまも、コロナ騒ぎの様子を見つつ、お参りがてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか☺

それでは、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!

Polly

※当記事内でご紹介した様子・写真は、2020年1月時点のものです。