こんにちは! 旅と自然から元気をもらうサイト「しぜんfan」のPollyです。
今回のレポートの舞台は、北の海沿いにある小さな町で見つけた素敵な公園、「はぼろバラ園」です。
当記事では、私が2018年8月19日に現地を訪れた際の様子や感想を、たくさんの写真やちょっとしたガイド情報とともにご紹介してみたいと思います。
見頃時期についての基本情報もまとめてみましたので、お出かけの際のご参考に、少しでもお役に立てれば幸いです。
それでは、どうぞよろしくお願いいたします!
目次
はぼろバラ園でのバラの見頃はいつ?
早速ですが、バラ園を訪れる際にとても大事なのは「いつ行くか」ということですよね。そこでまずは、同バラ園の開花時期について簡単にまとめてみたいと思います。
参考にしたのは、羽幌町公式サイト内「はぼろバラ園 バラの開花情報」のページです。
- おすすめ時期 ①
6月末~7月中旬(一季咲+四季咲きの一番花) - おすすめ時期 ②
9月下旬~10月中旬/下旬(四季咲きの三番花) - おすすめ時期 ③
7月下旬~8月中旬(四季咲きの二番花)
参考:羽幌町ホームページ
まず一番の見頃を迎えるのは、一季咲きと四季咲きの一番花が一斉に花開く6月末から7月中旬にかけてのようです。
次いで見頃なのは、一般的には花の色と香りが濃くなるといわれる「秋花(三番花)」の時期(9月下旬~10月中・下旬)。
夏の二番花の時期は3位になっていますが、もちろんこの時期も見頃のひとつですので、がっかりすることはありません。
気を付けたいのは、二番花と三番花の間の時期、8月下旬から9月中旬にかけてです。
羽幌町役場による「はぼろバラ園」のウェブページによると、この時期は秋花への準備期間となり、せっかく行っても花がない可能性がありそうです。
その年によって多少の違いがあるかもしれませんし、詳しくはご自身でも情報確認の上でお出かけくださいね。
私が訪れた時期はいつだったかというと「8月19日」。③の時期です。
残念ながら満開の時期ではありませんでしたが、それでもたくさんの二番花がきれいに咲いており、十分に楽しむことができましたよ。
参考までに、2018年当時の8月中旬の園の様子を見てみたいという方は、ぜひこの後の訪問レポートを覗いてみてくださいませ。
お出かけの概要
レポートを始める前に、まずは「はぼろバラ園」のある羽幌町のおおまかな位置や、私が実際に現地を訪れた日の状況などをご紹介しておきます。
羽幌町の場所
羽幌町は、北海道北部の西海岸沿いにある小さな町です。
昭和40年代までは炭鉱で栄えた場所だそうですが、現在の人口は 6,880人ほどと控えめ。(2019年5月31「住民基本台帳」より)
夏は「はぼろサンセットビーチ」で賑わい、「暑寒別天売焼尻国定公園」の一部である「天売島」と「焼尻島」へ渡るフェリーおよび高速船も出ています。

上の手書き地図の、★の付いている場所が「はぼろバラ園」です。(かなりざっくりですけど…。)
北海道最北、つまり日本最北のバラ園として知られています。
当時私の住んでいた札幌からは最短距離でも200km以上あり、正直に言うとなかなか足を運ぶ機会のない場所です。今回は、札幌から稚内へ一泊二日の “北緯45度以北ロードトリップ” をした帰りに立ち寄りました。
Googleマップで見てバラ園があることは知っていたのですが、思っていた以上に素敵なバラ園で、立ち寄ってみて大正解!でした。
オロロンラインについて
このあたりの西海岸エリアに行く楽しみのひとつに、「日本海オロロンライン」があります。
これは小樽から稚内までの海岸線ルートの名称で、山に海にと絶景続きの人気ドライブコースなんですよね。
中でも増毛町から幌延町までの部分には「萌える天北オロロンルート」という素敵な名称が付いており、2018年8月現在で13ルートある「シーニックバイウェイ北海道」のうちのひとつでもあるんです。
信号も少なく快適なので、天気の良い日にはどこまでも走りたくなります。どこまでも走りたくなる結果、稚内まで行っちゃったのは私だけではないはず。
これらの写真は、バラ園に立ち寄る前日の、稚内に向かう道中の景色です。

北に向かうにつれて海岸線には風車がよく見られるようになり、周囲には丈の低い草木に覆われた丘が広がり、まるで日本ではないような雰囲気が楽しめます。
マイカーがなくても、車の免許をお持ちであれば、一日だけでもレンタカーを借りて出かけるのもおすすめですよ!
私のお出かけデータ
参考までに、当日の私の訪問時のコンディションは以下の通りです。
- 訪問日時:2018年8月19日(日)10:30頃~
- 天気:雨のちくもり(最高23℃、最低16℃)
- 交通手段:マイカー
- 現地滞在時間:1時間15分
訪れたのは日曜日でしたが、時間帯のせいかお天気のせいか、お客さんはまばらでひっそりとしていました。
個人的には水滴の付いた雨上がりのバラが好きなので、空いていてラッキー。ゆっくり写真を撮りながら一周して、1時間15分ほどの滞在でした。
そこまで写真を撮らない方であれば、20~30分あればちょうどいいくらいかもしれませんね。
現地レポート
さあ、ではそろそろ肝心の園内の様子を見てみましょう。
バラ園の場所は、オロロンルート(国道232号線)沿いにある「道の駅ほっと♥はぼろ」のすぐ隣なので、とても分かりやすいと思います。無料の駐車場も目の前にありますよ。
ちなみに、バラ園自体も入場無料です。すごい! ありがとう、羽幌町!
ではまずは全体像を把握するため、案内板を見てみましょうか。


これ、看板にいたずら書きしたみたいに見えますね(笑)
青い線で囲った「P」のエリアが駐車場です。今いるのは中央の案内板のところですが、この後はバラ園の右端まで歩いて、オレンジの矢印の方向に攻めて行こうと思います。
といっても小路がたくさんあるので、ジグザグに進むような感じになるでしょうか。
歩き始めたら最後、私は写真撮り魔になりますので、ここからしばらくはバラの写真づくしでお送りいたします。品種には全く詳しくありませんので、専門的な解説はできませんこと、あらかじめご了承くださいませ。
では、行ってみましょう!




園内にはところどころベンチがあり、腰をかけて休憩できるようになっているのがいいですね。
思ったより通路がたくさんあるので、どこを既に見ていて、どこをまだ見ていないのか、迷ってしまうくらいにとても見ごたえがあります。



それにしても、お花を撮るのって本当に難しいです。構図に絞り具合に明るさに背景に、そして一番気を使うのがフォーカス。
そんなことばかり考えて、撮りやすい場所に咲いている花を一生懸命撮っても、後で冷静に見ると痛んでいてそんなにきれいな花じゃなかったり…。
しかも、悩んでいろいろ撮った挙句、結局は一枚目が一番良かったりするんですよね。
これはもう、練習あるのみ。


たいぶ中心部まで歩いてきました。一番奥に見えているとんがり屋根の茶色の建物は、バラ園に隣接している「北海道海鳥センター」です。
私はこの日は利用しませんでしたが、絶滅危惧種の海鳥について、その生態や保護状況などを知ることのできる施設です。入場料も無料ですので、お時間があれば覗いてみるのもいいと思います。
さて、公園の反対側の端に着きました。こちら側は段差がついて小高くなっており、噴水のようなものもあります。この感じからすると、この庭園はフランス式なのでしょうか。

なかなかいい眺めです。これが先ほどの見頃①の時期だったら、どんな景色になるのか、いつか見てみたいです!
とりあえずは片道制覇、おつかれさまでした。戻りはバラ園の中には入らず、外側に回り込んでみましょう。

バラ園と駐車場との間には青々と気持ちのいい芝生広場が広がっており、すとんと一本の遊歩道が通っています。
犬の散歩にもよさそうですが、通路沿いに “ペット禁止” の看板を見かけましたので、残念ながらワンちゃん連れはNGなようです。


最後に可憐なピンクのバラを撮り、アーチをくぐったところで本日の現地レポートは終了です。
まとめ
青空をバックにご紹介できなかったのが残念ですが、少しでも現地の雰囲気を感じていただけましたか?
最後に、「はぼろバラ園」と「海鳥センター」の基本情報をご紹介します。いずれも2019年8月10日時点での羽幌町ホームページからの情報ですので、実際にお出かけになる前にはご自身でもご確認されるようおおすすめします。
住所:北海道苫前郡羽幌町北5条1丁目
入場料:無料
駐車場:100台/無料
開園期間:5月上旬~10月下旬(鑑賞期間は6月中旬~10月下旬)
トイレ・自販機:あり
公式サイト:www.town.haboro.lg.jp/sightseeing/rose-top.html
住所:北海道苫前郡羽幌町北6条1丁目1番地の1
入場料:無料
休館日:毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始
開館時間:午前9時~午後5時(11月~3月は午後4時閉館)
公式サイト:www.seabird-center.jp/
このバラ園には約300種類・2,000株のバラが植わっているそうです。お世話をされている方々の愛情を感じることができる、素晴らしい公園でした。
オロロンラインをドライブに出かける際はせひ羽幌町まで足を伸ばして、日本最北のバラ園でゆっくりした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
以上で、「8月中旬のはぼろバラ園訪問レポート」を終わります。最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
それではまた☺ Polly

※記事内の写真はすべて2018年8月19日のものです。