こんにちは! 観光旅行好きの福岡市民、Pollyです。応援しているプロ野球チームは、一番がファイターズ、二番がホークスです。
先日、千葉は浦安に滞在する機会がありまして、ここぞとばかりにファイターズ二軍本拠地である「鎌ヶ谷スタジアム(鎌スタ)」へ。
(私のファンレベルはそれほど高くはなく、一軍の試合をシーズンに2~3回観戦に行く程度です。二軍への知識は薄いのですが、千葉に行く機会があれば行ってみたいと思っていたのです。)
残念ながら2月初旬のことでして、プロ野球界は春季キャンプシーズン。鎌スタも、球場まわりの補修工事にあたっていると思われる作業員たち以外は人っ子一人いない状態でしたが、鎌スタがどんな場所なのか、ひっそりと探検してきました。
球場への道中、船橋駅に立ち寄ってふなっしーグッズを探し回ってみるというイベントも挟み(結果、見つかりませんでしたが)、すっかり千葉観光を満喫。
そんな私の地味な経験でも何かしらどなたかのお役に立てるかもしれませんので、今回はその半日をレポート記事にまとめてみたいと思います。
それでは、いってみましょう!
目次
船橋・鎌ヶ谷の所在地
まずは、船橋駅と鎌スタがどのあたりにあるのかを地図で見てみましょう。まずは広域から。

千葉県の中でも、かなり東京寄りの北西部に位置しています。ざっと計算してみたところ、東京駅から船橋駅・鎌スタ両地点までの直線距離はいずれも21~22kmほどでした。
では次に、船橋駅・鎌スタにもっと寄ってみましょう。

さすが首都圏、たくさんの鉄道路線がありますね。私のような田舎者には、一つの駅に「〇〇線」がいくつもあると、改札口を探し出すにも一苦労です。
例えば「船橋駅」には「総武線」と「東武アーバンパークライン」があり、すぐ隣には「京成本線」もあります。私は東武線に乗りたかったのにあれよあれよと総武線の改札に入ってしまい、慌てて駅員さんにSUGOCAを修正してもらいましたよ。
そんな人も少なくないようで、駅員さんにも「…次回はお気を付けくださいね」とため息まじりで声かけされました。ほんとスミマセン。
余談でしたが(笑)
とにかく、鎌スタ周辺にはいくつも駅があり、鎌スタに行くためには
- 「鎌ヶ谷駅」から徒歩 or タクシー or バス
- 「西船橋駅」から路線バス
- 「船橋法典駅」から路線バス
の3パターンから選ぶことになるようです。
そのあたりのアクセス情報については後ほど、ファイターズの公式サイト情報&私が現地で見聞きした情報を総合してご紹介したいと思いますが、まずはその前にミニイベント「船橋駅でふなっしーグッズ探し」をお送りいたします。
ご興味のない方は適当に読み飛ばしてくださいませ。(※結果、グッズはありませんでした)
船橋駅でふなっしー探し
特にふなっしーファンというわけではありませんが、せっかく船橋周辺に来たならばグッズの一つでも買って帰ろうかと思い、行き当たりばったりで船橋駅へ。
時間はちょうどお昼どき。午前中いっぱい歩き回って疲れていた私は、とりあえず駅の北側にある「イトーヨーカドー」の西館1階にあるフードコートでお昼休憩をとることにしました。

昨年リニューアルしたばかりのようで、なかなかきれいなフードコートです。充電のできる一人席もあったりして。
食後のコーヒーを飲みながら(マックの100円のやつですけど)、ふなっしーグッズを取り扱っている店をネットで調べてみたところ、できるだけ新しい情報から拾ったスポットが以下の3ヶ所でした。
- イトーヨーカドー船橋店西館2階「船橋ロフト」
- 船橋FACE1階「千葉ピーナツ」
- ららぽーとTOKYO-BAY北館1F「ふなっしーLAND 船橋本店」
「ららぽーと」はちょっと遠いので、上の2ヵ所をトライしてみることに。ロフトなんて、今いるフートコートのすぐ上の階ですしね!

そこで、まずは早速『船橋ロフト』へ。
以前は西武船橋店の別館に入っていたところを、2018年11月にこちらに移転オープンしたんだそうです。

移転当時の「船橋経済新聞」の記事には「旧店舗ではふなっしーグッズを豊富にそろえていた」「新しい船橋ロフトのふなっしーグッズコーナーは、全国のロフト店舗の中でも最大」などと書いてあるため、期待して店内を見回りましたが、ありませんでした。
…あれ、もうブーム去った?
続いて、駅南側の「船橋FACE」へ。

少なくとも2016年までは、ネット上では「ふなっしーファンの聖地」とか「かなり初期からふなっしーグッズを取り扱っている」、「ふなっしーグッズが多い」などと書き込んである『千葉ピーナツ』があるのは1階です。

ありました、千葉ピーナツ! いきなり店の前には大きなふなっしーが3体もいます。

柱にはふなっしーのサインもありましたし、これは期待できそうか?! と意気揚々、思ったよりも小さな店内に足を踏み入れてみると…
こちらにもグッズはありませんでした。残念。
唯一見つけたふなっしー関連のものは「ピーナツクリーミー」432円。せっかくなので、記念に買って帰りました。

というわけで、私の調査結果としては、「船橋でふなっしーグッズを買うならば、ららぽーとのふなっしーランドに行くべし」ということになりました。
船橋駅構内のポスターなどにもふなっしーは見かけませんでしたし、ゆるキャラブームやふなっしー人気が落ち着いてきて、グッズ販売場所もある程度絞られたということなのでしょうか。
以上の結果は店員さんに聞いて確かめたというわけでもなく、2020年2月4日時点での個人的なゆる~い探索によるものですので、あくまでもご参考程度にお願いいたします。
※「ふなっしーLAND」の公式サイトはこちら→http://funassyiland.jp/shop.html
いざ、ファイターズ鎌ヶ谷スタジアムへ!
ふなっしーグッズ探しにお付き合いいただいた方、どうもありがとうございました(笑)ここからは、いよいよ鎌スタへ行ってみたいと思います!
さて、ふなっしー探しが終わったばかりの私がいるのは「船橋駅」。

歩くことが好きな私は、初めての土地を散策してみたかったこともあり、東武線で「鎌ヶ谷駅」まで行って、そこから鎌スタまで歩くことにしました。
船橋駅から鎌ヶ谷駅へ
船橋駅から出ている東武線は「東武アーバンパークライン」と呼ばれる路線で、柏や春日部を経て埼玉・大宮駅まで繋がっています。
この路線名、カタカナでは訳が分からず、英語表記の方がピンと来ますね。「Tobu Urban Park Line」。
以前は「東武野田線」と呼ばれていたところ、2014年度より改称されたんだそうです。今、果たしてどれほどの地元民が正式名称で呼んでいるものか。

船橋はその始発駅ですので、乗るのに迷うことはありません。普通列車に乗れば鎌ヶ谷駅は4駅目、運賃は200円です。(※急行は停まりませんのでご注意を)
電車に揺られること10分で、鎌ヶ谷駅に到着。思ったよりも閑静な場所です。

私は今回、ここ「西口」から2km強の距離をてくてくと歩いてみたいと思いますが、バスが出るのは「東口」のようですよ。
鎌ヶ谷駅から徒歩で鎌スタへ
Googleマップによると、鎌ヶ谷駅から鎌ヶ谷スタジアムまでの最短ルートは「2.2km・27分」。

住宅街の中を抜けて行くのかな、と思いきや、道のりはどんどん細い田舎道へ。

道端に「めだかの郷」という手書きの板が立っていたり、細い坂道も上ったり下ったり、しまいには道路がアスファルトですらなくなったり…。
ちょっと不安になってきたところを、ようやくまともな車通りに行き当たりました。
「根郷(ねごう)梨通り」というようです。変わった名前だなと思って調べてみると…
まず、千葉県内の梨産出荷額は「白井市」で最も高く、次いで「市川市」、「鎌ヶ谷市」、「船橋市」となるそうです。(情報元:「船橋のなしについて」)
鎌ヶ谷市は、ふなっしーの船橋市よりも梨の生産量が多いんですね。
そして、鎌ヶ谷市の中でも栽培が盛んなのが、この「根郷地区」。獲れた梨の販売方法としては「直売」がメジャーであり、この道路沿いにはいくつもの梨の直売所が点在しているそうです。
そんな地域の特色をPRするため、平成27年(2015年)から通りの愛称を「根郷梨通り」にしたんだとか。

上のようなかわいらしい看板も、地元の梨農家さんたちが共同で設置したそうですよ。(情報参考元:鎌ヶ谷市による資料「鎌ケ谷の梨について(PDF)」)
梨といえば8~10月が旬ですので、その頃に鎌スタに行くならば、梨もぜひ味わってみたいですね!
さて、その肝心の鎌スタがあるのは、この根郷梨通り沿い。どこかで見たような青い色の幟がちらちら見えてきたかと思うと…出ました!

「北海道日本ハムファイターズ・鎌ヶ谷スタジアム」です!
行ってみれば、本当にあるもんですねぇ。当然ですけれど(笑)

ただでさえシーズンオフで野球離れをしているところを、千葉の田舎道に突如として出てきたことから、正直あまり実感が湧きません。
とにかく、球場は閉まっていても敷地自体は解放されているようです。警備の人などがいるわけでもなく、7~18時の間であれば誰でも入れる様子。

早速、入って探検してみることとします!
鎌スタの様子
正面周辺
こちらが鎌スタを正面からみた画です。

第一印象は「あれ、そんな色合いなんだ?」という感じで、やけに緑ですね。1軍は青、2軍は緑、なのでしょうか。

スタジアムの外側には、歴代名選手たちが入団年とともにずらりと掲げられています。
好きな選手を見つけて、「鎌スタ行って来ました~☆」ってセルフィー撮ったりするのも楽しいかもしれませんね。(私は特に誰が、ということもないので、全体像で満足。)
ちょっと面白いなと思ったのが、下の写真の「Future Player」のところです。次に誰が入るのか、ファンの間でも選手たちの間でも、一度は話題に上ったことがあるに違いありません。

休場日ながらも、試合を見に行くあのワクワク感を思い出すには十分。早くレギュラーシーズン始まんないかなぁ~。
すべてがひっそりと閉まっている中、「よくぞやっててくれた!ありがとう!」というものが二つありました。一つは、トイレ。男子用が一塁側に、女子用が三塁側に、休業日にも関わらず開放されていました。
そして二つ目が、自販機です。中でも、グッズ自販機(写真左)。

最高額の「カビーぬいぐるみキーホルダー」「サイン帳」各1,650円から、最低額の「瓦せんべい」200円まで、数々のファイターズグッズ、鎌スタグッズを購入することができます。
やっぱり、来たからには何か欲しい気がします!
ということで、私は「サイン用無地ボール」560円を購入。この先、サインを貰うほどに選手に近づくことがあるかどうかは疑わしいですが、なんとなく、部屋に飾っておいても絵になりますし。
もしも私のように休場日に行ってみるという方がいらっしゃれば、ぜひこの自販機を覗いてみてほしいと思います☺
外周
せっかくなので、外周も一巡りしてみました。
まず、歩いてみて一番印象に残ったのは「勇翔寮」です。場所は、レフトスタンド側。隣に屋内練習施設もありました。

「404号室が出世部屋」だとか、誰の隣りが誰だとか、そんな話題を耳にすることもありますが、その寮がこの寮なんですね~。
そんな感慨もありつつ、こんなにも部外者がうろうろできる場所にあることにまず驚きました。プロ野球って、ファンに対してこんなに開かれた世界なものなんでしょうか。
選手用の通用口が別にあるのか等々はよく分かりませんが、私には未知の領域。とにかく、こんな、歩いてすぐに行けるコンビニもないような場所にその寮があることもちょっと意外でした。
他のチームの二軍本拠地って、どんな感じなんでしょうか。今度、ホークスの「タマスタ筑後」にも行ってみようかな。
話をスタジアムの外周散策に戻しますと、外周沿いにはファンクラブの案内や注意事項など数々の掲示物が貼ってありました。
中には「有料試合においては外周路でのご観戦はできません」というものも。

確かに、外からでも普通によく見えますね。
ここから見たい気持ちも分かりますが、やはり野球もビジネスですから…。せっかく見に来てくれる人を無下にはできないし、かといって好き放題を許すわけにもいかないし、運営側にも悩みが尽きないのでしょうね。
ちなみに、鎌スタの年間パスポートは17,600円(60歳以上は14,300円)なんだそうです。チケット売り場横の案内には「1試合あたり約270円!」と書いてありました。ガソリン2Lより安いですね。
他にも、センター裏の第2駐車場側には親子で楽しめそうなトレーニング遊具があり、さらにはただの坂を利用した“坂ダッシュ”など、少年心をくすぐりそうなスポットも。
私はアラフォーのおばさんですので、さすがに一人でこれらを楽しむ度胸はなく、代わりに(?)こちらが気になりました。

坂ダッシュの右にある、「ケン・グリフィー Jr. 場外ホームランの碑」です。
今から20年以上も前のことのようですが、ナイキ主催野球教室にて、当時シアトル・マリナーズに所属していた同氏が放った特大アーチを称えたものなんだそうです。
イチロー氏がマリナーズに渡る前、まだオリックスで活躍している頃のことですね。
Wikipediaによると1990年代のMLBの代表選手であり、イチロー選手の憧れの選手としても有名なんだとか。

その「碑」とやらを見てみたくて坂を登ってみたのですが、上の道へ上がる門が閉まっており、結局どこにあるのか分かりませんでした。
イメージ的には、下の黄色の矢印のように落ちたのかな、と想像。

推定距離は160mなんだそうです。
大谷翔平氏が2018年に放ったホームランの中で一番飛距離が長かったのは「449フィート(約136.9m)」だそうですので(情報元:ベースボール専門メディア『Full-Count』記事)、160mがいかに化け物級かが分かりますね。
意外にもケン・グリフィー Jr.氏の話題が膨らんだところで、外周路散策レポートは終了です。
鎌スタへの/からのバス情報
最後に、鎌スタへ行く&鎌スタから帰る際に利用できるバス情報をまとめてみたいと思います。
手段1:路線バス(京成バス)を利用
まずは「京成バス」。
バス停は、スタジアムの正面(チケット売り場)に向かってすぐ左にあります。

このバス停と繋がっているのは、西船橋駅、船橋法典駅、そして市川営業所。路線名は「ファイターズタウン線」というようです。
地元の方以外では営業所に行くことはあまりないと思いますので、電車の駅に絞って概要をまとめると、以下のような感じになります。
駅名 | 運行状況 | 片道運賃 |
西船橋駅[Fs01] | 常時運行(一日9~15便) | 400円 |
船橋法典駅[Fs11] | 常時運行(一日7~9便) | 270円 |

浦安に宿泊中の私は、「西船橋駅」までこの京成バスを利用して帰路に就きました。
15:23球場発の便に乗って、西船橋駅に着いたのは16:00でしたので、鎌スタから西船橋駅への乗車時間は約40分というところ。

試合のない日でも、練習すらやってない日でも、毎日走っている路線バスがあるというのは本当にありがたいことだと思いました!
手段2:コミュニティバスを利用
こちらはファイターズのサイトには載っていなかったのですが、後で調べてみたところによると、「鎌ヶ谷観光バス」が運行しているコミュニティバス「ききょう号(西線2)」の路線にもファイターズタウンが組み込まれているようです。
鎌スタの敷地ゲート外に、何やらバス停らしきものが立っていたことから気付きました。

「ききょう号」は鎌ヶ谷駅を起点・終点としたループ運行をしており、右回りと左回りの2パターンがあります。帰りは「北初富駅」を通ってしまうと乗り継ぎが必要となるようですので、通らない“回り”を選んだほうが良さそうです。
本数は少ないですが、運賃はなんと100円。(※パスモ・スイカ類は使用不可)
以上の「ききょう号」に関する情報は、私個人が2020年2月12日時点で調べてみた情報ですので、詳しくはご自身でも、鎌ヶ谷市による「ききょう号」の公式サイトをチェックしてみてください。 西線2です。
手段3:ファイターズのシャトルバスを利用
シーズン中、通常試合のある日であれば、鎌ヶ谷駅から鎌スタまでシャトルバス(一日3便・運賃100円)が運行するようです。
こちらの詳しい情報については、ファイターズ公式サイト内「ファイターズ鎌ケ谷スタジアムのアクセス方法」で確認できます。
おわりに
以上、しがない一個人の「船橋駅でふなっしー探し」&「誰もいないファイターズ鎌スタ訪問レポート」をお送りいたしました。
このあたりのエリアには「中山競馬場」や「市川市動植物園」もあり、自然豊かな公園も豊富なようですので、機会があればまたぜひ、梨の季節にでもゆっくり訪れてみたいと思いました。
そして、鎌スタがどんなところなのかを知ることができたところで、これからファイターズの応援がもっと楽しくなりそうです。
ソフトバンクはもとより、ロッテも西武もがんばりそうだし、2020年シーズンも面白くなりそう!
みなさんも、楽しいシーズンをお過ごしください☺
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました! Polly

※記事内の写真はすべて2020年2月4日時点のものです。