こんにちは。自然観光ファンのPollyです。
いよいよ夏も終わり、これから一年で一番カラフルな季節・秋がやって来ますね。みなさんはそろそろ、タイヤの交換について考え始める時期でしょうか。
冬が好きな私なぞは、この時期になると段々と気分が上がっていき、どこそこ出かけたくてたまらなくなります。
行楽の秋、身軽なお出かけが楽しめる最後のチャンス、秋。
そこで今回は、おすすめのお出かけ先として、恵庭市の「恵庭渓谷」をご紹介したいと思います。
「いくつか滝があるみたいだけど、どれが一番きれいなの?」、「駐車場ってどこにあるのかな」、「紅葉はどんな感じなんだろう」など、行く前には素朴な疑問もありますよね。私もそうでした。
この記事では、私が2018年10月13日(日)に実際に行ってみて分かった基本的な現地情報や訪れた感想、当日の写真などをまとめてみたいと思いますので、ご訪問前の参考していただければ幸いです。
それでは、どうぞよろしくお願いいたします!
目次
恵庭渓谷の基本情報
恵庭渓谷について
恵庭渓谷は、「漁川(いざりかわ)」の支流である「ラルマナイ川」沿いにあり、渓谷内には「白扇の滝」「ラルマナイの滝」「三段の滝」という三つの滝があります。
おおよその位置は下の地図の通りです。(北が上)

いずれも県道117号線沿いです。ご存じの方も多いと思いますが、この117号は “山あり川あり滝あり湖あり” で、四季折々の自然が楽しめる超お得なドライブコースなんですよね。
地図で詳しく調べてみると、ラルマナイ川も漁川も定山渓周辺の山々から流れ出ており、これらの二つの川が合流するあたりに「えにわ湖」がある、という地理的環境になっているようです。

駐車場情報
駐車場および各滝への遊歩道については、現地にあった下の「散策MAP」が分かりやすかったので、こちらを引用してご紹介します。

斜めアングルの写真を正面アングルにするという便利なアプリを使うと、即席マップの出来上がり~! 便利な世の中ですねぇ。
こちらのマップは先ほどの広域マップとは上下逆で、南が上となっています。(※写真をクリックすると少し大きめの画像でご覧いただけます)
茶色の道は遊歩道を示しています。自然災害などで通行止めになっている部分がありますので、各自また現地で確認してみてくださいね。
駐車場は、白扇の滝とラルマナイの滝に1ヵ所ずつ、合わせて2ヶ所です。いずれも12台ほどの駐車スペースがあります(トイレあり)。
私が見た限りでは一番メインとなる場所(滝)は「白扇の滝」でしたので、初めて行く場合はどちらかというと白扇の滝に停めた方がいいかな、と個人的には思います。

とはいえ、全ての滝を見る場合はどちらの駐車場に停めても歩く総距離は同じですので、空いている方に停めるという感じで問題ないと思います。
おすすめの滝は?
ここで「やっぱり全部見たほうがいいのかな」という疑問を持った方もいらっしゃるかもしれません。
私のおすすめは断然、「せっかくなら全部」です。どの滝も三者三様、それぞれの良さがあるので、せっかく紅葉の時期に来たのなら全部見ておいて損はないかなと思います。
それでもあえて順番をつけるなら、一番が白扇の滝、二番が三段の滝、最後がラルマナイの滝、です。個人的には。
ですが、ラルマナイの滝には「滝見広場」へ降りる遊歩道が閉鎖されていたというハンディキャップもありましたし、三段とラルマナイは全く違うタイプの滝なので、比べるのはなかなか難しいところです。

いずれにしても、もしも時間がなくて一つしか見られない! という方がいらっしゃれば、迷わず「白扇の滝」をおすすめします。
各滝の様子についてはこれから記事内で写真とともにご紹介しますので、プランニングの参考にぜひお役立てください。
各滝間の距離
参考までに、各滝がどのくらい離れているかを、恵庭市のホームページ「恵庭渓谷」に掲載されている情報を元にまとめてみました。
区間 | 距離 | 所要時間(徒歩) |
白扇の滝~ラルマナイの滝 | 約700m | 片道約10分 |
ラルマナイの滝~三段の滝 | 約650m | 片道約10分 |
白扇の滝~ラルマナイの滝(直行) | 約1150m | 片道約15分 |
滝間を移動するときはどこかのタイミングで117号線沿いを歩くことになりますが、広い歩道があるので安心ですよ。


ここまでマイカーで行くことを前提にお話してきましたが、2019年10月11日(金)~14日(月・祝)の期間は「恵庭渓谷紅葉バスめぐり」(リンク先は恵庭市ホームページ)というバスツアーも開催されるようですよ。
空き状況は分かりませんが、内容を見た感じではとてもお得ですので、興味のある方はチェックしてみてください。
紅葉の見頃
事前情報の最後は、紅葉の見頃時期について。
恵庭渓谷の紅葉の見ごろは10月中旬です。その年の天候にもよりますが、例えば私が訪れた2018年10月13日には、ちょうど見ごろ真っ盛りといった様子でした。
上記バスツアーの週末からその翌週末までの間で、ニュースなどでも様子をチェックしつつ日程を決めると良さそうです。恵庭市ホームページ「紅葉色づき情報」が便利ですよ。
また、紅葉期間中は、恵庭発のハンドクラフトや飲食物が並ぶ「えにわマルシェ」も出店するようですので、こちらも合わせて日程をチェックしてみるといいと思います。
現地レポート
ではここからは、私が訪れた日の現地の様子をご紹介していきたいと思います。参考までに、当日のお出かけデータはこちら。
- 行った日:2018年10月13日(日)
- 時間帯:午前中(8時~)
- 天気:晴れ
- おおよその気温(札幌):最高18℃/最低11℃
- 現地滞在時間:約3時間
- 停めた駐車場:白扇の滝
私が朝8時頃に現地に到着したときは、白扇の滝駐車場はまだ空きが多い状態でしたが、すべての滝への散策を終わって11時頃に帰るときには満車+空き待ち渋滞ができていました。
紅葉が見ごろの時期はやはり混み合いますので、朝早く行くか、順番待ちをする覚悟で望んだほうがよさそうです。

白扇の滝
まずは、滝を見に行く前に周辺散策。

恵庭渓谷では、ミズナラやエゾイタヤ、ハルニレなどの樹木が多くみられるようです。

ところで、北海道育ちの方々にとって「ハルニレ」ってどんな存在なんでしょうか。どこにでもある普通の木なのかな?
ハルニレに限らず、北海道には九州出身の私には見慣れない木が多く、特に秋の美しさは衝撃的です。特に、赤色の発色の良さには驚きます。
朝の光を浴びて、木々も川もとてもきれいでした。
さて、ではいよいよ白扇の滝を見に行ってみましょう!
白扇の滝は、「順路」に従って遊歩道を進むにつれて右手に見え始めます。突き当りまで行くと、滝の全体像を見下ろすことができる “絶景ポイント” がありますが、その道中からの景色も素晴らしいものでした。



こんな眺め、九州出身者には夢の国のようです。
突き当りの「写真ポイント」に着きました。

遊歩道はたくさんの落ち葉で覆われており、霜や朝露で湿っている可能性もありますので、おしゃれ靴でのお出かけは避けた方が無難だと思います。

写真ポイントからは、白扇の滝全体をスカッときれいに見下ろすことができます。


思ったより立派な滝でした。滝って、いつ見てもいいもんですね~。
王道スポットからの撮影もいいですが、少しアングルを変えて、紅葉越しに撮ってみるとまた違った風情が楽しめました。


ラルマナイの滝 No.1
次は、ラルマナイの滝です。ここでもう一度、遊歩道マップを見てみましょう。
ラルマナイの滝駐車場から茶色の遊歩道を少し下ると、滝をすぐ真上から観賞することができる橋が架かっています。その橋が、ラルマナイの滝観賞スポットNo.1です。
橋に着いて向かって左側(山側)の眺めがこちら ↓

反対側はまた違った雰囲気です ↓

ちょうど日が強く差し始め、光が水面に反射している様子がきれいでした。
この場所では基本的に橋の上から滝を眺めるだけですので、時間はそうかかりません。次、いってみましょう。
ラルマナイの滝 No.2
再び117号線に出て、三段の滝へ向かう途中にもう一度、違うアングルから先ほどのラルマナイの滝を見ることができます。

ちっちゃく見えてるあれです。その手前に見えている広場が、2018年10月13日現在、遊歩道の閉鎖のために行くことができなかった「滝見広場」。
おそらく道が崩れていて危険、というような理由かと思いますが、行かれなくて残念です。


県道の橋から川を覗きこんでみると、青緑に澄んだ水の色を見ることができました。

けっこう高さがあるので、高いところが苦手な人はのぞき込まない方がいいかも。。



周囲の紅葉も色とりどりで、道中飽きずにウォーキングを楽しむことができました。
三段の滝
三段の滝もまた、二ヵ所から眺めることができます。
まずは、117号線の「三段の滝橋」周辺から。


お日様の場所により滝の上に影ができてしまうのが残念でしたが、小さいながらも形の良い、とてもきれいな滝です。普通に117号線を走っていても、存在を知らなければ気付かずに通りすぎそうな場所にひっそりとありました。
約200mの遊歩道を下りていくと橋の下まで行くことができ、もっと近くで滝を見ることができます。


ちょうどこの滝のあるところに道路を作らなければいけなかったことが悔やまれますね。でも、なくなってしまうよりははるかにマシです。
もしかすると、山間部の道路建設の陰にはたくさんの滝の犠牲があるのかもしれない、と考えさせられるような訪問となりました。
遊歩道を滝からもう少しだけ先に行ってみると、これまた雰囲気の違う絶景がありましたよ。ここまで先に進む場合は、足元注意! です。

この景色を最後に白扇の滝駐車場へと戻り、この日の観光は終了です。おつかれさまでした!

おわりに
今回の記事では、恵庭渓谷の場所や駐車場事情、各滝間の距離、それぞれの滝の様子などをご紹介しました。
「川・滝・紅葉」のトリオはただでさえ秋の花形ですが、同じ渓谷内でいろいろな風景をコンパクトに楽しむことができる恵庭渓谷は、間違いなく絶景紅葉スポットの一つに数えられると思いました!
恵庭や千歳はもちろん、札幌からも気軽に行ける距離にあるということも魅力の一つですよね。
「そういえば今までいったことないな!」という方にはぜひ、冬が始まる前の身軽なお出かけの目的地として「恵庭渓谷」をおすすめしたいと思います!
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
それでは、よい一日を☺ Polly

※記事内の写真はすべて、2018年10月13日時点のものです。