初秋の美瑛・富良野ドライブレポート【後編】十勝岳望岳台、キタキツネ、日の出公園など




みなさんこんにちは。「しぜんfan」のPollyです。

今回は、「美瑛・富良野エリア絶景ドライブ」の後編をお届けしたいと思います!

前回に引き続き、旅の見どころはこちらです。

~旅のみどころ~
とにかく雄大な自然が美しい北海道のへそエリア! 運が良ければ野生動物にも会えます!

そう、野生動物。北海道で会える野生動物といえば?

釧路湿原にはわんさか鹿がいました。その辺の山にもいますし、鹿はわりと遭遇しやすいですよね。

エゾリスは、自然豊かな公園に行けば札幌でも出会うことは可能。

北キツネも、山の近くをドライブしていると思いがけず道端にいたりします。札幌でも、私の住んでいた自然豊かな南区では、いきなり道路を走って行ったりします。

ちなみに、南区はが出ることでも一目置かれています(笑)

あとは、アライグマ。海外から持ち込まれたものが大繁殖し、今や害獣として自然環境に深刻な被害をもたらしているそうで、たまにそれっぽいのが走り抜けていくのを見かけます。

は見たことはありません。北海道にはいないと思います。本州の、長野あたりの山中を車で旅すると、普通に木の上にいたりするのでびっくりします。

イノシシも、九州では珍しくありませんが、北海道では見たことがない気がします。

さて、今回の旅で見た野生動物とは?

先に言ってしまうと、答えはキタキツネ」と「リスでした! この後、記事の中でまた写真付きでご紹介いたしますね。

それでは、後編もどうぞよろしくお願いいたします!



目的地おさらい

実際に旅したのは、秋風も香りはじめる2018年9月11日(火)。札幌から美瑛に前日の夜に前乗りし、朝から夕方まで美瑛・富良野エリアをマイカーで観光して回ったのでした。

実際に回ったスポットはこちらの9か所

© OpenStreetMap contributors
  1. 忠別湖」にて旭岳見物
  2. 展望台「四季の塔」から美瑛の町と丘を眺める
  3. パノラマロード」で丘のまち美瑛を往く
  4. 流行りに乗って「青い池」を激写
  5. 十勝岳望岳台」で火山の活動ぶりを煙でチェック
  6. 十勝岳温泉郷」で深い山々の景色を楽しむ
  7. 日の出公園」で上富良野の町を一望
  8. 純としゅうがデートした「鳥沼公園」の池を見る
  9. 富良野スキー場」で冬への想いを馳せる

前編では4つ目の「青い池」を見終わったところで一段落としましたので、5つ目の「十勝岳望岳台」へ向かうところから後編スタートです!

絶景ドライブレポート(後編)

5. 十勝岳望岳台

簡単に腹ごしらえをし、時刻は11時45分。午後の部のスタートです。

青い池から次の目的地、十勝岳望岳台(とかちだけぼうがくだい)まではおよそ8km、15分ほどのドライブ。近づく山、高鳴る胸。安全運転でいきましょう!

ここで少し、十勝岳について簡単にご説明いたします。

前編でちょこっと登場した大雪山の主峰・旭岳の高さは2,290mで、北海道一でしたね。十勝岳連峰の主峰である十勝岳はというと2,077mで、道内では6番目に高い山となっています。こちらもばりばりの活火山です。

北海道には2,000m越えの山が10つあり、そのほとんどが大雪山から十勝岳とその隣の美瑛岳周辺につながるエリアにあります。

私は本格的な登山の経験はほとんどなく、知識も皆無に等しいですが、登山をされる方々にとってこのエリアは聖地なのではないかと思います。旭岳~十勝岳縦走!なんて、聞くだけでかっこいいですよね。

これから向かう望岳台は、十勝岳登山道の出発地点のひとつでもあります。標高930m、絶景まちがいなし。

どんな景色が見られるのか、楽しみですね!

* * *

十勝岳望岳台にある園地見取図

特に難所もなく快適に走り、無事到着。レストハウスと呼ばれる建物の前の駐車場に車を停め、とりあえず外に出てみます。上の見取り図によると、周辺には散歩道もあるようですね。

もうすでに、どこもかしこも絶景です。少し上に登ったところにビューポイントがあるようなので、そこまで歩いてみましょう。

あまりに大きな自然と押し迫るエネルギーに、もう胸がいっぱいです。

十勝岳望岳台にある歩道、バックに噴煙を上げる十勝岳

頂上までは約4時間だそうです。私が登ったら、倍はかかるかもしれません。登り切った先からの景色は、想像もつかないくらい爽快で美しいことでしょう。

十勝岳の火山活動状況について、昨年2018年7月に札幌管区気象台から発表された『十勝岳の火山活動解説資料』をのぞいてみたところ、

“(2018年)5月29日以降、一時的な火山性地震の増加や火山性微動が観測されたが、7月2日以降は 観測されておらず、現時点 で火山活動が更に高まる様子は認められていない”

んだそうですが、

“2006年以降の山体浅部の膨張が継続する中で、火山活動の活発化を示唆する現象が観測されているので、今後の活動の推移には注意が必要

な状態のようです。ふむふむ。

振り返ると見えるあの茶色の屋根の建物がレストハウスです。うどん・そば、アイスクリームなどの軽食がありますよ。近年リニューアルされた、きれいな建物です。

はるか遠くに美瑛の丘(たぶん)も見渡すことができました。

素晴らしい!の一言。どなたにも胸を張っておすすめする絶景ポイントです。駐車場も無料ですし。

みなさんが行く日も、天気に恵まれますように!

「十勝岳望岳台」「十勝岳望岳台レストハウス」
入場料:無料
駐車場:あり/無料
定休日:冬季閉鎖あり

6. 十勝岳温泉郷での眺め

せっかくここまで来ましたし、この天気です。もっと山を近くで見ていたいと思いませんか? 私は思いました!

このまま勢いに乗って、標高1,280mの山中にある「十勝岳温泉郷」に向かいましょう! 望岳台から温泉郷まで、カーブ続きの坂道を約9km、安全第一で運転します。

ただ、向かうのは “温泉郷” ですが、温泉には入りません。車で行けるところまで行った先が、この温泉郷だということです。

温泉好きの方々すみません。今思うと、もったいないことしましたね。すごい名湯だったかも?

すんごいカーブをいくつか曲がり、道の行き止った先には広々とした無料駐車場がありました。どうやらここが、車で行ける限界のようです。

十勝岳温泉郷の広々とした駐車場とトイレ

広々70台ほどの駐車スペースがありますが、登山シーズン中の休日には満杯になってしまうそうです。今日は平日のせいか、空いてますね。

ちなみにこの温泉郷がある場所は美瑛町ではなく、ラベンダーで有名なお隣の「上富良野町」です。

上富良野町には「かみふらの八景」という8つの景観名所があり、この温泉郷はその中のひとつです。次に向かう「日の出公園」もそのひとつ。とにかく美しい風景がいたるところに広がっているのです。

ありがとう、北海道!

そしてありがとう、山々!

十勝岳温泉郷から見晴らす山々
十勝岳温泉郷から見える山

この温泉郷には十勝岳の登山口のひとつ、「十勝岳温泉登山口」があります。少し歩いてみただけでも、山の静けさと迫りくる自然に圧倒されました。

それにしても本当にこのあたりは登山天国なんですね!

そうこうしているうちに、時刻は13時です。日が暮れるまでには計画通り全て回りたいので、名残惜しいですが次へ行きましょう。

次の目的地は、上富良野町市街地にある眺望スポット「日の出公園」です。約20km、一気に山を下ります。

このあたりから脳内BGMは『北の国から』でお願いしますね。

と、ここでキタキツネに遭遇!

上富良野まで県道291号線を快調に走っていると、出ました! 待望の野生動物です。

上富良野の県道を横切るキタキツネ

たったったっと軽やかに道路を横断する一匹のキタキツネ。後続車がいないことを確認し、すかさずハザードをつけ停車します!

若い個体のようですね。いい色艶をしています。車が停まったと見るや目の前に座り込み、足で耳を掻くサービス。

エサはありませんし、あってもあげませんよ。

カメラのほうを見ながら、道路脇から走り出すキタキツネ

しばらくするとすっくと立ち上がり、一瞥して道路の脇の茂みへ去っていきました。

いやぁ、これだけまともにキツネの写真が撮れたのは初めてです! ありがとう、キツネ! ルールー!

7. 日の出公園

さて、山の余韻に浸りつつ人里に戻ってきました。13時半、上富良野町の日の出公園に到着です。

上富良野の日の出公園頂上にある建物と花壇

日の出公園は高台にある町営公園で、花の名所かつ展望台としておすすめのスポット。オートキャンプ場や小さなスキー場も併設している、マルチな素晴らしい公園です。

私が上富良野に住んでいたら、毎日来たいかもしれません。

何より、7月にはラベンダーが咲き乱れる「ラベンダー園」になるのです! しかも、入場無料。どれだけ混雑するか、察しがつくと思います。

この場所に限らず、ラベンダー開花期間中はこの小さな町にたくさんの人が押し寄せ、とんでもない大渋滞になります。

今日はさすが9月の平日。駐車場はがら空きで、人っ子ひとりいません。

上富良野町の日の出公園にある「かみふらの八景」の立て看板と花壇、バックに街や山々
上富良野の日の出公園内、花壇の中の通路、背景に街並み

あまりの美しさに夢中で景色を撮り歩いていると、野生動物第二弾の発見!

日の出公園内の大きな木の幹に止まるリス

リスがいました! なんか一生懸命、上を見ています。

耳が丸いので、エゾリスではないような気がします。雑種でしょうか。さすがに人馴れした札幌のリスたちとは違い、少し近寄るだけで素早く去ってしまいました。

札幌の円山公園のリスには飛びかかられたことがありますので、このくらいが自然でいいですね。

ここにある公衆トイレは「やまみるトイレ」と名付けられていて、どれがどの山か、かわいらしいイラストでの案内がトイレの中にあったりします。新しくてきれいです。

他にも、子どもの好きそうが遊具があったり、のどかな畑の風景にも浸れ、最高の公園。大好きです。

「日の出公園」基本データ
住所:北海道空知郡上富良野町東1線北27号
入場料:無料
駐車場:あり/無料
開園時間:終日
休園日:夏季無休、冬季は閉園
※道のホームページからの情報です。詳しくはご自身でもご確認ください。

8. 鳥沼公園

さあ、この旅も残すところあと二か所となりました。

次に向かうのは上富良野町のお隣り、富良野市の外れにある小さな公園「烏沼公園」です。

『北の国から’98 時代』を見たことのある方、冒頭で純としゅう(宮沢りえ)がボートに乗っていた場所ですよ。他にも、しゅうは五郎と十勝岳の「吹上温泉」にも入りましたね。

私事で恐縮ですが、『北の国から』が好きなんです。麓郷にも丸太小屋にも行きました。

富良野に来ると、本当にあの登場人物の面々が今でもそれぞれ生活しているような気がします。あらためてすごいドラマでしたよね。見たことのない方、ぜひどうぞ。時代を越えた名作、だと思います。

この烏沼公園はそのロケ地なのにも関わらず、観光客が少ない穴場スポットなんだとか。 透明度が高い、木々に囲まれた美しい沼があるそうです。

さっそく見てみましょう。

駐車場に車を停め、木々に囲まれた草っ原を歩いて、池に近づきます。

木々が水面に映り込んで、まるで絵画のようです。水は透き通っていて、場所によって色が違うようにも見えます。

富良野の烏沼公園の透き通る水と水面に映り込む木々

魚が泳いでいるのが、手に取るように分かりますね。模様までくっきり。鳥とかに狙われないのか心配なくらいです。

沼の脇には小さな桟橋があり、「ボート乗り場」と書いてありました。

傍らの案内板を見てみると、“ボート貸出し期間は、4月29日~10月10日までの土日祝日とする”、“ボートの利用時間は、午前9時から午後5時です” などどいった利用案内が書いてあります。なんと、利用料は無料です。

純粋に町民の憩いの場として、自然と触れ合って遊ぶ場として、豊かな心で設置されているんですね。

土日の混雑具合は分かりませんが、時間があれば寄る価値ありのおすすめ景観スポットだと思います。

「烏沼公園」基本データ
住所:北海道富良野市東鳥沼
入場料:無料
駐車場:あり/無料

さて。時刻はあっという間に15時になろうかというところです。

私もさすがに疲れてきました。ラストスパート、いざ夏の「富良野スキー場」へ行ってみましょう!

9. ラスト! 富良野スキー場

烏沼公園は富良野の中心地から東にありましたが、スキー場は街の西側にあります。市街地からスキー場まで車で10分ほどと、規模が大きい上にアクセスも良好。

私の冬の趣味はスノーボード一択でして、道内のスキー場も行ける範囲であちこち行きました。

富良野にも来たことがありますが、有名どころのニセコユナイテッド、キロロ、ルスツと並び、パウダースノーが素晴らしいスキー場です。

北の峰ゾーン」と「富良野ゾーン」とに分かれていて、とにかく広い。その広さも魅力です。

夏の山に冬の情景をだぶらせ、なんとなく哀愁に浸るのもまた良し。ということで、おまけ程度にさらっと寄ってみますよ。

まずは北の峰ゾーン。

逆光で残念ながら斜面はきれいに撮れませんでしたが、冬と一変、青々とした草がぼうぼうでした。

センターハウス側から街側を見渡してみましょう。

富良野スキー場北の峰ベース側から見下ろす道路と街並み、山々

奥にある山は富良野岳でしょうか。十勝岳のある方角です。

北の峰ゾーンのセンターハウス付近は、季節を問わず、富良野の街と山々がいっぺんに見渡せる絶景スポットです。スキー場に興味のない方にも、ドライブコースにおすすめ。

それにしても、ずいぶんたくさんの英語の看板がありました。富良野は “第二のニセコ” との呼び声も高く、世界の投資家たちも注目。近年、地価が上昇しているそうです。

ニセコで成功している外資系の不動産会社の支店も見かけましたし、これからどうなっていくのでしょうか。

さて、お次は富良野ゾーンです。北の峰ゾーンからは車で10分弱ほど離れたところにあります。

夏のスキー場には何とも言えない哀愁が漂っていると感じるのは、まばゆいばかりの冬の賑わいを知っているからでしょうか。

こちらの富良野ゾーン側にはプリンスホテルがあり、夏場もロープウェイが運行しています。その他にもゴルフ場やイングリッシュガーデン「風のガーデン」、森の中に雑貨屋さんが集まった「ニングルテラス」もあり、富良野の夏の人気観光地のひとつとなっています。

ニングルテラスでは『北の国から’98 時代』で雪子おばさん(竹下景子)が働いていましたし、「風のガーデン」も元は倉本聰さんが脚本を手がけたドラマのロケ地です。

私は今回そのどれにも寄りませんでしたが、ご興味のある方は調べてみて下さいね。ホテルの中のお土産物屋さんを覗くだけでも楽しいと思います。

日が傾いてきたところで、今回の美瑛・富良野観光はおしまいとなります。最後までお付き合いいただいた方、おつかれさまでした!

旅のまとめ

前編・後編と駆け足でご紹介してきましたが、美瑛・富良野エリアの空気を感じていただけましたか?

今回、ご紹介したスポットを巡ってみて一番印象に残っているのは、やはり圧倒的な自然の大きさです。ときには怖いくらいに雄大な、どっしりとした自然のパワーを感じることができました。

同時に、観光の町ならではの、現地の方々のあたたかい歓迎の気持ちや地元愛も感じることができたと思います。

観光地はどこでもそうですが、地元の方にとってはこれらの絶景も、いつもそこにある日常の一部なんですよね。

そこを、観光客のニーズに合わせていろいろ工夫をし、設備を整えて、喜ばせようとしてくれているということを随所に感じ、とても暖かい気持ちになりました。反対に観光客も町の活性化に貢献し、お互いに働きかけ合っているというか。

だからこそ、その土地を尊重する気持ちを忘れずに観光を楽しみたいな、とあらためて感じる一日となりました。

そんな北海道のへそエリアへの観光おすすめ時期はやはり、6月~10月の間です。特に7月中旬のラベンダー、9月末~10月上旬の紅葉の時期に行くことができれば最高でしょう。

記事ではお伝えできていない魅力がまだまだたくさんありますので、みなさんが直接美瑛・富良野エリアを訪れて、名所の数々を満喫される日が来ることを、私も楽しみにしています☺

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!

ではまた。 Polly

上富良野の日の出公園から見える農園風景

※記事内の写真は全て2018年9月11日に撮影したものです。